何せ自分の個性を否定して、押さえつけることになりますので、自分の髪が自分の意思とは抗ってしまうのも、ある意味仕方がないかもしれませんね。
しかし、そうは言ってもやはり剛毛は放っておくわけにはいきません。
人前に出るのならば、余計にきちんとしなければならないため、毎日のように自分の個性と格闘する羽目になるでしょう。
剛毛で悩む人は多い
剛毛はただの癖っ毛よりも、さらに厄介な存在です。
髪の一本一本が太くてしっかりしているため、くしやワックス程度では言うことを聞かないことも多いです。
念入りにブローをして、ワックスで固め、さらにスプレーでガチガチに動かないように固めることまでしている人もいます。
髪質はその人が生まれつき持っているものですので、変えることはできません。
だからこそ剛毛に悩む人は多く、子どもから大人になっても、自分の髪質で生涯悩んでしまうという人もいます。
とはいえ、髪質を変えることはできませんので、悩みながら一生を過ごすよりは、早い段階で自分の髪との付き合い方を掴んでおくと良いですね。
特に女性の場合は深刻な悩みになることも
男性の場合は、剛毛でも基本的には短髪ですので、そこまで手間がかからない人もいるでしょう。
あまりに鬱陶しければ丸刈りにすることもできますし、ベリーショートにしておけば2ヶ月程度は美容室に行かなくても持ちます。
しかし女性の場合にはそうはいきません。
女性は短くてもボブカット、長ければロングヘア―ですので、朝起きたら髪を整える時間が必ず必要になります。
女性は男性以上に見た目に気を遣いますし、また同時に「女性らしさ」を世間から求められるため、中途半端な髪型で外に出るわけにはいかず、毎朝大変な思いをして手入れをしている人も少なくはないでしょう。
さらに、自分が気になる異性の好みが「髪が綺麗な人」ならば、より髪をきれいにしなければと神経質になってしまうこともあります。
とにかく女性の場合には、男性以上に自分の髪に気を遣って毎日手入れをしていることが多いため、剛毛に対する悩みもより深刻化していることがあるのです。
自分が思うほど剛毛ではない場合も
自分が思う自分と、他人から見た自分とが違っているように、自分が剛毛だと思っていても、周りから見た時にはたいして剛毛に思えないこともあります。
自分では「とんでもない剛毛で悩みの種だ」と感じていても、周りからすれば「ちょっと髪が太いくらいで、そこまで目立つわけじゃない」と思えることもあるでしょう。
しかし、周りがどう感じていても自分で剛毛だと思っている人は、自分の髪がコンプレックスにしか思えませんし、他の剛毛な人よりも自分の方が酷いと感じていることも少なくはないでしょう。
そうして剛毛な人同士で、「自分の方が癖が酷い」なんて言い合いになることもあるかもしれませんね。
剛毛の人の毛の特徴
剛毛で悩む人は、「何で自分の髪だけこんなに厄介なのか」と思ってしまいがちです。
剛毛にも人によって程度の差はありますが、共通する特徴を持っています。
剛毛の人の毛には、どのような特徴が見られるのでしょうか?
「自分だけ」と悩んでいたのが、実は同じような悩みを抱えている人もいるかもしれません。
剛毛で悩む人に多くみられる特徴を挙げていきます。
「自分は剛毛なのか?それとも普通?」と髪質について知りたい人も、ぜひ参考にしてみてください。
1本1本が硬い
剛毛の人の髪は、1本1本が硬いです。
髪の毛を試しに1本抜いて、手に取ってみればどの程度髪が硬いのかを実感できるでしょう。
髪の毛は指でぎゅっと潰しても簡単に千切れたり潰れたりすることがなく、また真っ直ぐな状態を保ったままで細い針の穴などにも簡単に通すことができます。
柔らかい毛質の人は、1本抜くと抜いた直後には髪が曲がってくたびれたようになってしまいますし、少し爪で力を入れれば直ぐに千切れてしまうでしょう。
1本1本が硬い髪質をしていると、良く言えば丈夫ですが、髪をセットしようとすると言うことを聞かないことがよくあるため、毎日自分の髪と格闘する羽目になってしまいます。
1本1本が太い
剛毛の人の髪は、1本1本が硬いだけでなく、しっかりとした太さを持っています。
指でつまんだ時に「ここに髪の毛があるな」という感触をしっかりと感じるのも、髪が太い人の特徴です。
髪が細い人の場合には、例え長い髪でも自分が踏んでいることにほとんど気付かないことが多いでしょう。