人間関係は難しそうで案外、単純なものでもあります。
つまり「逆らわない」「服従」という姿勢さえとっていれば自分に危害が及ぶ危険性は減るからです。
人間とは疑心暗鬼の生き物です。
特に権力を持ってしまうとその暗鬼心はますます増幅されます。
「逆らわない」姿勢は、多くの組織で重宝される能力なのです。
4.賛同する
「賛同」も自分以外の他者の意見や主張に対して容認し、受け入れる姿勢をいいます。
もちろん、そこには反抗したり抵抗するような余地はありません。
身も心もその主義主張に同意しているからです。
もし、そこに自分の意見を通そうとして一点張りの態勢をとったら、それは心から賛同していない証明になってしまうでしょう。
5.意見を聞く
「意見を聞く」とは文字通り、相手の意見に耳を傾けて聞き入れることです。
これができるかどうかによって社会人として通用するかどうかが決まるスキルとなるのです。
人の意見を聞く。
こんな簡単なことが実は非常に難しいのです。
人間は基本的に自分の言いたいことを一方的に言っているときに快感が起こります。
欲求解消の手段ともなっているからです。
それが「一点張り」というものです。
人の意見を聞いているふりでもいいので聞くようにすると、きっとあなたの人当たりが今までと変わってくるでしょう。
6.受け入れる
「受け入れる」という姿勢も重要です。
「一点張り」のように強情に自分の意見を押し付ける行動と真逆になるのですから。
人間関係を円滑に進めたいと思うなら、多少気に入らないことでも一旦は受け入れるのです。
そこから話が進んでいくのです。
何でもかんでも話の入り口で遮ってしまっては何もスタートしませんからね。
7.妥協する
「妥協する」とは、自分の意見や言い分を引っ込めて相手の意見に足並みを揃える行動です。
これが上手にできる人は組織において上位に進出できる可能性を秘めています。
つまり「妥協」には「一点張り」のようなわがままさは皆無だからです。
世の中に全ての人間を納得させられる意見はそうあるものではありません。
しかし、どこかに妥協点をみつけているから人の世は成り立っているのですよ。
8.素直
相手の言うことに対して反論したりせず、きちんと聞き入れて肯定する。
このような態度を「素直」といいます。
そして「素直」こそ人が仕事を上達させることができる恰好のものなのです。
人間が「素直」さを失ったら殺伐とした世の中になるでしょう。
社会通念には規則や上からのお達しごとがごまんとあります。
多くの人が素直にそれらを受け入れて守っているから世の中は成り立っているのです。
自分の意見の方が正しいと言って、自分の正当性を主張するという一点張りになってしまったら、あなたは社会から追放されてしまうかも分かりません。