しかし、そんな孤独なダンスではありません。
ディスコやクラブでは必然的に多くの人が集まるので集団でパラパラを踊ることになります。
では、それ以外の人はどうなのでしょうか?
その他の場所で踊っていた人達も、独りで踊るというよりは大人数で踊っていました。
大人数で踊るからこそ楽しくて、周りに人がいるからこそ踊りがいがあるものなんです。
その点では、他のジャンルのダンスと変わりありませんね。
パラパラの歴史
パラパラとはどんなダンスで、どんな時代に発祥したのか分かりましたか?
1980年代というと、とても遠いような気がしてしまいますが長い歴史の中から見るとまだまだ最近なんですよね。
要するにパラパラというダンスは、できてまだ間もないダンスということ。
1980年代から1990年代初期のパラパラブームに比べれば、現代人には注目されなくなってしまったパラパラですが、そのダンスにはちゃんとした歴史があるんです。
ダンスに歴史がある!?なんて驚いてしまうかもしれないですね。
ここでは、パラパラが発祥してからどの時期にブームになったのか、そしてその時代にはどの層を中心にして踊られていたのかをお伝えしていきます。
偉人についての歴史を知ったときもそうですが、その人の歴史をしることによって「相手のことをもっと知りたい」という気持ちが芽生えたり、愛着がわいたりするもの。
まだパラパラに対して良い印象を持てていない人ほど、パラパラの歴史を学んでみましょう!
1980年代発祥
さきほどもお伝えしましたが、パラパラは1980年代に発祥した比較的新しいダンスになります。
そのため、今のうちに歴史を学んでおけば、何も難しいことはないんですよね。
では、1980年代にどのように発祥したのでしょうか?
発祥の由来
ダンスの発祥というと、何か儀式を行うために作られたものなのかな・・・なんて思ったりしませんか?
そのような条件で誕生したダンスももちろんありますが、パラパラはそうではありません。
実は、大学生によって作り出されたダンスです。
1980年代において、明治学院大学では1年生の体育の授業で必ずある体操を覚えなければいけませんでした。
その体操というのは、腕をシンクロさせないもの。
少し難しそうですよね。
そのダンスを大学2年になってまでも踊っていた当時の学生(法律学部の方)がいたんです。
その方がツバキハウスというディスコで踊っていたところ、周りの人から「それいいじゃん!」と受け入れられたんですよね。
そしてそのツバキハウスにいる人達はみんな、そのダンスを踊るようになりました。
そして、これはのちにパラパラと呼ばれるようになるまで成長します。
というのも、1980年代にダンスがなかったというわけではないんですよね。
ダンスはありましたが、パラパラのように腕を動かすというダンスがなかったためにすぐに若者たちがトリコになったんです。
いつの時代になっても、人間というのは新しいもの好きなんですね。
第一次ブーム
パラパラはあらゆる時代でブームを巻き起こしてきました。
そのブームは、3つに別れています。
その中でも1つ目のブームは、1980年代、まさにパラパラが発祥してスグに起こりました。
当時は、大人の楽しめるダンスとして高級ディスコなどで踊られていたんです。
そのため、まだ一部の人しかしらないダンスとしての扱いになっていました。
その時代には有名だったディスコのある六本木、麻布十番のお店において女性客を集客する仕事をしていた黒服さんたちが踊っていたダンスだったんです。