特にそのネガティブ思考は自分自身に向き、自分の心を攻撃します。
それによって、過去に楽しめていたことでも楽しめなくなり、ほかの人と比較しては自分の欠点を見出し、落ち込み惨めな気持ちに浸ることになります。
あまりにもネガティブ思考のどん底にいるので、なかなかその世界から抜け出せません。
惨めな気持ちになることは誰にでもある
あなたは、これまでにどのようなことで惨めな思いを感じてきましたか?金銭面や異性関係、仕事に人間関係…などなど人によっていろいろなことがあるでしょう。
あまりにも惨めに感じる機会が多いと「自分だけがこんなにも惨めな気持ちになっているのではないか」なんて気持ちも下がったままになってしまいます。
しかし、惨めな気持ちを感じているのはあなただけではありません。
多くの人が、これまでに一度は惨めな気持ちを感じたことがあるものです。
そこでどのように対処するのか、そしてどのように行動していくのかによって、惨めな気持ちを繰り返すかどうかが決まります。
まずは、「惨めな気持ち」とはどんなものなのかを見ていきましょう。
惨めな気持ちとは?
惨めな気持ちとは、なにかと比べたりして自分のことを情けなく思ったり、不甲斐なく感じる感情をさしています。
例えば、誰かのためにやったことを失敗してしまい非難される結果になったとき、「どうしてもっとできなかったんだ」と自分を責め立て、自分で自分の行動を悔み、そして情けなく思うようなものです。
誰かに言われて感じるというのではなく、自分自身で起こした行動の結果として誰かの行動を比較したり、過去の自分の行動と比較することでそのように感じてしまいます。
これは、誰もが感じる感情であり、あなただけが感じているのではないので安心してくださいね。
自分自身を成長させるためには、そのように悔しく不甲斐ない気持ちが必要不可欠です。
その気持ちをもう二度と感じたくないために、惨めな気持ちが原動力となり、あらゆる物事を達成しやすくなる良い面もあります。
惨めな気持ちになる場面とは?
あなたは、どんなシーンで惨めな気持ちを感じたことがあるでしょうか?ここでは、多くの人たちが惨めな気持ちになったことのあるシーンをご紹介します。
きっとあなたも、過去に感じたことがあるはずです。
あなたが過去に感じた惨めな気持ちを思い出しながら、読み進めてみてくださいね。
お金が無く必要なものが買えない
お金がなくて必要なものが買えないとき、そのような状況になってしまった自分が情けなくなりますよね。
こうなる前にもっと稼ぐこともできたし、節約だってできたのにそれをしてこなかった…そんな過去の自分を悔やんでいるために、惨めな気持ちを感じてしまいます。
スーパーやコンビニに行っても、好きなものをどんどんカゴに入れていく人を見ると「どうしてあの人たちはあんなにも買えるのに自分は買えないんだ」なんて比較してしまうことも…。
食材や衣服など生きていくうえで必要なものが買えなくなるほど切羽詰まったとき、「こんなはずではなかった」と惨めになってしまうんですよね。
仕事で大きな失敗をして落ち込む
惨めな気持ちを感じる人の中には、仕事で大きな失敗をしたことでも感じています。
なぜかというと、そのように失敗してしまった自分がとても情けなく、周りの人たちに迷惑をかけたことでもとても心苦しく感じているからです。
失敗したことに対して落ち込んでいるというよりも「なぜもっとできなかったんだろう」「ほかに手段はなかったのか」と過去の自分に対して責め立てています。
また、このような気持ちと同時に周りからの冷ややかな目線を感じると、余計に惨めな思いを感じやすくなります。
周囲の皆が自分よりも優れている
自分と周りの人を比べてみたとき、自分が劣っているとわかってしまったとき惨めな気持ちになることがあります。
「あの人たちは優れた能力があるのに、どうして私にはないんだろう」と思うのですが、周りの人たちが持っているような才能を見出すことも作り出す自信もありません。
「なんでこんなにダメな人間なんだ」と自分自身を責め立て、そして自分の生きている意味を感じられなくなることも…。
周りの人と比較して自分を鼓舞させるのは良いことですが、比べることで自分が劣っている点に目が行ってしまうとなかなかその惨めさから抜け出せません。
努力することも無駄に感じられてしまうんですよね。
誰も自分の気持ちを理解してくれない
周りの人たちに自分の気持ちを主張し伝えてみてもまったく理解してくれない…。
そのようなときにも、惨めな気持ちを感じやすいです。