その中でも、自己肯定感に歪みが生じてしまうと、まったく何の根拠もなしに「自分は何をしてもいい」「自分なら許される」と思い込んでしまうのです。
例えば「自分は急いでいるのだから皆が並ぶ列に割って入ってもいい」「自分は人のプライベートにとやかく口を出しても構わない」といったように、自分のことを最優先に考えて行動します。
そしてそれを指摘されても、「自分はいいんだ」と自己を肯定するために、考えを改めようとはしないのです。
3. コミュニケーション障害
人とのコミュニケーションが上手く取れない人は、自分の心の殻に閉じこもってしまうか、もしくは人並み以上に出しゃばることがあります。
相手の気持ちや意志を理解出来ないために、それを相手に聞くこともなく、勝手に自分で判断してしまうのです。
そして、それを正しいと思い込んでしまうため、例え相手から非難されても、「自分はいいことをしたのになぜか文句をつけられた」と感じます。
そうしたコミュニケーション障害が、厚かましい性格を助長させてしまうことがあります。
4. 「人の振り見て我が振り直せ」で気付かせよう
厚かましい人に、自分の厚かましさを気付かせるのは相当に難しいです。
しかし、もしその人とこの先も一緒に過ごしていく必要があるのなら、やはり気付いてもらうに越したことはないでしょう。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉にあるように、厚かましい人にそれを気付かせるには、自分がされたら嫌なことを相手にするのが効果的でしょう。
例えば相手が並んでいたら、その前にわざと割り込みをして、相手に怒られたら「自分もいつもやっているでしょ?」と言ってみると、その言葉で気付く可能性はあります。
厚かましい人がされて嫌だと感じることは、他の人も当然されたら嫌なことです。
それを相手自身がいつもしているのだと気付かせるなり、直接指摘するなりしてみましょう。
もしそれで「自分はいいんだ」と言い張ったら、「なぜ自分だけは許されるのか」を、相手が答えに窮するまで問い続けても良いかもしれませんね。
言い合いになる可能性はありますが、それくらいやらなければ気付かせることは難しいでしょう。
厚かましい人の22個の共通点
たくさん人が集まれば、そこには必ず厚かましい人もいます。
すべての厚かましい人に共通するのは、一体どんなところなのでしょうか。
厚かましいといわれる人に共通する22個の特徴を挙げていきます。
もし、自分が厚かましい人間ではないか気になる人がいれば、これから挙げていく特徴が自分に当てはまっていないか確認してみても良いでしょう。
1. 自分さえ得をすれば良いと思っている
厚かましい人は、自分さえ得をすれば良いと思っていることが多いです。
元々「自分だけは何をしてもいい」と勘違いしやすいタイプなので、何をするにしても常に自分のことだけを最優先にします。
自分を最優先にするのは悪いことではありませんが、厚かましい人は自分さえ良ければ、後の人のことはどうなってもいいと考えています。
だからこそ平気で他人を傷つけるような発言をしたり、皆のために配られたお菓子でも、自分の分だけはたくさん確保したりします。
2. ケチである
厚かましい人は、基本的にケチな人が多いです。
そこまでお金に困っているというわけでもないのに、一緒にご飯を食べに行けば、奢ってもらうのを期待するか、一円単位まできちっと割り勘をしたがります。
仮に誰かに多めに支払ってもらっても、次のご飯の時に「この前は多めに出してもらったから、今日は自分が出すよ」なんて絶対に言わないタイプの人が多いです。
とにかく細かいところまでお金を割りたがり、かといって自分が多めに出してもらうと平気でそれを受け入れます。
「申し訳ない」といった感情はまったくありません。
どこかへ旅行に行く際にも、少しでも宿代や交通費を安くするために、特別親しくない人まで平気で誘うような真似もしますので、一緒にいる人からすれば困ってしまいます。
3. 自分のことが好き
厚かましい人は、自分のことが大好きです。