人を褒めて持ち上げることを「よいしょする」と言いますが、世の中にはこのよいしょが上手な人と、下手な人とがいます。

よいしょが上手な人は、相手を見事にご機嫌にさせますし、反対によいしょが下手な人は、どんなに相手を褒めても逆効果になってしまいます。

よいしょが上手い人は、一体どのようなテクニックを用いているのでしょうか?『よいしょ上手』になる方法をお教えします!

よいしょが上手い人が使う8個のテクニック


よいしょが上手な人は、相手が誰でも見事にご機嫌を取ってみせます。

一見気難しいタイプの人が相手でも、よいしょすれば満更でもなさそうに頬を緩めてしまいます。

調子に乗りやすい相手ならば猶の事、容易くよいしょして相手をご機嫌にしてしまうでしょう。

よいしょが上手い人は、相手がどんなタイプでも柔軟に対応して、その相手に一番効果的なよいしょをします。

そのため、相手によってよいしょの仕方は違いますし、どのポイントを褒めるのかも変わってきます。

「こんな時にはどんなよいしょが効くのか」を考えながら、よいしょが上手い人のテクニックを学び、自分でも活かせるようにしていきましょう!

あまり大声で言わない

よいしょと聞くと、大声で「よっ、〇〇名人!」などと相手を褒めそやす様を想像する人もいるでしょう。

しかし、実際によいしょするときには、大声ではやし立てればそれだけ相手にはわざとらしく聞こえてしまいます。

誰かをよいしょしたければ、あまり大声では言わずに、むしろ相手にだけ聞こえるような声量で「流石は〇〇さんだね」や「〇〇ならできると思ってたよ」などと、さり気なく相手を褒めましょう。

その方が言われた人もわざとらしさを感じることがなく、よいしょされて満更でもない気分になることでしょう。

また、さり気なくよいしょするときには、あまり何度もしつこく相手を褒め過ぎないように気をつけます。

よいしょされて最も嬉しいと感じるのは最初の一言ですので、それ以降も何度もよいしょされたら、相手はその内自分がよいしょされていることに気付いてしまいます。

周囲に聞こえよがしだとわざとらしい

周囲に対する承認欲求が特に強い人であれば、わざと人目につく場所で、周りに聞こえるように相手をよいしょすることで、相手の自尊心や承認欲求を大いに満足させることができるでしょう。

しかし、そうでない人に対して同じようによいしょしてしまうと、相手がわざとらしく感じてしまいます。

「大袈裟だなぁ」と思うだけならばまだしも、「こんなにご機嫌を取ろうとするなんて、何か裏があるんじゃないのか?」と妙な疑念を抱いてしまう人もいますので、相手によってはあまり周囲に聞こえよがしにならないよう、よいしょの仕方に注意しましょう。

子どもならば大袈裟に褒めたところで、素直に嬉しいと受け取ることの方が多いです。

しかし大人になると、誰しも自分がよいしょされているのかいないのかを、感じ取れるようになりますので、間違っても子どもにするような褒め方はしないように気をつけましょう。

「以前から〇〇だと思っていました」という言い方

よいしょするときには、「以前から〇〇だと思っていました」という言い方をすると、より効果的です。

「以前から」や「前から」と一言添えることで、今その場で思いついたことではないと相手に伝えることができます。

するとよいしょされた相手は、「前から自分のことを認めてくれていたのか」と感じますので、こちらに好印象を抱いたり、素直に嬉しいと感じたりするでしょう。

ただし、その言葉を使うにはタイミングと言い方が大切です。

相手がやろうとしていることに散々「無理だ」や「止めておけ」などと文句をつけておきながら、いざ相手が上手くやれた後になって「お前ならやれると思ったよ~」とよいしょしたところで、まったく効果はありません。

また、言うタイミングが良くても言い方が軽かったりわざとらしかったりしたら、やはり相手にはわざとらしいと思われてしまうでしょう。

大げさすぎる表現はダメ

「〇〇さんの行動は奇跡だよ!」や「こんなに感動したのは人生で初めて!」など、よいしょが大げさ過ぎても効果は半減してしまいます。

よりリアルさを感じさせるよいしょとは、褒める内容を少し盛る位が一番なのです。

「今日一番良かったよ」や、「今まで見た中でも結構いい線いってると思うよ」など、過剰に褒め過ぎず、けれどもきちんと相手に対してよいしょすることで、相手も自然とよいしょを受け入れて、良い気分になってくれるでしょう。

もし本心から相手をよいしょしたいと思っても、表現が大げさ過ぎるとせっかくの賛辞が相手に素直に受け取ってもらえなくなりますので注意しましょう。

よいしょするときには、口にする前に相手の性格を考えた上で、どの程度褒める内容を盛るのかを決めておくと良いでしょう。

落ち込んでいる人によいしょする


仕事で失敗してしまったり、友達と喧嘩をしてしまったりして、落ち込んでいる人に対してはどのようによいしょするのが効果的なのでしょうか?落ち込んでいる理由は人それぞれですが、相手が落ち込んでいるときには、相手に元気を取り戻してあげるようなよいしょをするのが効果的です。

例えば仕事でミスをして上司に叱られ、落ち込んでしまっている人がいれば、「上司はあなたに期待しているからキツク叱ったんだよ。自分じゃ同じミスでもそんなに言われない。」や、「ミスしたら、今度はあなたの得意分野で挽回すればいい。そうすればミスだって取り戻せる!あなたは〇〇に関しては優秀だから。」など、励ましの言葉と共に相手の良い部分をよいしょすると、相手は元気を取り戻しやすくなります。

もちろん直ぐには元気を取り戻せないこともありますが、それでもよいしょされたことで、少しは気持ちが晴れるでしょう。

暗い人に対してよいしょする

ショックな出来事があったり、悲しいことがあったりして気持ちが暗くなってしまっているときには、あまり相手の調子を無理して上げさせないように注意します。

暗くなっている人に「元気だせよ!」と言ったところですぐに元気にはなれませんし、人によってはどれだけよいしょされても、その内容がまったく頭に入ってこないこともあるでしょう。

まずは相手の話をよく聞いて、相手に心を開いてもらうことが大切です。

相手が少しでも心を開いてくれれば、こちらの言葉も耳に届きます。

そうなってから相手の調子に合わせてゆっくりとよいしょすることで、相手も気持ちを明るくさせやすくなるでしょう。

怒りっぽい人に対してする

怒りっぽい人は短気な性格をしていますので、よいしょの仕方を間違えると、余計に相手の火に油を注いでしまうことになります。

そのため、相手がどんなことで怒っているのかをしっかりと把握した上で、それ以上怒らせないように慎重によいしょしましょう。

もしよいしょが成功すれば、その場の雰囲気を和ませられますし、怒っていた人も怒りが収まってきます。

すると怒っていた当人と自分だけでなく、周囲のひとたちまでも現状から救うことができますので、怒りっぽい人に対してよいしょするときには、慎重に、かつその場の雰囲気なども考えて言葉を選びましょう。

相手の性格やリアクションの特徴をよく知ってから

よいしょする時には、相手の性格やリアクションの特徴をよく知ってから行うと最も効果的です。

例えば相手が大げさによいしょされた方が嬉しい性格をしているのに、ぼそっと一言だけよいしょしても、相手は「なんだその程度かぁ」と不満に思ってしまうかもしれません。

反対に、あまり大げさによいしょされたくない人に対して、周りに聞こえるような大声でよいしょをすると、相手には嫌がられてしまうでしょう。

よいしょは相手の性格と、よいしょされた時の相手のリアクションの特徴をきちんと把握した上で行えば失敗しにくいです。

相手をよく知らないと失敗しやすい

よいしょして失敗をする例の多くは、相手のことをよく知らずによいしょしているケースです。

相手がどんな性格で、どんなリアクションの特徴があるのかを知らずに、自分流でよいしょした結果、相手に嫌がられてしまったり、不快にさせてしまったりすることが少なくありません。

よいしょが上手な人というのは、初対面の相手に対してまず必ずいくつか言葉を交わして相手の特徴を掴もうとします。

言葉でコミュニケーションを取りながら、少しずつ相手の性格に探りを入れていき、「どんなよいしょなら嬉しいと感じるのか」を判断してから実際によいしょします。

だからこそ成功率が高く、また失敗率は低いのです。

聞き上手になろう

よいしょが上手くなりたいと思ったら、まずは聞き上手を目指しましょう。

相手の話をよく聞けるようになれば、相手の性格も把握しやすくなります。

そして相手の性格が把握できれば、それに合わせてよいしょの仕方を変えることができますので、よいしょの成功率を上げることができます。

聞き上手になるためには、基本的に会話では相手に主導権を渡しましょう。

話好きな人が相手なら、相槌を打っていれば相手の方から話の主導権を握ろうとします。

一方で、話下手な人が相手の場合には、こちらから積極的に質問をして、自分が話すのと同程度には相手にも話させるように持って行きましょう。

口下手な人でも、それなりに会話を続けていれば、次第に自分の方からも話すようになるでしょう。

よいしょを効果的に使おう!

よいしょは時と場合、相手によって効果的に使うことで、相手との関係を良くすることができます。

無理して相手をおだてる必要はありませんが、やはり時には相手の良い部分をよいしょしてあげることで、相手も良い気持ちになれますし、お互いに認め合える関係にもなりやすくなるでしょう。

相手からしても、時に自分のことをよいしょしてくれる(認めてくれる)存在は大切ですので、「この人とは良い関係を築きたいなぁ」と思いやすくなります。

よいしょは効果的に使えば人間関係を上手く回せますし、一方で下手に使ってしまうと人間関係を悪化させてしまいます。

そのため、何でもかんでもよいしょすれば良いわけではないということはきちんと理解しておきましょう。

よいしょとは?

よいしょとは、相手の機嫌をとっておだて上げることです。

他にもいくつか意味はありますが、今回の意味としては機嫌をとっておだてることです。

意味からも分かるように、よいしょをするときには、明確に「相手のご機嫌をとろう」という意思が自分や相手にあります。

もちろん本心からよいしょをすることもありますが、「相手の機嫌をとっておけば問題はないだろう」という、打算的な考えのもとでよいしょを行うことも少なくありません。

例えば部下が上司のご機嫌をとろうとしてよいしょしたり、教師が生徒の両親へよいしょして、自分への評価を上げようとしたりなど、よいしょはさまざまな場面で、ほぼ日常的に行われています。

よいしょが上手な人は、毎日のように誰かをよいしょしたところで、それで周りに「あいつはご機嫌取りだ」と言われることはありません。

しかし一方で、よいしょが下手でわざとらしくなってしまう人の場合には、八方美人やご機嫌とりだと陰で言われてしまうこともあります。

よいしょは使い方によっては効果的にも、逆効果にもなります。

本心からおだてるのがベストなよいしょ

よいしょの最も理想的な形としては、本心から相手に対してよいしょをすることです。

まったく心にもない賛辞をベラベラと並べ立てたところで、どうしても胡散臭さが出てしまって、相手に「自分がよいしょされている」と気付かれてしまいます。

しかし、実際に自分が思っていることを、本心からよいしょすれば、言動にも態度にもわざとらしいところがないため、相手もすんなりとよいしょされて、気分が良くなることでしょう。

作り話や嘘には、ほんの少し真実を混ぜることで一気に話に信憑性が増します。

それと同じように、よいしょするときにも少し本心を混ぜた方が、わざとらしさをなくすことができるでしょう。

何のためによいしょするの?

そもそも私たちは、何のために人をよいしょするのでしょうか?単純に考えれば、人をよいしょしたところで、それで自分が嬉しくなるわけでもありませんよね。

それなのによいしょをしてしまうのには、よいしょを通して自分が何かしらのメリットを得たいという心理が隠されているからです。

相手を持ち上げているはずのよいしょですが、それをすることによって、結果的には自分のためになることがあります。

それが分かっているからこそ、私たちは日頃から、つい誰かをよいしょしてしまうのでしょう。

では、よいしょに隠された心理とは何なのかを挙げていきます。

相手を気分良くさせたい

よいしょには、「相手を気分良くさせたい」という心理が隠されています。

誰でも人から褒められれば嬉しいと思いますし、おだてられれば満更でもない気持ちになって、ほろ酔い気分のようなふわふわとした心地良さを覚えます。

一見おだてられたところで表情をまったく変えない人もいますが、自分が認められれば内心で少なからず満足感を覚えていることでしょう。

自分がおだてられたら気分が良くなるからこそ、同じように人をよいしょして、相手のことを気分良くさせたいと思う人もいます。

相手に気に入られたい

相手に自分を気に入ってもらうための手段としてよいしょをする人もいます。

例えば会社の取引先の上司に対して、「〇〇さんのところにはいつも大変お世話になっていて、まったく頭が下がりっぱなしですよ」などと軽くよいしょをすることで、取引先の上司の機嫌を良くさせて、自分のことを気に入らせようとする様子は仕事ではよく見られる光景です。

このよいしょがあまりに露骨だと、「ごますり」などと揶揄されてしまうこともありますが、ごますりでもよいしょでも、根底に「相手に気に入られたい」という気持ちがあることは同じです。

その場の雰囲気を和ませたい

口論や揉め事なのでその場の雰囲気がピリピリしてしまっている時に、その場の雰囲気を和ませたい一心から、周りをよいしょして雰囲気を一変させようとすることもあります。

この場合には、ちょっとわざとらしさを感じる程度のよいしょの方が、周りをプッと笑わせることができますので、わざとおどけた調子でよいしょしてみせることの方が多いでしょう。

また、冗談の通じない雰囲気であれば、揉めている原因の人物に対して、相手を褒めつつ宥めすかして溜飲を下げさせるためによいしょをすることもあります。

場の雰囲気を一変させるよいしょの場合には、周囲の人たちからも有難がられることが多いでしょう。

よいしょが上手いと出世が早い?!

よく、「口の達者な人は出世する」や「世渡り上手は出世も早い」などと聞きますよね。

これは言い得て妙で、確かに口が上手い人は口下手な人に比べると、出世が早まりやすいでしょう。

何故なら、仕事の能力を評価するのも人ですが、出世させるかどうかを決定するのも人だからです。

出世を決定する立場にある人に対して、実力の有無も必要ですが、きちんと上手にコミュニケーションが取れる人の方が、認められて出世がしやすくなるのは当然と言えるでしょう。

だからこそ、口がよくまわり、よいしょが上手い人の方が、自然と出世も早くなります。

どんなに能力が高くても、周りとまともにコミュニケーションが取れない人だと、「出世させても周りと協調できなさそうだ」と判断されてしまい、出世は遠のいてしまいやすいのです。

上司や先輩にタイミング良くやろう!

よいしょは基本的に、自分よりも上の立場の人にやることが多いです。

そのため、上司や先輩にタイミングよく、相手がご機嫌になるようなよいしょができれば、可愛がってもらったり、目をかけてもらったりすることも可能です。

上司や先輩から嫌われてしまうと、出る杭は打たれる状態に遭い、さらに出世もし辛くなってしまいます。

それよりは、上手によいしょを活用して、自分が一番過ごしやすい環境を整えた方が自分のためになるでしょう。

よいしょは上手にやらないと逆効果になる

よいしょは上手にやらなければ、まったくの逆効果になってしまいます。

相手に気に入られたくてよいしょしたのに、逆に相手に嫌われてしまっては、「これならよいしょなんてしなければ良かった」と後悔する羽目になってしまいますよね。

相手の性格やタイミングによっては、よいしょが上手くいかないこともありますので、どのタイミングで言うのがベストかを、常に考えながらよいしょするように気をつけましょう。

わざとらしいと逆に感じが悪い

よいしょは、わざとらしく聞こえてしまうと、逆に感じが悪くなってしまいます。

例えば、仕事ができる上司をよいしょしようとして、「〇〇さんは本当に仕事ができて、羨ましいですよ~」と言ったとします。

しかし、このよいしょをしたタイミングが、もしちょうど上司のミスが発覚したタイミングだったなら、部下のよいしょはご機嫌とりどころか、単なる嫌味になってしまいます。

また、例えば子育てをしながら仕事をしている人が、子どものお迎えで早退することになった時に、「子育てと仕事が両立出来るなんてすごいですね。

自分には無理です~」とよいしょをすれば、そのタイミングで言われたことに対して、相手は「早退する自分への嫌味だろうか」と捉えてしまうでしょう。

このように、よいしょをするタイミングや言い方を間違えると、わざとらしさを感じさせて、相手に嫌味だと勘違いされてしまうこともあります。

周囲の人も嘘を見破る

わざとらしいよいしょの仕方は、相手だけでなく、周囲の人にも嘘だと見破られてしまいます。

例えばどう見ても太っている体型の人に、「〇〇さんは全然スリムな方ですよ~」とよいしょしたところで、口にした自分の方がスリムな体型だったら、誰でもそれが嘘だとバレてしまいますよね。

誰にでも見破れるような嘘というのは、よいしょされた人にとっては、「周りの人と一緒になって自分をバカにしている」と屈辱に感じてしまうこともあります。

また、周囲から下手なよいしょの仕方を嘲笑されてしまうこともあるでしょう。

まとめ

よいしょは、上手く活用すれば人間関係を良好にして、自分の人生に役立てることができます。

その一方で、使い方を誤ってしまうと、周囲との人間関係は悪くなり、孤立してしまいます。

よいしょの上手い下手は、自分がよいしょしたときの相手の反応で分かりますので、よいしょ上手な人のテクニックを真似しながら、自分もよいしょ上手を目指しましょう!