一方で髪が太いと、例え短くても踏んだ時に足に「何か踏んだな」という感触をしっかりと感じます。
硬くて太い髪は丈夫ですが、抜けてからもしっかりと存在感がありますので、洗面所やお風呂場で髪が散らかっている時にはとても目立ってしまいやすいです。
そのため、周囲の人たちから「この抜け落ちてる髪はあの人のかな」と想像されやすくなってしまい、時には誤解を生んでしまうこともあります。
剛毛になる原因はいろいろある
剛毛なことで悩んでいる人はたくさんいます。
ほとんどの人が、自分の髪の厄介さに悩みながらも、同時に「これは持って生まれたものだから仕方ない」と諦めてしまっているでしょう。
確かに剛毛の人は、その大半が生まれつきの髪室によるものが多いです。
しかし、一概にそれだけだと言い切れない理由も他にあります。
剛毛の原因としてよく聞く「遺伝的要素」、またそれ以外にはどのような原因によって剛毛になってしまうのでしょうか?
考えられる原因を以下に挙げていきます。
遺伝的要素
剛毛になる一番の原因は、やはり遺伝的要素です。
自分の両親のどちらか、もしくは両親ともに剛毛であれば、必然的に自分も剛毛な毛質になってしまうことがあります。
両親が剛毛だと、「あの親から生まれたのだから仕方ない・・」と諦めもついてしまうでしょう。
また、両親は剛毛でなくても、他の遺伝的要素によって剛毛な毛質で生まれることがあります。
それは、両親ではなく、どちらかの祖父母からの隔世遺伝による場合です。
両親は柔らかく細い毛質をしていても、自分の祖父が剛毛だった場合には、そこから剛毛の遺伝を引き継いで、自分も剛毛になってしまうことはあります。
いずれにしても、遺伝的要素で剛毛になる場合には、必ず自分の両親、もしくはそれ以上の代で同じような剛毛だった人がいるはずです。
そして、遺伝的要素で剛毛になってしまった人の場合、どんなに努力しても髪質を変えることは難しいでしょう。
必死で髪質を変えようと努力する人もいますが、それよりは上手く自分の髪質と付き合う方法を身に付けた方が早いかもしれません。
毛を剃り過ぎて濃くなった
毛は剃り過ぎると濃くなるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。
人間の毛は、元々日差しや埃など、さまざまな外的要因から身を守るために生えています。
そのため、それを剃ってしまうと体が「前よりももっとしっかり体を守ろう」として、最初よりも濃い毛が生えてきてしまう、という説があります。
毛が濃くなる理由には諸説ありますが、「毛を剃り過ぎたら前よりも濃くなった」という話はよく聞きますので、理由はともかくある程度毛が濃くなることには信憑性があるでしょう。
そして、毛を剃り過ぎてしまった結果、1本1本の毛が硬く太くなってしまい、いつの間にか剛毛になってしまったという人もいます。
この場合は、それ以上剛毛にしたくなければ剃らないようにするしかありませんが、それは中々難しいですよね。
ですから、剛毛になってしまった人は、泣く泣く毎回生えてきたらすぐに剃る習慣を作るか、もしくは脱毛するしかないでしょう。
男性ホルモンの量が多い
女性よりも男性の方が剛毛になりやすいと言われますが、それには男性ホルモンの量が関係しています。
男性は女性よりも雄々しく逞しく、「オス」の要素を強く持っていますので、必然的に毛が濃くなったり、毛の量が多かったりします。
男性で胸毛がある人は珍しくなくても、女性で胸毛が生えている人はほとんど見かけることがないのも、男性ホルモンの量の差によるものです。
そのため男性ではどうしても剛毛になりやすい要素が多いですが、時には女性でも剛毛になりやすい人がいます。
そうした女性の場合には、一般的な女性に比べると男性ホルモンの量が多く、女性にしては体格が良かったり、剛毛な毛質になったりすることが少なくないでしょう。
男性はともかく、女性でホルモンの量によって剛毛になってしまうのは辛いかもしれませんね。
剛毛対策3個
「剛毛になってしまったものはどうしようもない」と諦めてしまう人も多いですが、遺伝的要素によるものでなければ、努力次第では毛質を変えることも不可能ではありません。
毛は体の細胞から作られていますので、私たちが日頃から自分の体を気遣って、きちんと管理ができていれば、ある程度毛質にも影響を与えることはできます。
育毛効果を期待して、ミネラルの多い食品を摂取するのと同じように、生活習慣に気を付けることで、剛毛対策で効果を得ることも可能でしょう。
では、どのような剛毛対策があるのかをご紹介していきます。