それは子供だけでは無く、大人も同じ事なのです。
大人はついつい悪い事をしてもなんだかんだ理由を付けて謝らずにその場を過ごしてしまう事もあるでしょう。
ですが、本当に悪い事をしたのであれば謝る事も必要です。
例えば喧嘩した時もそうです。
夫婦喧嘩をしてしまう場合、あえて子供に見せようと思ってする人はいないはずです。
きっと結果的に子供の前で喧嘩をしてしまったのでしょう。
その場合、喧嘩をしてしまった事をきちんと子供に謝りましょう。
そうする事で、子供の心の中にある不安を解消する事が出来る場合もあります。
子供の前で喧嘩をする事はいい事ではありません。
それをしてしまったのですから、謝るのは当然です。
勿論、わざとでは無いので、わざわざ謝る必要もないと思う人もいるかもしれません。
ですが、そうしたけじめをきちんとつける事によって、子供の心を少し穏やかにしてあげる事が出来るかもしれません。
子供と大人では感性が違います。
だからこそ、自分の価値観では無く子供がどう思っているのかを考えて行動してあげる事が重要となります。
それをする事によって、自分自身がどうするべきなのかを学ぶ事が出来るようになる事でしょう。
笑顔を見せる
喧嘩をしている場合、人は無意識に怖い顔になるものです。
それはそれだけ感情が高ぶっているという事なのでしょう。
笑顔で喧嘩をする人などそういるものではありません。
だからこそ、意識があるかどうかは別として、喧嘩をしている場合にはどうしても怖い顔になってしまうものなのです。
いつも優しく話しかけてくれるお父さんやお母さんが怖い顔で話をしていたらどうでしょうか。
ましては大きい声を出しているなどという事があれば、きっと子供は動揺してしまうと思います。
いつものお父さん・お母さんとは違うと思い不安になってしまうかもしれません。
その不安な気持ちのせいで、気持ちが落ち着かなくなってしまう事もあるのです。
子供が何を考え、何を期待しているかを想像する事は意外と難しいものです。
大人が思っている以上に子供の心は繊細で複雑なのです。
だからこそ、自分がそれほど問題ししていない行動でも子供は敏感に多くの事を感じ取っている事でしょう。
だからこそ、そうならないようにする為にもせめて子供の前では笑顔でいてあげてください。
優しく接する
喧嘩をしている両親を見て、嬉しい気持ちになる子供はいないでしょう。
きっと不安な気持ちになっているはずです。
まして、いつも喧嘩などしない穏やかな家庭の場合には、いつもとは違った姿を見る事によって、自分の知っているお父さん・お母さんではないと思ってしまうはずです。
それが大きくなればなるほど、不安な気持ちが大きくなってしまうのです。
だからこそ、その不安をとり除いてあげる事が重要です。
その為には、優しく接してあげてください。
優しく接する事によって、いつものお父さん・お母さんだったと安心する事が出来ます。
抱きしめてあげる
子供が不安を感じている場合、言葉で説明するだけでは気持ちが伝わらない事もあります。
また、子供が幼い場合には親が言葉で説明しても理解する事が出来ないという事もあるでしょう。
そんな時は難しい話などはせずに、ただただ抱きしめてあげるだけでもいいのかもしれません。
親の愛情は言葉だけで伝わるものではありません。
時に行動によって伝わっていくものなのです。
だからこそ、難しい話をしなくても行動するだけで気持ちが伝わる事もあるのです。
また、ぬくもりを感じる事によって、ただただ気持ちが落ち着くという事もあると思います。
子供の前で喧嘩をしてしまい、どうしたら良いのか悩む事もあるでしょう。
傷つけてしまったのではないかと反省する気持ちが出る事も分かります。
その焦りから、いろいろ弁解してしまう事もあるでしょう。
ですが、子供の年齢によってはそんな事をしなくても抱きしめてあげるだけですべてが解決する事もあるかもしれません。