美大生は自分の内なる世界の発露を見出している、もしくはこれから見出したいという人です。
美大生は独創的な発想をすると先にお話ししましたが、つくり出すものが前衛的なもの、奇抜なものとは限りません。
たとえば、ほっこりとするマスコット人形かもしれません。
あたたかな子供向けの文学かもしれません。
手先を使うものかもしれないしそうでないものもあります。
6.自分を表現することが好き
私たちはどんな人でも自分の中に表現をしていきたいという気持ちを秘めています。
子どもがお母さんに「ねえ、これ見て!」と言うのも、ぼくはもうこんなこともできるんだよ!ということを表現して認めてもらいたいのです。
ブログでもツイッターでも自分だけが読むはずの日記でも小説でも、自分の中の何かを表現しているということにつきます。
SNSは誰かとつながりたいという欲求もありますが、それだけではなくやはり意識していてもいなくても自分を表現したいという欲求が根本にあるのです。
美大生はそれが他の人より大きい傾向があります。
表現をしてあげなければ苦しくなるのかもしれません。
7.自信家が多い
そういう意味では自分自身を表現することに自信があるのかもしれませんね。
独創性をいかんなく発揮しようというのもこの自信に裏付けられています。
「あなたは人とちょっと違う視点を持っているね」と言われたら、平凡に生きていきたいという人は、なんだか心地悪くなる人もいるようですが、美大生はきっと喜ぶはずです。
美大生は自信家ですが、頭がカチカチな自信家ではなく、柔軟性も兼ね備えた自信家といえます。
8.独特なファッションセンス
専攻する学部によって学生のファッションセンスには違いがあります。
美大生はとってもおしゃれ?と思いきや、案外そうではない場合もあります。
おしゃれかおしゃれじゃないかという区別がつきにくいという表現が一番しっくりくくるかもしれませんね。
なにせ、ほんとうにおしゃれな人と、まったく身なりをかまわない人とに分かれます。
美大と言っても、専攻する分野によって、たとえば絵画を専攻している人は画材や材料におこづかいが消えていきます。
自身のファッションに費やしているお金はないのです。
作品を仕上げるためにあまりバイトはできませんから、金欠状態という美大生も多いです。
デザイナーを目指している人なら、洋服命とばかりに着るものにとてもこだわりのある美大生もいます。
どちらにしても独特な感じを醸し出している人が多いですね。
美大生は圧倒的に女子が多くなっています。
男子の目を意識したファッションをした美大生は少なく、自分の個性を見てほしいというおしゃれをしています。
独創的な発想がファッションにも生かされています。
9.自由人
美大生は型にはめられるのが苦手です。
ルール通りに何かをするということに抵抗を感じているのかもしれません。
ところで「あなたは自由人だよね」と言われると、「それって褒められてる?けなされてるの?」と言葉の真意が気になりますよね。
日本では周囲と歩調を合わせられる人、協調性がある人が尊重されるので、自由人というのはどうも異端だと言われているよう感じてしまうのです。
実際、自由人だと言われる人のほうが日本では少ないようですので、本人はそんな気がないのになぜか目立ってしまいます。
みんなと歩調を合わせるのが苦手でその場に馴染めなくても、あまり気になる様子を見せないでしょう。
自分の心の赴くままに行動したいのです。
または、自分がやりたくないことはどうしてもできないですね。
みんなと合わせないと恥ずかしいとか、人目を気にすることがないのが自由人の特徴です。