犬を飼っている方、周りに飼っている人がいるという方、飼ってはいないけれど犬は大好き、という方もいらっしゃるでしょうね。

犬は古くから猫と共に日本で愛されて人々と共に暮らしてきた動物です。

ペットというより家族やパートナーと言った呼び方の方がしっくりくる、という方も多いのではないでしょうか。

飼い犬の気持ちが知れたらな…思った事ありませんか?

一緒に暮らしているわんちゃんと会話ができたらいいのに、なんて思ったこと、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

小さいときに、話し相手や友達になってほしくて犬と会話したいなと思ったり、飼い犬が具合が悪そうだけれどどこがどう辛いのかわからなくて、どう思っているのかがわかったらいいのにと思ったり、いろんな経験があるかと思います。

犬の言葉を翻訳する玩具や携帯アプリなどもありますよね。

まだ精度としては完璧とはいえないものではありますが、使ったことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

同じ言語でなくても、お互いの気持ちが通じ合うということはとてもうれしいことですし、一緒に暮らしていくのも快適になりますよね。

様々な形で気持ちを伝えている飼い犬達


実際に犬を飼っている方の中には、「うちは通じ合っているよ!」という方も多いのではないでしょうか。

犬は人間の言葉をほぼ理解していますし、いつも一緒にいる飼い主さんにとってはちょっとした表情や行動で、わんちゃんが今何を考えているか、ある程度わかっているという方がほとんどかもしれません。

わんちゃんたちはいろんな感情を伝えてくれています。

勘違いして捉えている場合も

わかっているつもりでも、勘違いしているということも時にはあるでしょう。

それは日本語が通じる人間同士でも時々起こること。

人間同士なら話し合って解決することもできますが、言語ツールが違うと解決はちょっと大変ですよね。

犬と人間の間での勘違いは、だいたいが人間が勘違いをして、犬が我慢をするというパターンにはまりがちです。

人間としては悪気はないのに犬のことを誤解して怒ってしまって、犬から怖がられたり信用を失ったりするのは避けたいですね。

気持ちが分かると今以上に仲良くなれる!


勘違いをできるだけ減らして、相手の気持ちがわかれば自分の取る行動も変わってきて、より円滑に行動できるようになるのは、犬と飼い主だけでなく様々な関係でも言えることです。

でも飼い主は、自分と種族の違う動物という命を手元に置き、命の終わりまで人間社会の中で管理をしていく責任というものがあります。

犬の気持ちを理解しようと努力するのは当然の義務とも言えます。

もちろん、仲良くなれれば飼い主さんも楽しいし、犬も楽しくなって、お互い良いこと尽くめですね!

犬の気持ちが知れる12個の行動

わんちゃんたちは日本語は話しませんが、犬族の言葉で多弁に様々なことを語ってくれています。

今回はそんな犬族のちょっとしたサインをご紹介していきます。

ぜひあなたとわんちゃんとの楽しい日々のために役立ててくださいね!

1、首を困った様に傾げる

犬が首を傾げる様子はとてもかわいいですよね。

右に左に交互に傾けることもあります。

人が首を傾げるときは、困ったときや疑問に思ったときが多いですが、犬の場合はなぜ首を傾げるのでしょうか。

一生懸命、飼い主の声を聴こうとしている

実は困っているのではなく、音を聞こうとしているのです。

犬が首を傾げているときというのは、飼い主さんが何かを話しかけていたり、何か音が聞こえていたりするはず。

それがなんなのか、どこから聞こえてくるのかを確かめようとしているのです。

犬は人には聞こえない音域の音でも聞き取れるので、首の角度を変えることで詳細に聞き取り、音源やその意味を突き止めようとします。

不思議だなと思っている

いつもは聞き慣れない音が聞こえてきて、不思議だなと思って首を傾げることもあります。

野生の本能で、いつもと違う=危険かもしれないと思うので、だからこそなんの音なのか、どこから聞こえてくるのかを知ろうとするようです。

わざと首を傾げている

犬は賢い生き物で、飼い主が喜ぶ姿がとても好きです。

前に首を傾げていたときに、飼い主が「かわいい!」と喜んでいたな、という記憶があると、飼い主を喜ばせるためにわざと首を傾げてかわいい姿を見せることがあります。

わざとかわいい姿を見せるのはあざといのではなくて、飼い主さんを喜ばせるためなのです。

場合によっては病気の可能性も

首を傾げるのがあまりに頻繁だったり、傾げて耳や首などを掻こうとしたりする場合は、耳や皮膚の炎症などの病気である可能性もあります。

よく注意して見てあげてください。

2、あくびをする

犬のあくびはかわいらしいし、伸びをしながらおもいきりあくびをしているのを見るとこちらまで眠くなってきてしまいます。

では、眠たいからあくびをするのでしょうか。

昔は人間社会でも、あくびをするのは眠たいから、気持ちがたるんでいるから、という扱いをうけていました。

あくびは実際に眠い時にも出ますが、疲れたときや退屈なとき、緊張しているときや起きたばかりのときにも出ます。

酸素を取り入れて眠気や緊張状態から脱しようとしたり、脳の温度が上がりすぎたので調整したりするためのものです。

では犬の場合はというと、人間と同じです。

眠いときはもちろん、緊張している自分を落ち着かせるためのカーミングという行為にあくびが含まれています。

ストレスを感じているときもあくびをします。

あまり怒らないで!

飼い主さんが怒っているときにあくびをすると、飼い主さんとしては真面目に聞いてない!と思ってしまうかもしれません。

でもカーミングとしてのあくびで、怒られている緊張をほぐそうとしたり、自分はあなたと争う気はないので許してください、という意味だったりするので、あくびをしたからといって怒らないであげてください。

あくびがうつることも

人間同士でもあくびがうつることがありますよね。

これは無意識に相手のまねをしていたり、感情移入をしたりするからだと言われています。

これと同じことが、人と犬の間でも起こるのです。

これはわんちゃんが飼い主のことを注目しているということなので、愛されているな、と思って良いようです。

病気のサインなことも

人間の場合でも、生あくびが病気のサインであることがあります。

犬の場合も同じ。

体調不良や病気の辛さがストレスになり、それを発散しようとあくびをしているということもあり得るので、おかしいと思ったら様子に注意して、必要であればすぐ病院へ連れて行ってあげてください。

3、前足を舐める

自分の前足をぺろぺろ舐めている姿、猫が顔を洗っているみたいでかわいい、なんて思っていませんか。

確かにかわいいのですが、ストレスをためている可能性があるので要注意です。

【ペットの舐める行為については、こちらの記事もチェック!】

実は自傷行為?!

自分の足を舐めることは、不安や不満を紛らわせるために行う自傷行動とも言われています。

分離不安と言って、過剰な寂しがり屋さんのわんちゃんは少しの間でも飼い主さんと離れると不安になってストレスを抱えてしまいます。

かまってもらえない不満もあるでしょう。

逆にかまわれ過ぎてストレスになって、足を舐めてしまうことも。

散歩に連れて行ってもらえない、運動量が足りないことがストレスになることもあります。

怪我や病気の可能性も

足を虫に刺されて痒みがある、湿疹などの炎症があるなどの場合や、関節炎、傷があったり棘が刺さったりしていて、それが気になったり治そうとしたりして舐めていることもあります。

爪が伸びすぎていて気になって舐めたり爪を噛みちぎったりして、断面が気になったり深くちぎってしまって血が出てしまっているから舐めているということもあるので、舐めている箇所をよく観察してみてください。

やめさせるには?

もちろん、原因を取り除くことです。

怪我や病気の場合はその治療を。

運動量が足りないようならお散歩のコースや時間を見直したり、お散歩とは別に運動の時間を設けたりするようにします。

舐め始めたら構ってあげて

原因を探るためにもかまってあげてください。

寂しいから舐めているようなら、遊んであげてください。

また、お留守番の時間に気が紛れるように、おもちゃやおやつをあげるのも効き目があります。

おもちゃの中におやつやフードを入れて、遊んでいると少しずつ出て来るタイプのパターンだと長く遊べるのでおすすめです。

どうしても改善しない場合は獣医さんに相談してみましょう。

精神疾患として安定剤を処方してくれることがあります。

どのような場合でも適切な治療を受けるようにしましょう。

また、犬の涙や唾液は薄茶色をしているので、特に毛の色が薄めの子は自分のよだれで足が赤茶色に染まってしまいます。

こうした汚れを落とすローションも販売されています。

ホウ酸水で拭くことでも色が薄くなりますので、気になる方は調べて試してみてください。

4、前足を乗せてくる

飼い主さんの腕や足などのちょんと前足をのせてくる姿は、とてもかわいいものです。

わんちゃんが前足を乗せてくるのは、どういうときでしょうか。

呼んでいる

人が手を相手の肩や腕に置くのと同じように、「ねぇねぇ」と呼んでいる場合。

「そろそろご飯の時間じゃないの?」「お散歩はまだ?」「一緒に遊ぼうよ」などなど、なにか訴えたいことがあります。

「お水が飲みたいのにお水がからっぽだったよ」というパターンも。

前後の行動を見守れば、飼い主さんならだいたいは何を訴えたくてわんちゃんが呼んでいるのかはわかるかと思います。

甘えている

かまってほしくて呼んでいることもありますよ。

あごを乗せてくることもよくありますが、それと同じで甘えているのです。

あごを乗せる場合は、乗せてくっついているだけで安心して寝てしまうことも多いですが、前足の場合は飼い主さんが自分の方を見てくれて、なにかかまってくれることを期待していることがほとんどです。

もっと撫でて欲しい

ぽんぽんと頭を撫でた後、ちょんと前足を乗せてくるときは、「もっと撫でて」と言っているようです。

撫で始めると前足を乗せるのをやめて、おとなしくおすわりやふせをして撫でられています。

やめると、また前足を乗せて催促してきます。

飼い主がなめられている?

甘えてくるというのは犬としての立場をわきまえていない、飼い主をなめているからわがままに振る舞うのだ、という人もいるようです。

中には足を押しのけたり叱ったりするべきだという説もあります。

確かに相手の言うことばかり聞いていては相手が増長してわがままになってしまうことがあるのは、親子や恋人どうしなど人間同士の関係でもあることです。

教育方針は飼い主さんごとに色々あるとは思いますが、なめられているのだと頭から思いこんで叱ったり邪険にしたりせず、まずどうしてそんなことをしているのかわんちゃんをよく観察してみてください。

人間も、今日はなんだかひとりでいたくない、となにか意味があるわけでなくてもなんだか寂しいときもあるものです。

5、しっぽを振る

しっぽを振っていると、喜んでいるイメージがありますよね。

さて、本当に喜んでいるのでしょうか?

とっても嬉しい!

嬉しくて振っているとき。

振る強さ、速さで喜びの度合いがわかります。

強くぶんぶんと振っているときはとっても嬉しい、ゆっくりふわっと振っていると、ちょっと嬉しいという感じです。

眠い時に飼い主さんが帰ってきて、ちょっとおあいそ程度にしっぽをふる、なんていう姿を見たことがありませんか。

嬉しいけど眠気が買っているので、嬉しさが半減しているんですね。

しっぽ振りの強さが嬉しさのバロメーターになっているようです。

甘えたい

とても嬉しいのとちょっと見分けがつきにくいですが、しっぽを振ることで自分はここにいるよ、とアピールをしています。

たとえば飼い主さんが旅行などに出かけていて久し振りに帰ったときのしっぽ振りは、「帰ってきてとても嬉しい」よりも、「僕を置いてどこへ行っていたの」「もうどこにも行かないで」という意味合いになります。

挨拶をしている

初めて会った犬に挨拶をするときもしっぽを振ります。

人間でいうと「こんにちは」というときですね。

知り合いというほどではないけれど、同じマンションに住んでいる見たことのある人とすれ違って会釈、というような場合、「私はここにいます」「あなたを認識しました」というアピールでしっぽを振ることもあります。

敵意はないというアピール

挨拶と似ていますが、敵意はない、逆らわないよという意味です。

犬同士でじゃれあっていて、どちらかがやり過ぎて相手が怒ってしまったとき、やりすぎた方がしっぽを振ることで「ごめん、わざとじゃないよ」「けんかを売ったわけじゃないよ」という意図を伝えます。

そうすると、相手の犬も遊びモードに戻ってくれます。

どちらかに傾いている振り方をしているとき

脳は右脳がネガティブ、左脳がポジティブな感情を関連があると言われており、右脳で考えたことが身体の左側に、左脳で感じたことは身体の右側に出てきます。

犬の場合もこれと同じではないか、という説もあるのです。

嬉しいときのしっぽ振りは右側に、不安なときや怖いときは左側に傾いた状態でしっぽを振っているという実験結果があるそうです。

ただしっぽの振り方にも癖や個体差がありますので、左側に傾けて自分にしっぽを振ってきたからと言って怒ったり不愉快になったりしてはいけませんよ。

しっぽを振り始めるのは生後一ヶ月

生まれてから3週間から40日程度で、子犬たちはしっぽを振り始めます。

親や兄弟と過ごす内にしっぽでのコミュニケーションを学んでいくんですね。

6、舌を出す

犬が舌を出している姿はかわいいし、嬉しそうな顔に見えることが多いので、喜んでいるのかな? と感じると思います。

舌を出すのは感情と関係あるのでしょうか。

暑い

犬は汗をかかないので、上がった体温を下げるためには口から舌を出して熱を吐き出し、唾液を蒸発させます。

元々犬の体温は38度前後と高いのですが、夏場など炎天下にいるとすぐ40度になってしまいます。

当然のことながら、クーラーのついていない部屋や車の中への置き去りは厳禁です。

興奮している

人間も興奮することで暑く感じたり汗が出たりしますね。

それと同じで、犬の場合も興奮しているときにはぁはぁと舌を出すことがあります。

脈が早くなり、呼吸も荒くなるのです。

リラックスしている

気持ちが落ち着いていると、口周りの筋肉がゆるみます。

それで舌が出てしまいます。

逆に緊張していると口周りに自然と力が入ってしまうのは人間でも同じですよね。

眠っているときでも人に比べて緊張状態にある犬は、物音などですぐに起きることが多いですが、リラックスして寝ていると全く起きないことがあります。

そんなとき、リラックスしすぎて口がゆるんできて、隙間から舌がはみ出てくるなんてこともありますね。

敵意がないことを示す

舌を出して空気を舐めるようにしたり、ぱくぱくと空気を食べるようにしたりしているのは、敵意がないと示しているのだと言われています。

落ち着きたい

カーミングのひとつで、自分が嫌な気持ちだったり、落ち着かないなと思っていたりするときに、舌を出します。

ぺろぺろとなにかを舐めることもありますよ。

病気のシグナル

暑さが耐えられない状態になり、熱中症になっているときや、心臓や血管の病気で苦しくて舌を出すこともあります。

様子を観察して少しでもおかしいと思ったら、病院へ連れていきましょう。

7、よそ見をして飼い主の顔を見ない

怒っているのに目をそらすから、「ちゃんとこっち見なさい!」なんて怒ってしまったこと、ありますか? わんちゃんはなぜ目をそらすのでしょうか。

礼儀として目をそらす

実は、礼儀として、目上の相手の前では目を見ないものなのです。

現代では、相手の話を聞くときにちゃんと目を見ることが礼儀とされていますが、もともとは人間の世界でも目上の人の目を見ることは失礼とされてきました。

そもそも顔を見ることも失礼で、御簾ごしに、しかもずっと顔を伏したまま話すのが当たり前の時代もありました。

犬の世界では現在でも、目をそらすのが正しいのです。

飼い主さんがこちらを見たら、飼い主さんは目上の人だと思っているから目をそらします。

逆に飼い主さんを対等だったり目下であると思っていたりしたら、目をそらしません。

初めて会う犬同士でも、しばらく見つめ合って片方が目をそらすという行動をとりますが、見つめ合っている間にどちらが格上かの無言のやり取りがされているのです。

どちらも譲らずずっと見つめ合ったままだとケンカになってしまうこともあります。

まずい雰囲気だなと感じたら、飼い主さん同士でリードを引っ張ったり声をかけて気をそらしたりしてケンカにならないようにしてあげてください。

嬉しくて仕方ない!

これは犬の本能というよりも、飼い主さんがしつけているからその教えに従って目をそらすパターンです。

というのも、あまり興奮し過ぎて「落ち着きなさい」と飼い主さんに言われたことがあり、それを覚えているわんちゃんは、おやつを持ってきてくれた、飼い主さんが散歩に行こうと言ってくれた、などの嬉しいことがあったときにテンションがすっかりあがって大興奮。

そんなとき、自分自身で「落ち着かなくちゃ」と思うので、わざと嬉しいことから目をそらして自分のテンションを下げようとするのです。

嫌なことから目をそらす

これは人間と同じですが、嫌なことから文字通り目をそらすことがあります。

耳掃除が大嫌いなのに、飼い主さんが耳掃除用のシートや綿棒などを用意し始めたら目をそらして、何も見ていなかったことにします。

呼ばれても聞こえないふりをしたり、連れてこようとしてもしょんぼりと目を逸らしたりするのです。

嫌だから見ていないふり、聞こえないふり、でもありますし、焦っている自分をなんとか落ち着けなくちゃ、という意味合いもあります。

8、お腹を見せる(ヘソ天)

一般的には、体の柔らかい大切な内蔵もたくさんつまったお腹を見せることで服従の気持ちを表していると言われています。

実は攻撃的な態度?

最近は、お腹を見せる行為は相手から首を噛まれないよう防御の姿勢をとりつつ、「くるならこいよ!」という意味合いだという説も出てきています。

プロレスでも、マウントポジションが優位だと言われていますが、わざと寝転んだ姿勢に自分からなって、「こいよ」と挑発することがありますよね。

できるものならやればいい、というかなり挑戦的な態度だということになります。

緊張している

犬は不安なことがあったり、相手から威圧感を感じたりしたときにしっぽを股の間に挟んでしまうことがあります。

不安が大きいとしっぽはどんどん巻き込んでいっておなかのほうまで来てしまいます。

そこまでくると、自らおなかを放り出して「私は敵ではないですから!」とアピールしてしまうのです。

服従の気持ちを表すというのに近いですね。

リラックスしている

お腹を見せたまま寝ている姿はかわいいですね。

暑くてお腹をほうりだしていることもあります。

無防備な姿で寝ていても問題がないと思っていてくれているということです。

人間のまねをして、お腹を上にして寝ようとするわんちゃんもいます。

特に意味はない

特に何かの意味があるわけではなく、なんとなくお腹を見せるということもあります。

たまたま背中が痒かったり、床に背中をつけたかったり、というケースです。

暑い時にフローリングの床に背中やお腹をつけることもよくありますね。

9、雑草を食べる

お散歩中に草を食べようとするわんちゃん。

公園や道路の脇に生えている雑草をむしゃむしゃ食いちぎって食べていて、びっくりしたことはあるでしょうか。

草を食べるというのは、どういう理由からなのでしょうか。

お腹の調子が悪い

おなかを壊していたり、寄生虫がいたり、なにか変なものを食べてしまったりしたとき。

本能で薬草を探して食べたり、草の刺激で吐いたりするために食べます。

ビタミンが足りない

ビタミン不足を補うために、葉酸を補おうとして草を食べようとするわんちゃんもいます。

ストレスを感じている

お留守番が多い、運動不足、環境が変わったなどのなにかの理由でストレスを感じ、それをなんとかしようと草を食べてしまいます。

単純に草が好き!

一度何の気なしに食べたときの味を気に入ってしまって、食べるというパターンも実はあります。

ただそれでも道端の草は除草剤や他の生き物の糞尿などなにがかかっているかわかりません。

毒や棘がある植物もありますので、食べさせない方が良いです。

草が大好きだというわんちゃんには、ペット用の食べるための草も近頃ではペットショップやお花屋さんで売られています。

昔は猫用として売られていましたが、最近では犬などペット全般のために売られているんです。

ぜひ試してみてください。

病院に連れて行ってみて

ただ草が好きなだけならそんなに神経質になる必要はありませんが、頻繁にたくさん食べようとするのなら一度病院に連れて行ってあげましょう。

お腹の調子が悪い可能性が高いです。

また、あまり草むらに入るとダニや蚊などの虫に刺される危険性も高まります。

お散歩のあとはお風呂やブラッシングで汚れや虫を落としてあげましょう。

普段から予防薬の投与も大切です。

こちらも獣医さんに相談してみてください。

10、口を舐めてくる

キスをするように口を舐めてくるわんちゃんの姿は、よく見かけます。

本当に愛情表現なのでしょうか?

甘えている

オオカミは狩りをして取った獲物を一旦食べて、子供たちの元へ戻ると吐き戻して与えていました。

そこでオオカミの子供たちは、お母さんが返ってくると口を舐めて催促するのです。

この本能が犬にも残っていて、親しい個体に対して甘えるときに口を舐めます。

大好き+”目上”が条件

親への甘えと同じなので、信頼している相手、従う相手ということになります。

大好きでかつ目上の人だと認識しているということになるので、口をなめられることは喜んでよさそうです。

塩分が足りない!

これは愛情表現ではなく、単にしょっぱくておいしい、ということになります。

口だけでなく首やおでこなどを執拗になめる場合は、塩分の補給としてなめられているのかも。

異常を感知している

わんちゃんが飼い主の身体の一部をやたらと気にして匂いを嗅いだり舐めたりするのが気になり、飼い主さんが病院で診察を受けてみたら、その箇所にがんなどの病巣があった、というケースも。

人間にはわからない匂いや違和感を、わんちゃんが感じ取っているのです。

本当はあまりなめさせないほうがいい

犬の口の中には、パスツレラ菌という菌があります。

犬の75%、猫は100%、鳥などもこの菌を持っていると言われています。

犬に舐められた箇所に傷があり、そこから菌が入るとパスツレラ症という病気になることがあります。

皮膚に痛みや腫れが出たり、呼吸器の症状が出たりして、ひどいケースでは死亡例も あります。

あまりにも神経質になる必要はありませんし、抗生物質で治療のできる病気ですが、犬が人の口をなめてきたら、手でカバーして手を舐めさせたり、おもちゃを持ってきて遊んであげたりして気をそらす方法があります。

犬の方は愛情表現でしていることなので、頭ごなしに怒って止めさせるようなことはしないでくださいね。

11、部屋を行ったり来たり

部屋の中をうろうろ……。

わんちゃんは探検をするので、たとえば引っ越したばかりの部屋だったり、模様替えをしたりしたときはうろうろします。

でも、同じ場所を行ったり来たりする場合はストレスが溜まっている可能性があります。

動物園で狭いオリに入れられた熊などの動物がうろうろしていることがありますよね。

あれと同じです。

ストレスには、飼い主がかまってくれない、ご飯が足りない、環境になにか不安がある、などの理由が考えられます。

散歩に連れて行ってあげて

ストレスや運動不足が理由の場合は、お散歩で解消されることがあります。

体調不良やてんかん、甲状腺の病気なども理由として考えられるので、普段の様子をよく観察して、病院で診察を受けさせるのも大切ですよ。

12、濡れてないのに頭を振る

濡れたときにぷるぷると振るのはよく見かけますね。

この場合は、水分を弾き飛ばすために身体を振っています。

では濡れてもいないのに振るのはどんな理由があるのでしょうか。

落ち着きたい

これもカーミングのひとつです。

なにか嫌なことがあった、緊張しているというときです。

ブラッシングが苦手で、終わった時に「ふぅ、やっと終わった!」とぷるぷるしているのを見かけたことがありませんか? 人間でいうと「やれやれ」と溜
息をつく感じでしょうか。

頭の病気?

脳の病気で、腫瘍などの不快感が気になって振っていることもあります。

耳掃除、していますか?

病気で一番可能性が高いのは、耳の炎症です。

耳垢がたまって細菌が繁殖して痒くなってしまい、耳の違和感が気になって頭を振ります。

更に後ろ足で耳をかくこともあるでしょう。

人間もちょっと耳が痒い、と耳をかきたくなることはあるので、耳をかいたら必ず病気というわけではありませんが、定期的な耳掃除と、気になるようなら病院へ、というのはこの場合でも鉄則です。

特にたれ耳のわんちゃんは耳の病気になりやすいので、注意が必要です。