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「半端ない」とはどういう意味?使い...(続き4)

勿論、全身恐怖を感じて逃げることすら出来ないでしょう。

「半端ない」の類語

それでは次にまいりましょう。

今度は「半端ない」の類語をご紹介していきます。

物凄い・凄い

「物凄い・凄い」とは、「並の程度を遥かに超えた」という意味です。

超える対象は多方面に及びます。

能力・才能・数・規模など。

どの要素が対象であっても等しく使えるのがこの「物凄い」や「凄い」です。

例えば、「彼の跳躍力は物凄い」「彼女のピアノの腕前は凄い」といった具合です。

「物凄い」や「凄い」の部分を「半端ない」に置き換えても文章的には違和感のない文章になりますね。

よって、この両者は類語の扱いで問題なしということになります。

言葉から受ける印象では、「半端ない」よりも「物凄い」や「凄い」を使った方が相手への敬意の念が感じられると思います。

対象となる相手に応じて言葉を使い分けましょう。

とてつもなく

「とてつもなく」とは、「非常に」「すごく」といった意味を持ちます。

つまり、「並外れた」「けた外れの」といった意味にも取れる言葉です。

どちらにしても、想像を超える次元のことを総称した表現です。

驚きや感嘆、ため息が混じってくる表現となるでしょう。

例えば、「あのタカはとてつもなく大きい」「ライオンはとてつもなく力が強い」といった言い方です。

一般的に「とてつもない」ものには通常の発想や戦略では太刀打ちできません。

2016年に封切られた映画「シン・ゴジラ」に登場するゴジラは昭和ゴジラとは比べ物にならない大きさでした。

サイズが大きくなれば破壊力も増すでしょう。

こういった対象物を「とてつもない」と言うのでしょうね。

予想以上に

「予想以上」とは、あらかじめ想像したレベルやサイズ、能力や見立て、といった意味です。

それ越えていたならば「予想以上」という表現になるということです。

「彼の成績は予想以上に優秀だった」「今年の大学進学実績は予想以上に伸びた」といった具合に使います。

この「予想以上に」の部分を「半端なく」といえば同じ意味になるわけです。

まあ、予想以上といった方が対象となる事柄を肯定的に褒めている印象は受けます。

その点、「半端ない」でしめてしまうと聞いている人に友達言葉で表現している印象を与えてしまうでしょう。

「半端ない」はどうしても言葉自体に「軽い」という印象を与えてしまう言葉といえるでしょう。

あり得ない程

「あり得ない」とは、「信じられない」「そうなる可能性がない」といった意味になります。

つまり最終的な完成やゴール到着はない、という事です。

意味合い的には「半端ない」よりも、より強調した言い方になるでしょう。

「半端ない」には多少の謙遜も含まれてきますが、「あり得ない」と言われてしまうと却下したかのような印象を受けてしまうからです。

ただ、言葉的にはどちらも通常のレベルを逸脱した状態を指して言っていますので、言葉の意味にさほど大きな違いはないでしょう。

「あの料理は半端なく美味しい」とも「あの料理はあり得ない程、美味しい」とも言えますからね。

「半端ない」を正しく使いこなそう!