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似ているけど違うもの25選。違いが...(続き3)

9.国産牛と和牛

「国産牛と和牛」どちらを聞いても日本が産地の牛肉を想像しますね。

しかし、和牛とは原産地関係なく言われているところがありますが、4種類しかなく、どれも日本国内で作られています。

その4種類とは黒毛和種(日本全国で作られている)、褐毛和種(あかげわしゅ・熊本や高知産が多い)、無角和種(むかくわしゅ・主に山口産)、日本短角種(にほんたんかくしゅ・主に岩手、北海道産)です。

いづれも日本で作られているので、和牛は日本で作られている牛肉と思うのも納得がいく一面があります。

国産牛とは、上記の4つ以外の日本国内で飼育された牛肉を指します。

「国内で飼育されている」という条件が合致すれば仮にその牛肉が外来種であっても国産牛として認められます。

ですので、オランダ産と言われるホルスタインのオスの牛肉であっても、日本で飼育されていたら「国産牛」なのです。

もし本当に日本生まれで尚且つ、日本で育った肉を食べたいということであれば、和牛に限るというところもあるのでしょう。

10.中国料理と中華料理

ラーメンや餃子などの料理は日本人にも親しまれていて、それらのくくりを適当に「中国料理」とか「中華料理」と言ってしまいますが、この二つにも違いがあります。

中華料理は日本人が好むようにアレンジしている料理の事を指します。

よく日本料理である寿司等が世界に広がっていますが、その現地の方の味覚に合うように作られている事も多いです。

例えば、アメリカのカリフォルニア巻きと言う日本のお寿司のようなものがあるように、日本においても、海外の料理を日本風にアレンジしているということはよくあることです。

それと同じような感じと言えるでしょう。

それに対し、中国料理は中国の方が食べている本場の料理です。

四川(シセン)料理、広東(カントン)料理、山東(サントン)料理、江蘇(コウソ)料理の4種類があります。

我々が普段食べ慣れている方は、中華料理の方で、本場の中国料理はレストランなどで食べることも多いですよね。

11.そうめんとひやむぎ

似たような食べ方をすることから一見違いが分かりにくいですが、この二つの違いはズバリ、麺の太さにあります。

そうめんが直径1.3mm未満と細く、ひやむぎが直径1.3mm以上、1.7mm未満となっています。

その一方で、手延べの場合はこの直径関係なしに、そうめんとひやむぎどちらを名乗っても問題ないとされています。

そうめんとひやむぎは、何となくたくさんのお湯で煮てめんつゆをつけて食べるイメージが強かったですが、このように麺の太さなども関係してくるところがあったのですね。

あまり注意深く見ていないと、よくわからない違いともいえるでしょう。

12.おにぎりとおむすび

この二つは特に大きな差はないと言われていますが、「おにぎり」が日本全国で言われるのに対し、「おむすび」は主に関東から東海道にかけてそのような呼ばれ方をすることがあると言われています。

地方によって呼び方が違うというところもあるのですね。

しかし、コンビニでもおむすびという言葉は使われていることがあるなど、そこまで厳密でもなくなってきたというところもあるでしょう。