6.飢えた状態を作る
人は「飢えると渇望」するようになります。
つまりは欲がより強くなり、そのためにはどんな努力も惜しまないようになるのだと思います。
したがって本気で餓えている状況ならば、目的達成のためには何でもしようとするはずなのです。
そういったことからも「餓えた状況を演出すること」は非常に重要です。
本能的に飢えていると覚醒できる
少し話しは逸れるかも知れませんが、男性は禁欲状態、つまりは自慰行為や性行為をやっていない期間が長い方が異性にモテるようになるそうです。
男性の魅力はさまざまあると思われますが、何と言ってもそれには「男性ホルモン」が深く関わっているでしょう。
自慰行為つまりは「オナニー」を自制すると、男性ホルモンが安定的に分泌され、筋力が上がったり、肌質や髪質が良くなったり、体毛の伸びも少なくなるそうです。
更に性格面でも自慰行為への衝動をコントロールできるという点ではかなりのアドバンテージがあるようで、一種の「余裕」を持つ事が出来ます。
こうすることで、女性に対しても大人の対応ができ、結果モテるようになるんだとか。
ですが我慢のし過ぎも問題ですので、きちんと目標を決めて、時には自分に甘くする事も重要だそうです。
こういったことからも、「餓えている状態にある方が人間何事も向上できる可能性を持つ」と言う事です。
人間の欲深さは時に問題を生んでしまいますが、悪い事ばかりではありません。
今日の生活利便性についても紛れもなくこの「欲」から具現化したものなのでしょうから、どちらにしても「欲だろうが何だろうが自身の覚醒のために何でも上手く利用すること」が一番重要なのかも知れません。
7.他人の評価を気にしない
日本人には「完璧主義」の人が多いように感じます。
これは孤高の崇高な人間ならばそのままでいいでしょうが、完璧主義のほとんどの日本人が「シャイから来る偽物の完璧主義」だと思います。
日本人は「英語は話せますか?」と街で聞かれるとおよそ7割くらいの人間は「無理です」と答えるそうです。
しかし日本人は義務教育も入れて、高校・大学と通学すれば「かなりの年数英語を勉強していること」になります。
自由自在に話す事が出来なくても、単語単語で言いたい事を何となく伝える事ができてもよさそうなものです。
この質問を例えばアメリカですると日本とは違った結果に成ります。
「日本語話せますか?」と聞くと、「もちろんさ」とほどぼ9割の人間がこう言います。
そして返ってくる言葉は「イチロー、スシ、テンプゥーラッ」以上なのです。
およそ2つか3つの拙い単語を言い、自分は日本語マスターだと言わんばかりの誇らしい顔つきでこちらを見てきます。
多くの日本人はこの状況を考えて、「アメリカ人はなんて信用の無いいい加減な人ばかりなのだろう」と思う事でしょう。
しかし本来はこれでいいのかもしれません。
相手は「日本語が話せますか?」という質問をその人にしているのです。
ここで重要なのは「自分の能力に対する自己評価」です。
自分で話せる事に「自信」があるのだからそれを誰かに否定される筋合いはありません。
だから自信満々に「Yeah!」と答えたのです。
しかし日本人はというと、「英語話せますか?」という質問に、自分の能力の自己評価はあまり関係ありません。
考えている事は、「英語話せますか?」、「はい」、「では話しましょう」、「えっと…」、「ええっ、話せるって言ったじゃないですか?あなた嘘付きのペテン師ですか?
信用ならないな、おーい、みんな見てみろよ。ここに英語を話せるとか言ってる恥さらしの大嘘つきがいるぞ?」となった時は目も当てられません。
重要なのは自分の能力どうこうではなく、「相手が自分に求めている事は何なのか?」という事です。
自分は関係ないのです。
こう言った「シャイさからくる完璧であろうとする心」は、日本人の多くが持っていると思われますが、それが一種の謙遜で終わっているようならいいです。
「能ある鷹はなんとやら」ですから。
しかし「相手が納得できないほどの能力しかなかったらどうしよう…」と二の足を踏んでいるようなら、その「完璧主義」は偽物です。
その偽物の完璧主義があるからこそ、「恥をかかないように向上しよう」と日々努力をしていくきっかけにもなるかも知れませんが、それも人によりけりです。