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夜行性の生き物24選(続き6)

しかし、トラとライオンと違って木に登って樹上にいる動物や、水中にいる動物までも捕食するので、その狩りの行動範囲は多岐にわたります。

運動神経がとにかく抜群なのでしょうね!

ネズミ

ネズミは繁殖性の高い哺乳類で、よく人間がペットとして飼育しているハムスターなどもネズミの仲間です。

ネズミも夜行性なので、昼間はほとんど動きません。

夜中になると活動するのでハムスターなどが夜中にカタカタと動いでいるのはその習性故なのかもしれませんね。

また、ネズミは寒さに弱い哺乳類で人間の住処に簡単に侵入してきます。

繁殖性も高いことから、家の屋根裏などに住み着かれると何匹も生息してしまうことになるので、駆除が本当に大変です。

寒さを凌いで人の家に侵入してくるのですが、住み着かれたら夜行性故に毎日夜間の騒音の悩まされることになるので気をつけましょう!

モモンガ

モモンガといえば、愛らしい顔が特徴のリス科の哺乳類です。

モモンガは可愛らしいのですがやはり夜行性なので人間の生活リズムとは異なった生活をしています。

翼を持っているので、だいたい20メートルから30メートルほどの幅ならば、木から木に滑空することができます。

また、一生のほとんどの時間を木の樹上で生活しているので、人間のペットとして飼育するのは難しいかもしれません。

メガネザル

ウルウルとした大きな愛らしい瞳に大きな耳が特徴のメガネザルも、じつは夜行性です。

インドネシアやフィリピンなど暖かい国に生息しているサルですが、その愛らしさ故に日本の動物園でも大人気です。

体重が約100グラムしかないのですが、眼球1つ分の重さがメガネザルの脳の重さとほぼ同じと言われているので、眼がとにかく大きいことがわかりますよね。

メガネザルのこの眼はどんな暗闇でも見えるので、夜行性にとても適しているのですが、逆に昼間の光に弱くあまり見えないようです。

通常、夜行性生物の場合の多くがタペータム(網膜裏側の反射膜)というものを持っているのですが、メガネザルは一時期昼行性となったことがあり、そのときにこのタペータムを失ってしまったそうです。

タペータムを失ったことにより、眼を大きくすることで夜間の活動に適応できるようにしたと言われています。

動物はそれぞれの生き方と本能によって、体を変化させながら生きていく生き物なのかもしれませんね。

オオカミ

オオカミは犬の祖先とも言われているだけに、犬とよく似ていますがそのほとんどが狩りで生活をしている肉食動物です。

犬は人間を食べないので、いくら祖先が似ていてもやはり犬とは違うのでしょう。

オオカミは夜行性でもあり、夜間にシカやイノシシ、ヤギなどの小動物を獲物とします。

また、オスとメスでパートナーを作り行動することが多く、同じオオカミの仲間の中で優劣を決めることが一般的です。

ときに仲間と争うこともあるようで、そこで外されたオオカミは単独で行動したりすることもあります。

その習性のたとえから「1匹狼」という言葉が生まれたみたいですよ!

タヌキ

タヌキといえば、愛らしい表情と丸み帯びた体が人気の動物園でも人気のある哺乳類です。

体長は50~60cmほどしかなく、日本では基本的には河川や湖・海岸などの周辺にある広葉樹と針葉樹の混交林などの自然が多い場所に生息しています!

このタヌキもじつは夜間に行動を活発化させる夜行性なのです。

昼間はほとんど森の中で眠っていて、夜になるとネコのように眼を光らせ狩りに出ます。

しかし、人間があまりいないところでは昼間でもひっそりと活動していることがあるそうです。

普段はオスとメスのペアで活動していることが多く、このオスとメスはパートナーが死ぬまで解消させることはないほど強い絆で結ばれているそうです。

数々のタヌキのアニメや映画がありますが、タヌキが純粋で一途なのはこのような習性があるからなのかもしれませんね。

夜行性の生き物ってかっこいい!

日中は似ているのに、暗闇の夜になると活発に動き出すというのは、なんだかかっこいいですよね。

夜間に光る眼、するどい嗅覚、そして夜間に対応できるだけの強い体を持っていたり、それぞれの夜行生物たちが、自分たちが生きるための力を備えているのが凄いと思います。