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今を生きるとはどういうこと?今を生...(続き5)

ある程度の緊張感と失敗を回避するルール作りは必要ですが、今を生きていれば自分に対する評価を不必要に恐れることは無くなります。

12.完璧主義ではない

ここまでのところを読んでいただくと、今を生きることができる人はとても強い心の持ち主で完璧な人なのでは?と思われているかもしれませんが、今を生きることができる人は完全主義者ではないのです。

むしろ、ある部分ではいい加減さを持ち合わせています。

「いい加減」は「良い加減」です。

自分の良い加減さがあるからこそ人に対しても良い加減に接することができるのです。

13.自分を認めている

今を生きることができる人は自己肯定感があります。

これも逆から考えても言えることです。

自己肯定感があれば今を生きることができるのです。

というか、私たちは今を生きることしかできないにもかかわらず、今ではないどこか別なところ、つまり過去や未来に生きてしまうのですね。

隣の芝生は青く見えます。

自分にはあれがない、これもない。あの人はあれもある、これもある。

そういう考えばかりを持っている人は自分を認めることができていません。

14.実行力がある

今を生きることができると過去への後悔や未来への不安や意味のない優越感がなくなります。

すると行動力や実行力が出てくるのです。

イメージとしては手かせ足かせが無い状態でしょうか。

実行力が出ない原因は未来や過去という手かせ足かせなのです。

もちろん生まれつきとても実行力がある人と比較的「静」な人はいます。

でもその人なりに必要な実行力は今を生きれば現れてくるのです。

15.決断力がある

今を生きている人は実行力だけでなく決断力もあります。

「理由は実行力がある」のところに書いていることとほぼ一緒です。

手かせ足かせが決断の邪魔をするからです。

16.勇気がある

今を生きていれば勇気がわいてきます。

その結果実行力や決断力につながってくるとも言えます。

今を生きているということは過去や未来という手かせ足かせが取れた状態ですから、のびのびと生きることができます。

ただ、勇気がある人というのは恐れない人ではないのです。

恐いからこそ準備もし、失敗や危険な場所を回避するための努力もできると考えれば、ある次元での恐れは必要です。

不必要な恐れと必要な恐れを知っている人、知っていて正しく恐れて生きていける人が勇気がある人と言えます。

17.学ぶ姿勢がある

学ばなくなったときが老いたときです。

学ぶ気持ちがあるのなら老いではなく成熟です。

資格を取るための勉強、仕事をするうえで必要なスキル、心理学やあらゆる作法など、大人になっても学ぶことはいくらでもあります。

ただ、学ぶ姿勢というのはそういったことだけではありません。

自分にない長所を持った人を見て、すてきだなと思う。

嫉妬するのではなく尊敬の念と、自分も近づきたいと思う気持ちを持つことなど、生活しているだけで、仕事をしているだけで学べる事、学びたいことはたくさんあります。

昨日より今日、今日より明日が少しでも成長していたい、そう思える人は学ぶ姿勢がある人です。