例えば、嫌な出来事が起こった時まるでこの世の終わりのような感覚が襲ってくるようなこともあります。
そして、腹が立つ出来事などがあると、相手のことを完膚なきまでに叩きのめしたいとまで思うことがあります。
どれも普通の状態では考えないようなことですが、冷静でいられなくなった場合には考えてしまいがちなことです。
そのまま思いとどまることなく、そのまま行動してしまえば必ず後から後悔してしまうような出来事が起こります。
しかし、一度考え直すことによって多いとどまることができますので、冷静でいられる可能性が高くなります。
一度立ち止まってみることが必要
考え直すということは言葉にするのは簡単ですが、冷静でいられない時には非常に難しい選択でもあります。
しかしながら、冷静でいられるためには非常に重要な方法になります。
考え直すことによって改めて考え直している間、クールダウンをすることができるようにもなり、熱を下げる効果も期待することができます。
そして、クールダウンすることによって間違った考え方だったということに気が付けるようにもなるはずです。
間違った考え方をしていたということに気がつけると、その後の行動などは冷静な判断で行えるようになりますので、一時的な感情による行動は防ぐことができます。
なので、冷静でいられない状況が生まれた際には、まずはクールダウンをすること、そして一度立ち止まって自分が行おうとしていることは本当に正しいのか考えてみてください。
そうすることで間違った行動を防ぎ、正しい選択を得られるようになります。
何に対して冷静さを失っているのかを考える
冷静さを保つためには考え直すことが重要だとお伝えしましたが、考え直す際にはちょっとした工夫を取り入れてみることも大切です。
例えば、なぜ今自分自身が冷静でいられなくなっているのかということを考えてみてください。
自分が冷静でいられなくなった理由を考えることによって、自分が何に対して納得できていないのかということを見つけることができます。
そして自分が納得できていないことを冷静に考えてみた時に、論理的に物事を見ることができるようになります。
そうすることができれば、意味のない行動を取ったりすることはなくなり、問題を解決するためにはどうすればいいのかということを考えることができます。
根本的な原因を突き詰めて考え、その問題に対してどう向き合うべきなのか常に考えるようにしてみてください。
4.客観的に見るとどう思うのか考える
次にご紹介する冷静さを保つための方法として「客観的に見るとどう思うのか考える」という方法が挙げられます。
そもそも客観的とはどういう意味なのかと言うと、簡単に言えば自分自身の事を第三者として捉え見ることを意味しています。
つまり、今巻き起こっている一連の流れであったり、自分の行動などを第三者の目線で考えてみるということです。
では、なぜ客観的に物事を見ると冷静さを保つことができるのかと言うと、客観的に物事を見ることができれば冷静に物事を分析できるようになるからです。
例えば、自分自身にとって非常に腹立たしい出来事が起こったとします。
当然そのようなことが起きれば怒りの感情に駆られてしまいがちになりますが、もしも全く同じことが第三者の身に起きた場合を考えてみてください。
自分自身ではなく第三者の身に起こった場合、当然ながら自分自身の身に巻き起こったときと比較すると、それほどまでに怒りを感じないはずです。
当たり前のことかもしれませんが、結局他人からの目線で考えてみると、自分が行おうとしている行動はそのように見えてしまうのです。
つまり、客観的に物事を見ることで、周りからどういう風に見られているのかということを理解でき、それが正しいのか間違っているのかを判断することができるようになります。
自分だけの主観的な目線で物事を考えてしまうと視野が狭くなってしまうように、客観視することで広い視野で物事を見ることができます。
これが自分自身が冷静でいられる方法につながるので、冷静さを失ったときには、あえて物事を客観視するようにしてみましょう。
違う視点から見ることで違う考え方が生まれる
物事を客観視することによって冷静でいられる可能性を高めることができるとお伝えしましたが、それ以外にも客観視することによって得ることができるメリットはあります。
例えば、物事を客観視することによって違う視点で物事を見ることができ、違う考え方を見つけることができるようになります。
自分自身の主観では相手が一方的に悪いと思っていたとしても、客観視して考えてみた時に相手はそれほど悪くなかったように見えることもあります。
しかしながら、主観的な目線でしか物事を判断できないとどうしても相手が悪いようにしか思えなくなります。
客観視することによって、一方的な主観を取り除くことができるようになり、より一般的な目線で物事を測れるようになります。
これも冷静でいられるために必要な考え方ですし、クールダウンすることができる一つの要因にもなりえます。
なので、冷静でいられないときや、自分自身の主観でしか物事を判断していないと気が付いた場合は客観視の大切さを思い出してください。