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夜行性の生き物24選(続き5)

虫や蛇など、知らなかったことも多いかもしれませんが哺乳類の動物にも多くの夜行性生物が存在しています。

意外なものも多いため、一緒に確認していきましょう。

ネコ

最近は共働き家庭が多くなっていることから、犬よりも飼育のしやすいネコはペットとしてとても人気がありますよね。

今では愛らしい品種がたくさんいるネコですが、もともとはネズミを捕獲するために調教されるようになったヨーロッパヤマネコを家畜化したのが現代のネコと言われています。

ネコは今では昼間でもよく活動をしているので、「夜行性」と言われてもピンと来ない人もいるかもしれませんね。

もともとネコが夜行性と言われるようになったのは、祖先であるヤマネコがネズミの狩りをしていたからです。

ネズミなどの小動物は夕暮れから明け方に動き出すため、その時間帯を狙ってネコも動いていました。

ネコの目は夜間になると目が光ってみえることがあると思いますが、これはネコの目の特徴で網膜の後ろにある「タペタム」という反射板がわずかな光をとらえるからです。

このタペタムのおかげで夜間の暗い中でも獲物を見つけることができるのです。

ネコの目が光って見えるは、ある意味夜行性ゆえの名残なのかもしれませんよね。

コウモリ

コウモリといえば、物語でドラキュラとともに夜に活動をしているイメージの強い哺乳類です。

あまり本物を見かけたことがない人も多いかと思いますが、こちらは夜行性生物なので主に日没前後から日の出くらいまで活動しています。

夜間は翼で空中を飛び回っているのが特徴です。

コウモリ駆除という言葉があるように、人の家に巣を作ることもあり、天井裏や換気口、橋の下、建築物の瓦の下、倉庫などに巣を作り、そこを糞だらけにしてしまったりします。

また、アパートなど音の響きやすい建物などは、最上階に住んでいる人などはコウモリの音で夜眠れないなどもあるようです。

夜行性なのに人間の近くに生息しているだけに、その被害に悩んでいる人も多いのです。

トラ

トラは一見ネコのように見える愛らしい顔をしていますが、百獣の王ライオンと並ぶ強さを持つネコ科の食肉獣とも呼ばれています。

そんなトラもじつは夜行性生物に一種で、日中は深い草の茂みなどに潜んでいます。

しかし夜間になると行動が活発化し、大型でおっとりとした動きが特徴のシカやアンテロガウルなどの大きめの動物を襲って捕食する傾向があります。

目も良くて、動きも機敏、力も強いので、襲われたら太刀打ちできません。

捉えた獲物の近くに潜んで、何日かに分けてそれを食べると言われているので、想像するとぞっとしますよね。

そしてなんといっても、トラは人間も襲い食べることがあります。

一度味を知ってしまうと、人間が好物となってしまうので「人喰いトラ」と呼ばれるトラもいたほど、人間さえも捕食対象となるのです。

野生のトラにいつか遭遇をしたならば、要注意です。

ライオン

ライオンといえば、数々のアニメなどの主人公になるほど人気の肉食動物です。

その強さから動物の王様「百獣の王」とも呼ばれていたりしますよね。

そんなライオンは、オスは体重が250キロもあるそうなので、上に乗りかかられたら人間ならば一瞬で潰れてしまいますよね。

ライオンもトラと同様に夜間に狩りをする夜行性動物です。

どんなに早くても夕方からが活動時間で、それ以外の約13時間はずっと寝て体力を温存しているのです。

ライオンはとても強いイメージがありますが、意外にも性格がとても温和で賢く、あまり人間を襲うことはないようです。

捕食対象はトラ同様にだいたいが中くらいから大型の動物に限定されているので、日中とく眠って夜に一気に狩りに出ているのでしょう。

ジャガー

ジャガーは日本語では「ヒョウ」とも呼ばれる肉食動物です。

足が速いというイメージがある方も多いでしょう。

こちらのジャガーもライオンやトラと同じく夜行性動物であり、重さは約70キロ〜100キロあり、ライオンやトラに次いで3番目に大きい肉食動物のようです。

生息しているのは主に中南米であり、そこでは頂点捕食者の地位にあるようです。