自分の立場を守るために我慢をすることがあります。
また、他の人のために我慢をしなければならないこともあります。
いずれの理由も、物事が好転することを期待して我慢をするのです。
物事を好転させるための手段には、我慢すること以外にも色々あります。
安易に我慢することを選択せずに、他の手段も模索することが必要です。
物事を好転させるための手段として、他の方法を見つけ出すことで、我慢しなければいけない理由をなくすことが出来ます。
10.失敗を恐れない
目的に向かって取り組んでいるとき、難しい状況に直面すると、失敗を恐れて消極的になる人がいます。
また、一方では、難しい局面を乗り越えるために積極的に最善を尽くしながら目的に向かう人もいます。
目的を達成させるためには、我慢をせずに最善を尽くしましょう。
最善を尽くす意欲が湧いてくると、失敗を恐れない自信が生まれてきます。
我慢するメリット・デメリット
我慢をすることのメリット・デメリットは、その人の価値観の違いにより、受け止め方が違ってきます。
つまり、我慢をする人にとってのメリット・デメリットと、我慢をしない人にとってのメリット・デメリットには大きな違いがあるのです。
我慢をする人は、周りの人との人間関係を大切に考えます。
周りとの人間関係を大切にする人は、他の人の考えにも耳を傾ける思いやりを持っています。
ですから、他の人のためには、自分が我慢をするという気持ちになることができるのです。
他の人の考えを大切にできる人は、我慢をすることで周りの人との人間関係が快く保たれるのでメリットとして受け止めます。
ですから、我慢をすることによるデメリットを感じることはありません。
一方、我慢をしない人は自分本位な考えを持っていますので、周りとの人間関係を大切にすることをしません。
自分本位の考えをする人は、他の人との人間関係を築くことよりも、自分の考えを押し通すことを第一に考えがちで、我慢をすることをしません。
自分本位の人は、我慢をすることで自分の考えを押し通すことが出来ませんので、デメリットとして受け止めます。
ですから、我慢することをメリットとして感じることはありません。
我慢するメリット
職場やプライベートの人間関係を快く保つことを大切に考えている人は、時には我慢をすることが人間関係をスムーズにする“特効薬”としての役目を果たすと考えています。
ですから、我慢をすることにメリットがあると考えるのです。
人それぞれに考え方が異なりますので、100人の人が集まれば、100通りの考えが集まることになります。
職場は、様々な人生観や価値観を持つ人が共に仕事をする場です。
ですから、お互いに自分の価値観や考えを主張していては、仕事は1歩も前に進みません。
お互いが、状況に応じて我慢をすることで、職場の人間関係が成り立ち、仕事も成り立つのです。
我慢をすることは、職場の人間関係をスムーズにするための“潤滑油”としてのメリットがあります。
また、プライベートの人間関係の中でも、お互いの間に考え方の違いが生じます。
様々な人生経験から様々な人生観や価値観が生まれてきます。
お互いの考えや価値観を尊重し合うことで、プライベートな個人同士の人間関係が成り立ちます。
お互いの考えを尊重し合うためには、時には我慢をすることで、人間関係がスムーズに流れていきます。
我慢をすることは、お互いの個人同士を尊重し合うための“譲り合い”という役目を果たします。
我慢をすることは、譲り合い精神としてのメリットがあるのです。
周りの人からの好感度が上がる
周りの人との人間関係を快い間柄にしていくためには、お互いの間に信頼感が育まれていることが大切です。
お互いに自分の考えを主張し合っていては、考えがぶつかり合って、信頼感は生まれてきません。