人間は日々の日常をほとんどの人が太陽が登る昼間に活動をし、太陽が沈む夜に眠るというサイクルで過ごしていますよね。
しかし、それとは真逆に夜行性動物といって夜に活動をして昼間に眠る動物がいるのをご存知でしょうか?
もちろん人間でいう、仕事の夜勤とはまったく異なるもので、その動物の生物学的要素がそうさせているのです。
では、具体的に夜行性動物にはどんな種類の動物が含まれているのか?
今回はこちらで詳しくご紹介していきたいと思います!
夜行性ってどんな生き物?
夜行性とは「昼間は寝ないで夜に活動する」というイメージが思い浮かぶ人も多いと思います。
とくに哺乳類や動物に多く、夜行性の生き物たちは太陽の沈む日没から太陽の日が昇る夜明けまで一晩中活動しています。
そして逆に人間が活動をしている昼間はしっかりと寝ているのです。
暗くなってから摂食や生殖などの活動を行っているだけであって、自分たちが生きていくために必要な活動はきちんとこなしているのが面白いですよね。
日没の時間から夜明けまでとなると、大体が昼間に太陽が登っている時間と割合的には同じくらいになりますので、活動時間としては夜間でも十分なのでしょう。
夜に活動して昼は寝ている性質
夜行性の生き物でも、その種類は様々です。
たとえば日没後と夜明け前に2回の活動する生き物がいたり、日没後の夜間のみ活動する生き物もいます。
同じ夜行性でもそのあたりは生き物によって異なるようです。
「夜に活動して、昼間は寝ている」という性質だけが同じところで、その内容や生き方はそれぞれの生物によって様々なのでしょう。
人に対して夜行性と表現することもある
夜行性生物といえば、外で自然の中で暮らしている動物や哺乳類に多いですが、たまに人に対して「夜行性」と表現することもありますよね。
たとえば、あなたの周りにときどき「昼間に活動するより、夜のほうが元気がでる」というタイプの人はいないでしょうか?
仕事の職種や勤務体制などもあえて夜の夜勤帯を狙って仕事を決めたりする人もいますよね。
夜の仕事は基本的に、昼間よりも時給が高いという好条件だからという理由もあると思いますが、それが慣れてくると夜の暗闇を見るとつい落ち着いてしまったり、人が活動していることが少ない時間帯である夜のほうがなんだか安心する…という心情になっていく人もいるようです。
それがまさに人でいう「夜行性」タイプの人なのでしょう。
優れた聴覚を持つ傾向にある
夜行性生物は、じつは人類が始まるずっと遥か昔の恐竜時代から生息していたといわれています。
夜行性生物が夜間に活動するようになったのは、生物学的要素の違いというのももちろんあるかと思いますが、この恐竜時代に恐竜から身をひそめながら生活するために、恐竜が寝ている夜間に活動していたためという可能性があるようです。
夜間に活動をするためには、視覚はほとんど使えないのでそのために夜行性生物たちは、優れた聴覚を頼りに周りの物を判断していたのです。
そこからさらに臭覚も発達させ、食べ物の在り処や自分たちの寝床など、生活に必要なものの場所を判断し生活していたようです。
現在、夜行性生物といわれている動物たちの聴覚が優れているのは、長い歴史上の中での習慣が次の次世代へと残り続けた結果なのかもしれません。
夜行性の生き物24選
夜行性生物がどんな生き物なのか?その性質についてをご紹介させていただきました。
では、次に具体的にその性質を持ち合わせている夜行性生物には、一体どんな種類の生き物がいるのかを解説させていただきます。
たくさんの種類の生き物が夜の世界を生きているのですが、なかには意外な生き物も夜行性生物だったりするかもしれません。
一緒に詳しくチェックしていきましょう!
鳥
鳥類は、約1万種類もこの地球に生息していると言われています。
種類だけでもたくさんあることがわかりますが、鳥の歴史もじつはとても長いのです。
もちろんその歴史は人間が生まれる遥か昔からのことで、鳥類は1億5,000万年から2億年前に誕生し、獣脚類恐竜から進化したことがかわっています!
言われてみれば、恐竜のなかにも羽を広げそら飛び回り、細長いクチバシをした2本足の生物がいたかと思います。
鳥の祖先がその獣脚類恐竜だとすると、鳥は人間なんかよりもずっと遥か昔からこの地球に生きていたことがわかります。