今回は「ひねくれる」という言葉についてみていきましょう。
意味や使い方を例文を参照にして説明していきます。
また「拗ねる」との意味の違いについても解説していきたいと思います。
「ひねくれる」の意味とは
「ひねくれる」の意味とは、「性質・考え方などがねじけていて、素直でない状態。」となります。
つまり、「素直さがない」、という事です。
周囲の意見に同調せず自分の我を押し通す考え方といえるでしょう。
「拗ねる」との違いとは
一方「拗ねる」の意味は、「すなおに人に従わないで、不平がましい態度をとる。」という意味になります。
つまり、どういった態度をとっているか、ということになります。
しぶしび意見に従うから、それが態度にはっきりと表れている状態をいいます。
「ひねくれる」の例文
それではここからは「ひねくれる」の例文を紹介していきます。
例文の中身をよく理解して「ひねくれる」を正しく理解しましょう。
1.彼はひねくれ者なので、彼に対して反感を抱く人が多い
彼はひねくれ者=素直でない人、ということになります。
組織で決まったルールや規則に従わず自分勝手に振る舞うような行動をとる人のことをいいます。
このような人物があなたのチームや組織にいたら、確かに嫌でしょう。
反感を抱かれるのも仕方ないかもしれません。
2.彼女はある事件をきっかけにひねくれてしまった
恐らく、例文に登場する彼女は、そのある事件が起こるまでは普通の人間性だったのでしょう。
その事件をきっかけにして彼女はひねくれてしまったのですから、相当、心に傷を残した出来事だったのでしょう。
一旦、ひねくれてしまうと自分の力だけではどうしようもないものなのです。
3.彼のひねくれた言い方が気に入らない
「彼のひねくれた言い方」は、周囲にいる全ての人間にとって聞くに堪えない内容なのです。
そのような言い方を容認してくれる人物は、そうそう現れないでしょう。
気に入らない状況を作る、ひねくれた言い方とはつまり、誰かの悪口、批判、罵り、悪意を込めた攻撃的な発言や差別的な言葉です。
そのような言い方をされたら、ほとんどの人間はその人と距離を取る羽目になるでしょう。
4.授業でひねくれた態度をとっていた生徒が先生に注意されていた
この生徒は授業中に何かあったのでしょう。
それを先生に注意されて全くもって素直に授業を受ける態度になっていなかったので、さらに注意を受けたようです。
それで態度がますますひねくれたようです。
授業中は大人しく、授業に専念しましょう。
おしゃべりや騒いだりする行為はご法度に決まっています。
それを注意されてひねくれてしまうのなら、授業を受ける資格すらないという事になってしまうでしょう。
5.スマホのコードがひねくれている
この場合の「ひねくれる」は、コードが真っすぐにならずに複雑にこんがらがっている状態を指しています。
これではスマホが使いにくくてしょうがないでしょう。
ひねくれるという状況は、万人を困らせる状況なのです。