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忖度する人の25個の特徴(続き6)

上記の「長いものに巻かれる」などからもうかがえるように、忖度する人は「したたか」な一面を持っている人が多いです。

したたかとは、「しぶとい」「一筋縄ではいかない」など、一癖も二癖もあるような意味合いにとられることが多々あります。

それらをもってして、忖度を上手く使って、自分にとって物事が優位に運ぶように計算しているようです。

とは言え、全ての人がそのように計算高い人ということではありません。

したたかは、「強か」と書くことから、強い様子やしっかりしているという意味でも使われることがあります。

なので、したたかな人はしっかりしていて、忖度の分別もできている人もいると言えます。

25.順調に出世している

25個目は、「順調に出世している」です。

人を思いやることができるからこそ、周囲から信頼を寄せられ、順調に出世街道を歩んでいるようです。

忖度の良い面を見事に発揮しているからこその結果と言えるでしょう。

あるいは、上手く立ち回ることで、スムーズに出世していっている人もいます。

相手の意向に沿っていると同時に、自分にも恩恵が回ってくるように、緻密(ちみつ)な忖度がなされているようです。

いずれにしても、上に立つからには、上の人だけでなく、下の人にも尊敬されるような人であり続けてほしいですね。

忖度はもとより、忖度がなくても周囲と上手くやっていけるような手腕も発揮してほしいと思います。

忖度する人ほど褒められる矛盾

上記で、「忖度する人の25個の特徴」を紹介しました。

「なるほど!」と思うものもあれば、「ん?」と思うものまで、様々な忖度の形がありましたね。

同じ忖度でも、中身の良し悪しによって、意味合いやもたらす影響は大きく変わってくることがわかりました。

良い面があるとは言え、忖度は「目上の人に対する意向のくみ取り」「利害関係」に大きく傾きがあるように思います。

思いやりのように、相手を問わず、利害関係の有無も関係なく行われるものとは、やはり違うものであると言えるでしょう。

にもかかわらず、「忖度する人ほど褒められる」といった矛盾が生じることが往々にしてあります。

上記の特徴でも紹介しました「長いものに巻かれる」「相手によって態度を変える」など、特定の人に媚(こび)を売っているように見える行為によって恩恵を受けているようです。

もちろん、良い意味の方の忖度によって褒められている人もいるので、一概には言い切ることができません。

が、悪い意味の方の忖度によって褒められる人は、それだけ頭の回転が速く、瞬時に切り替えができるなど、ある意味「要領が良い人」と言えるでしょう。

そうした点は、ある意味見習うべきところなのかもしれません。

とは言え、それは決して人まねではできないことも確かです。

得手不得手があるように、あなたにはあなたに合ったやりかたがきっとあります。

自分流の忖度を見つけて、自分に合ったものに変えていけばいいのではないでしょうか?

現代で伴う忖度のリスク

上記で、「忖度する人ほど褒められる矛盾」について紹介しました。

しかし、リスクも同時に存在しています。

それは、現代が情報社会であることが大きく関係しています。

忖度の特徴で、「未だ情報社会だということをわかっていない」とありましたが、まさにそれです。

現代は、多くの情報が飛び交っていて、様々なところから情報が出てきます。

いつでも・どこでも・誰でも情報を出すことができる、しかし、中には「真実ではない情報」もあります。

行き過ぎた忖度をする人への戒(いまし)めを込めた情報、上手く忖度をする人への嫉妬から来る情報など、善意や悪意によってもたらされる情報があります。

それが真実であるにしろ、そうでないにしろ、それらの情報の真偽を確かめることなく鵜呑みにしてしまう人も少なからず存在しています。

「人の噂も七十五日」「人の口には戸が立てられない」などがあるだけに、一度広がった噂は長く残り、形としても残り、さらに真実とはかけ離れた噂が蔓延(まんえん)する恐れも考えられます。

とても重要なことなので、以下の項目でももう一度おさらいします。

情報が漏れやすい現代では忖度はほどほどに

上記でも書きましたとおり、情報が漏れやすい現代では忖度はほどほどにする必要があります。