親族や家族には「夫婦」を使う
基本的に日本人は、内と外というのは明確に使い分けます。
社会人の方であれば、社内では上司を〇〇さんと呼んだり、社長のことを社長と呼んだりしますよね。
ただ取引先の方から電話がかかってきたとしたら、話が別です。
上司でも基本的に呼び捨てにしますし、社長のことも〇〇社長というような言い方はしないと思います。
それは、プライベートでも同じことです。
親族や家族というのは、基本的に内側の人達です。
そのため、自分の親御さんや兄弟の関係性の時に夫妻というのは不自然になります。
さらには、それは親族にも及びます。
いとこであっても、基本的に夫妻という言い方はしません。
基本的に身内同士では、夫婦で統一するということを覚えておきましょう。
目上の人には「夫妻」を使う
この夫妻という言葉は、基本的に目上の人に対して使うことが多いです。
さらに改まった文章を書く時には、ご夫妻でお越しくださいというような言い方をすることもあります。
このように目上の方に対して、夫妻という言葉を使うのが正しいです。
自分たちや家族親族などの身内などに関しては夫婦、そして目上の方には夫妻を使うと覚えておくといいと思います。
友達夫婦に関しては対等な立場であることが多いですので、夫婦という言い方で大丈夫です。
知り合いには相手に応じて使う
知り合いというのが、どのような知り合いなのかによって違ってきます。
お世話になる立場であったり、立場的に上の方であったりということになると、夫妻という使い方をするところがあるでしょう。
もし自分が学生だった時の学校の恩師とお付き合いがあるとしたら、夫妻という言葉を使った方が正しいかもしれません。
そして友達のような感じで、対等の付き合いがあるということであれば、夫婦という言い方が正しいでしょう。
このような関係性はなかなか難しいところがありますが、知り合いの方がどのような立場なのかということを考えていくことが必要になります。
言葉を使用する状況によって異なる
言葉を使用する状況によっては、また異なってくるところがあります。
特に使い道が分かれてくるのが、上司に対するご夫婦の呼び方なのではないでしょうか。
言葉を使用する状態や、使い方が異なるとは、どのようなことなのかということを見ていきましょう。
気軽な会話では「夫婦」を使う
基本的に上司の方のご夫妻に関しても、昼休憩の間にちょっとした会話をするような場面では、夫婦という言葉を使うのが正しいです。
ちょっとした雑談で「ご夫婦でお出かけをされたんですか?」という聞き方をすることもあるかもしれませんね。
この時に改まって「ご夫妻でお出かけしたのですか?」というような聞き方をする必要はありません。
このように日常会話でちょっとした会話として、夫婦のことを取り上げる時は夫妻と言う必要はありません。
どちらかというと、この時はご夫婦という言い方をするのが正しいかもしれません。
このように気楽な会話で夫婦の話が出た時は、夫妻ではなく夫婦でも大丈夫です。
正式な場では「夫妻」を使う
結婚式の招待状を出すなどの、正式な場でご夫妻という言葉を使うことがあります。
正式な場は色々なシチュエーションがありますよね。
このような正式な場において、改まった言い方をする時に、この夫妻という言葉を使います。
他者を指すときは「夫妻」が多い
夫妻というのは、基本的に他者を指すことが多いです。