ペットとして長年愛されている犬や猫。

しかしながら、未だに私たち人間には分からない事がたくさんあります。

可愛い自分の愛するペットの気持ちを知る事ができたらもっと良いと思いませんか。

今回はそんな犬や猫が人間を舐めてくる理由についてまとめてみました。

犬や猫に舐められるのはなぜ?ちゃんとした理由があります

犬や猫と言えば、飼い主に近づいて顔や手を舐めてくる事ってよくありますよね。

一見、愛情表現のようにも見えますが、舐めるという行為には理由がある事をご存知でしょうか。

また、犬と猫とでは舐める理由も異なるようです。

ここからはそんな犬や猫が舐める理由についてご紹介します。

犬が人間を舐める理由

家から帰ってくると、一目散に飼い主ところまで駆け寄ってきて、顔をペロペロと舐める犬の姿は何とも可愛らしく、犬を飼っている家ではよく見られる光景ですよね。

このように、犬が人間に対して舐めてくるのは一体どんな理由があるのでしょうか。

以下を参考に見ていきましょう。

群れの仲間同士の挨拶

これまでの研究によって、犬の祖先はオオカミであるという説が有力とされています。

オオカミと言えば、群れをなして生活をするという習性を持っている事で知られていますよね。

そんな群れの生活の中で、仲間同士の挨拶としてお互いを舐める事があります。

これは、仲間同士の挨拶のようなものであり、相手を仲間だと認めている証拠でもあります。

そんなオオカミ特有の群れの仲間同士の挨拶が、現代の犬にもしっかりと受け継がれているのです。

愛情表現

自分と同じ仲間同士で認めているという事は、同時にそれは愛情表現にもなります。

犬だって仲間と一緒にいるのはやっぱり嬉しいと感じるものなのです。

犬にとって舐めるという行為は、一番分かり易い愛情表現の方法なのです。

こうして考えてみると、ペットの犬の表情も喜んでいるように見えるのもうなずけますよね。

リーダーに尊敬

オオカミは群れを統率する最も力を持ったリーダーが存在し、他のオオカミたちは自分より強いリーダーのオオカミの顔を舐める事で、敵意を持っていない事を示していたのです。

こうする事によって仲間同士で争う事も無く、オオカミは群れとしての調和を保ち続けているのです。

そんなオオカミの習性が現代の犬にも名残となっており、人間の家族や飼い主の事を自分よりも強い相手だと認めた場合、顔を舐めるのです。

つまり、犬が人間の顔を舐めるのは、敵意が無い事、信頼している事の証という事なのです。

そう考えると、ペットの犬の事が益々愛おしくなってしまいますよね。

犬が舐める場所によって意味が異なる?!

犬は色々なところを舐める姿をよく目にしますが、人間の体の中でも舐める場所によってそれぞれ意味が異なるという事をご存知でしょうか。

ここからは犬が舐める場所とその意味についてご紹介します。

手は分析

犬は人間の顔だけでなく、手を舐めてくる事もよくありますよね。

これは愛情表現の意味でもあり、飼い主や家族など慣れている人間に対して、おやつやご飯をおねだりしている時に見られる行動の一つです。

普段からそのような食べ物を人間の手から与えられる事が多いので、自然と手を舐める犬は多いのです。

また、叱られた後なども飼い主や家族などの慣れている人の手を舐める場合もあります。

こうする事で、謝罪や反省をしている事を伝えているのです。

しかしながら、知らない人間の手を舐める場合は、挨拶をしながらも、同時にその相手の事を分析している可能性があります。

子の人間は自分に対して敵意を持っていないか、危害を加えたりしないかと確認しているのです。

特に、元々怖がりな犬は警戒心が強い為、知らない相手に急に体を撫でられたり、抱きかかえられたりした時などでも手を舐める事がありますが、心の中では不安な気持ちになっている可能性があるので注意しましょう。

脚や体は怪我を治そうとしている

もし、犬が自分の脚や体を舐めているところを見かけたら、それはもしかしたら怪我を治そうとしているのかも知れません。

怪我をしているところを見つけると、舐めて汚れを落とそうとするのは犬の本能による行動の一つです。

また、怪我をしてない場合でも、体に違和感がある時にも同じような行動を見せる時があります。

散歩をしている時などに、突然犬が自分の脚や体を舐めるような事をしていたら、犬の体にどこか異常がないか見てあげましょう。

特に犬の体の中でも脚は怪我をしやすく、脚の指の間に石などが挟まってしまったり、肉球の部分にトゲやガラスの破片などが刺さってしまう事もあるので注意が必要です。

また、怪我をしているわけでもないのに、同じところを何度も舐めるような時もあります。

これは犬が何か不安に感じている事があったり、ストレスが原因である場合があります。

特に前脚を頻繁にそれも長い間舐め続けているほど、ストレスを感じている可能性が高くなります。

放って置くと、舐めている部分の毛が抜けてしまったり皮膚炎などになってしまいかねないので、早めに病院で診てもらいましょう。

人間の脚を舐めるのは遊びたいから

犬が人間の顔や口の周りを舐めてくるように、人間の脚を舐めてくる事もよく見られます。

ほとんどの場合、この時の犬の気持ちは遊んでほしいと思っていると言われています。

できるだけ構ってあげましょう。

また「早く!早く!」と言わんばかりに、人間の服を噛んで引っ張るような行動も犬にはよく見られますが、これも遊んでほしいという気持ちの表れです。

しかしながら、服が破れてしまっては困ってしまいますし、一度癖になると何度もせがんでくるようになってしまうケースもあります。

そのような場合は、犬をしっかりとしつけるようにしましょう。

そうすればきっと犬も分かってくれるはずです。

地面や床は物色

地面や床をクンクンと匂いを嗅ぎながら舐めるところもよく見られますが、これは匂いを嗅ぎつけ、何か美味しい食べ物があるのではないかと物色している事を表しています。

犬だけでなく、猫や他の動物にも見られる行動ですよね。

犬は嗅覚以外にも、舐めてその匂いや味を確認する習性があります。

しかしながら、場所によっては口に入れては危険な物が床に落ちている場合もあるので注意しましょう。

また、ワックスなどに有害な物質が含まれている場合もありますし、ゴミなども一緒に舐めてしまうかも知れません。

そのような時は犬が苦手な、お酢や木酢などが入っているスプレーを床にかけておくと効果がある場合があります。

ペットショップでも購入できますが、自作したものでも大丈夫です。

但し、何か物色をしている以外にも、運動不足でストレスを感じていたり、ただ退屈と感じている時にも床を舐める時があります。

心当たりがあれば、是非犬を散歩に連れて行ってあげましょう。

もしかしたら満足して床を舐めるのを辞めてくれるかも知れません。

また、散歩の途中でおしっこを舐めてしまう事がありますが、これはおしっこに含まれるミネラルを摂ろうとしている為です。

しかしながら、ストレスが原因で他の犬や自分の糞も口に入れてしまう事があります。

犬や他の動物の排泄物には犬に悪影響となる成分や、病原菌が多く含まれている可能性があります。

ミネラルはドッグフードなどにも十分含まれているので、なるべくおしっこや糞を舐めさせないようにしつけをしておきましょう。

口や顔はアピール

犬が人間の口や顔を舐めるのは相手に対して愛情表現の表れです。

飼い主の事を自分より立場が強い存在であり、敬意を払っている証拠でもあります。

できるだけ舐めさせてあげましょう。

家に帰ってきた時や、久しぶりに再会した時にも勢いよく駆け寄ってくるのもうなずけますよね。

また、もう一つ考えられる理由として、お腹を空かせている場合も口や顔を舐めてくる事があります。

これは、犬の祖先と言われているオオカミの習性でもあり、子供のオオカミが母親のオオカミの口や顔を舐める事でお腹に入っているエサを吐き出させようとしている行為が名残となっているとも言われています。

こうして考えてみると子供が母親にご飯をせがんでいる姿とどこか似ているように見えるかも知れませんね。

犬にも人間と同じようにそれぞれ性格や癖がありますので、自分のペットに照らし合わせてみましょう。

猫が人間を舐める理由とは?

猫もペットとして多くの人から愛されていますよね。

実際に猫をペットにしている人の中にはなぜ人間を舐めるのか気になった事があるのではないでしょうか。

どんな理由があるのか、以下を参考に見ていきましょう。

信頼

例えば飼い主が家から帰ってくると、差し出した人間の手を猫が匂いを嗅ぎながら舐めてくる事がありますよね。

猫はとても匂いに敏感なので、自分と違う匂いがする事を嫌う傾向があります。

その為、匂いを嗅いだ後に手をペロリと舐めるのは自分と同じ匂いだと確信しているという事であり、そんな飼い主の事を信頼しているという気持ちの表れなのです。

猫のボディチェックは厳しいので、違うにおいがする他人の事はなかなか舐める事はありませんが、舐めてくれたという事は心を開いてくれていると思っても大丈夫なようです。

愛情

猫は同じ匂いのするものを仲間と認識します。

そして、そんな仲間を舐めて更に仲間意識を伝えようとします。

それが猫にとっての愛情表現でもあり、猫にとっても気持ちが落ち着くのです。

猫に舐められるとザラザラしていてちょっと痛いと感じる事もありますが、人間の顔や手を舐めるのも同じ事なので許してあげて下さいね。

また、猫によっては舐め方も様々です。

少しだけペロっと舐めるだけの猫もいれば、しばらく舐め続けている猫もいます。

更に舐めている事でどこかにスイッチが入ってしまい、つい噛んでしまう猫もいますが、決して悪気は無いのでそれも許してあげて下さいね。

におい消し

猫は元々、夜行性のハンターと言われている動物です。

敵に存在を気付かれないようにする為、自分の体を舐めて匂いを消す習性を持っています。

家猫でも、外から帰ってきた飼い主を舐めるのは、自分以外の匂いを消して安心したいという気持ちもあるのです。

また、人間や自分のテリトリーとなる場所や物に対して自分の体や頭をを擦りつけるマーキングには、自分と同じ匂いを付けて安心感を得ているのです。

このように、猫は匂いで色々な物を判断し、時には舐めて嫌な匂いを消しているのです。

たまに、飼い主が猫を撫でた後すぐに、その場所を舐める猫もいますよね。

一見、嫌われているのかなと思ってしまいますが、これも猫の習性なので許してあげて下さいね。

グルーミング

グルーミングとは毛づくろいの事です。

猫を何匹か飼っているという人は、猫がお互いに毛づくろいをしてあげている姿を見た事があるのではないでしょうか。

他にも屋根の上などで野良猫同士が舐めあっているというのもよくある光景ですよね。

このように、猫は仲間同士で毛づくろいをして、愛情表現をしているのです。

毛づくろいをしている時に猫を触っていると、人間の手を舐めてくる事もありますが、これは毛づくろいをしてもらっていると思っているからであり、そのお礼という気持ちの表れでもあります。

このような場合も、信頼関係ができているという証拠であり、違う匂いのする他人には体をなかなか触らせてもくれない事が多いのです。

尚、猫は綺麗好きとも言われているように、毛づくろいをして毛についた汚れや抜け毛を取り除くようにしています。

また、何かに驚いた時などにも自分の体を舐める事がありますが、こうする事によって落ち着きを取り戻そうとしているのです。

猫は人間と違い、汗をあまりかく事がありませんが毛づくろいをする事で、体温調節の役目もあるのです。

かまってほしい

夜中皆が寝静まっている時に、家で飼っている猫が突然人間の顔や体を舐めてきて起こされてしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。

上の記事でもご紹介したように、人間と違って猫は元々夜行性です。

厳密に言うと野生の猫は夕方と朝方が最も活動が活発になる時間。

獲物となる鳥などの活動が始まる時間でもあり、狩りにはうってつけの時間なのです。

現代の猫もそんな習性が残っている場合があり、つい寝ている人間を起こしてしまう事もあります。

つまり猫の立場からすると元気いっぱいなのでかまってほしいという気持ちの表れなのです。

起こしてくれるのはありがたいのですが、まだ外が暗い内に毎度起こされるのは勘弁して頂きたいものですよね。

一緒に遊んであげれば猫も喜びますが、厄介な事に一度猫がそれを覚えてしまうと、何度も寝ている人間を起こす癖がついてしまう事があります。

その為、起こされたくない時は心を鬼にして相手にせず、寝たふりをしてしまいましょう。

そうすれば猫も次第に諦めてくれるはずです。