また、1つの物事に集中している間に時間が経ってしまったことに、ハッと気づいて、「いつの間」と驚く人は、時間が過ぎてしまったことで、周りの人に“迷惑を掛けるかも知れない”ことを気遣う人です。
人が持つ価値観の違いによって、時間を大切に考えるか、気にしないかの感覚も異なってくるのです。
時間の経過が早く感じる人とは?
人は1つの物事に夢中になり没頭している時は、“時間が止まっている”心理状態になっています。
ですから、没頭している状態から我に返ったとき、時間の経過に驚き、「いつの間に?!」というコトバを発するのです。
目の前の物事に夢中になっているときは、時間が経つことを忘れています。
人は忙しい時は、“やらなければならない”物事に追われて、時間が経つことを忘れてしまいがちです。
一方、暇な人ほど時間が経つことを遅く感じています。
目的のない日々の生活を送り、時間を持て余している人は、「早く時間が過ぎて欲しい」と思いながら、時間の進み具合いをいつも気にしています。
ですから、「いつの間に?!」という感情を抱くことはありません。
しかし、忙しい人は、やるべきことを沢山抱えていますので、「もっと時間が欲しい」と思いつつ、時間の経過を早く感じるのです。
時間の経過を早く感じる人には、次のような例があります。
・色々な人との関わりの多い人。
・周りの人の存在を何時も気にかけていて、「自分の人生は周りの人のお蔭」と考える人。
・責任感の強い人。
・人生を大切に考えて、一日一日の生活を有意義に過ごすことを心掛けている人。
このような人は、時間を大切に考えていますので、時間の経過を早く感じる傾向があります。
忙しくてやることがたくさんある
忙しくてやることが沢山ある人は、一日「24時間では足りない!」と感じています。
ですから、忙しい合間に時間の経過を振り返って「いつの間に?!」と思い、慌てることがあります。
常に忙しい人にとっては、時間は早く過ぎていきます。
一方、暇な人にとっては、時間は遅く流れていきます。
時間は、その人の生活スタイルに応じて、早く過ぎたり遅く流れたりするのです。
時間の経過する早さは、人によって感じ方が違います。
忙しい人の口癖は、「時間に追われている」です。
忙しい人は、仕事の進み具合と時間の流れとで競争し合っているため、「いつの間に?!」と感じながら、時間に“追われて”いるのです。
一方、暇な人は時間を持て余しているため、時間の経過を遅く感じています。
暇な人にとっては、時間は“遅く”過ぎていきます。
しかし、忙しい人にとっては、時間は“早く”流れていき、「いつの間に?!」と感じるのです。
ことわざにある「光陰矢の如し」とは、何時も忙しく感じながら、時間に追われて物事を解決している人を表わしています。
忙しくて、やることが沢山ある人は、様々な物事をタイミング良く解決に導くために、時間と競争しています。
時間と競争している人は、人生の中で色々な経験を積み重ねています。
忙しい人は、世の中の様々な場面を乗り越えてきているのです。
いろいろな経験があり、世の中のことが大体分かっている
忙しい人は、世の中の色々な場面を乗り越えてきていますので、“見聞の広さ”が身に付いています。
見聞の広さが身に付いていることは、世の中の仕組みなど色々な事が分かっていることを意味します。
色々な経験から、見聞の広さが身に付くことで、世の中のことが分かり、物事への的確な判断力が備わってきます。
的確な判断力が身に付いている人は、周りから信頼される立場になっていきます。
周りから信頼されることで、色々な仕事や相談事が来るようになり、忙しくなります。
色々な物事に追われ忙しくしている責任感の強い人は、目の前の物事を解決するために、時間を忘れて打ち込みます。