「自分には時間がないからそんなことはできない」
「体力を消耗しそうだからやめておこう」
「お金がもったいない」
などなど。
そして不満を溜めてまたまた文句を言い始めます。
「お金がなかったから本当にやりたかったことができなかった」
「ほんとうはあれをしたかったのに体力がなかったからできなかった」
「親の反対にあってできなかった」
効率や損得勘定が先に来て好きなことは二の次。
二の次ならいいですが、好きなことを全く忘れてしまっている大人が大半です。
でも本当は自分が好きなことをやっているときはエネルギーが出てくるものです。
ただ、一つ言いたいのは、好きなことをやりましょうというのは、仕事選びに当てはまる考えではないということです。
仕事選びにはもっと複雑な縁のようなものが働いているものです。
好きなことが得意なこととは限りません。
この世の人たちが好きなことだけを仕事にしていたら世の中はめちゃくちゃになってしまいます。
ほとんどの人はそれを分かって仕事選びをしているので大丈夫ですが。
今、ここで言っているのはそういうことではなく、自分が好きでやりたくて得意なことが一致している人、それが美大生ということです。
4.独創的な発想を持っている
美大生は独創的な発想を持っている傾向があります。
「あなたは独創的な発想を持っていますね」と言われたらどんな感じがしますか?
美大生ならきっと喜びますが、一般の人ならうれしい反面、自分はどこか人と違って少し変わっていると言われたような気がして、考えてしまうこともあるかもしれませんね。
独創的という言葉の奥に秘められた意味は受け取る側によって違ってくるようです。
独創的ということは、一般の人が考えるようなこととは違う発想をしたり、その人でしかしないことや考えを持っているということです。
必然的にどんなにおとなしそうな人でも、強烈な個性がありますねと言われているようなものだと感じるようです。
でも、静かに目立たないように生活したい、生きていきたいたいと思っている人、実際とてもおとなし気な人でも発想が独創的だという人がいます。
独創的な発想を持っていると言われたらぜひ喜んでいいのです。
独創的な人の特徴として、ありきたりなものに満足できないということがあります。
そして、視界が広い人です。
「常識ではこうだけれど、ちょっと待てよ」という発想ができます。
自分が独創的な発想ができるということは、独創的なものを求めているとも言えます。
凝り固まった考えをせず受け入れが大きいという特徴もあります。
独創性は表現する場を与えられれば生きていくうえでのモチベーションの維持になります。
5.ものづくりが好き
美大生はものづくりが好きな人とも言えます。
有形無形のものです。
ものなのに無形?と思われるかもしれませんが、空想や妄想からうまれる物語などもものづくりの一つですね。
美大生は自分の中に湧き上がるイメージや空想、妄想を形に表したいという動機から美大に進学します。
自分の中のエネルギーのやり場を求めているのですね。
それが「もの」となって表されるということを美大生は知っています。
表現する手段さえ間違えなければ人を癒したり、ハッとさせたりする世界を表現することができるのが芸術です。