それは、新しい物事がこれまでの経験通りにいかず、壁にぶち当たってばかりになるからです。
しかし、だからこそ人間としての成長が見出されるのです。
手こずるような体験をどれだけたくさん積んだかで、その人の懐の大きさや引き出しの数が決まってくるのです。
手こずるような体験は、避けて通らずどんどん行いましょう。
それが10年先の自分の人生を大きく豊かにしてくれるのです。
「手こずる」の例文
それではここからは「手こずる」を用いた例文を紹介していきましょう。
序盤で手こずると作業の完了に時間がかかってしまう
今、行っている作業は簡単には終了できない難しい作業なのでしょう。
特に序盤において作業を手こずってしまうとそれが後に響いて、納期に影響を与えてしまうようです。
難しい作業は、手のかかる部分から先に取り掛かって、後の工程を楽にさせるのがいい方法といえるのでしょう。
わがままや文句ばかり言う子供たちに手こずる
子どもというものは、親の言いつけを守って大人しくしている子ばかりではありません。
むしろ、そういった躾がなっておらずわがままや文句ばかりを言い放つ子供の方が多いかもしれません。
幼稚園児や小学校低学年の頃は、素直さと放漫さが同居していて引率する先生は非常に手こずるでしょう。
しかし、子どもに限らずいい年齢をした大人でも、言う事を聞かずに手こずらせる人もいます。
子どもを相手にしているうちは、まだ気が楽かも分かりませんね。
宿題に手こずる姿を見ていると手伝ってあげたくなる
我が子が学校の宿題に手こずっているようです。
そんな光景を見たら、ついつい横から声をかけて手伝ってしまうのが親の情というものでしょう。
しかし、それが当たり前になってしまうと子どもの探求意欲や忍耐力を損なってしまうことになります。
親は適度なアドバイスを与える程度にするべきですね。
子どもの自発心は子どものうちだから育まれるのですからね。
5問目で手こずってしまいテストを最後まで解けなかった
今日の算数のテスト問題、4問目まではいいペースで解けたのですが、5問目で捕まってしまいました。
難しかったのでしょう。
非常に手こずってしまい結局、時間内に完答することができませんでした。
手こずってしまった問題は、あとで家に帰って復習しましょう。
そのままにしておくと苦手分野を作ってしまうことになりますからね。
そんなことで手こずっているようでは先が心配だ
人間には、得意な分野と苦手な分野があります。
そして、自分にとったら苦手な分野でも、他者からみたら簡単な分野もあるのです。
例文の主人公の人は、苦手分野に手こずっている人をみて、「先が心配だ」と言っています。
確かにそう思ってしまうのは人間として仕方ないかも分かりません。
しかし、相手が教え子や自分の子どもであるならば、何が原因で手こずっているのか、冷静に分析してあげることです。
今まで手こずっていた事も、何かのきっかけで克服できることは多数あります。
指導すべき立場の人は、それを見つけて指導してあげるべきでしょう。
「手こずる」の類語
それではここからは「手こずる」の類語についてみていきましょう。