ただの物のやり取りであればまだ大きな問題ではありませんが、それがもしも友人の彼氏や夫だった場合には、周囲の人間関係をめちゃめちゃに壊してしまいます。
14. 自分は周囲に好かれていると思っている
子どもの頃から甘やかされて厚かましい性格になってしまった人は特にそうですが、何の根拠もなしに自分が「周囲の人たちから好かれている」と思い込んでいることがあります。
そうなると、自分が何をやっても周りの人たちは許してくれて、甘やかしてくれると思い込み、自分勝手でわがまま行動を平気で取ります。
もし、それを誰かに窘められると、それが何故いけないことなのかと相手を責め立てるか、「自分に嫉妬して意地悪をしてくるのだ」と思い込み、被害者ぶって周りの人たちに言いふらしたりします。
自分が何をしても周りに嫌われることがなく、またいつでも好かれていると思い込んでいる状態では、他人の指摘や忠告など決して聞き入れることはありません。
その状態から目を覚まさせるには、周りが結託してその人に冷たい態度で接する必要があります。
15. 人に厳しく自分に甘い
厚かましい人は、人には厳しいですが自分にはとことん甘い性格をしています。
誰かが仕事でミスをすれば必要以上にそれを責めたてたり、嫌味を言ったりします。
しかし自分がミスをした時には周りに気付かれないようにミスをこっそりと隠すか、「この場合は仕方がない」「そもそも指示が悪い」などと開き直ったり、責任転嫁して自分は悪くないと主張します。
また、例えば職場の誰かが体調不良で会社を休んだら、周囲や本人に対して「この忙しい時期によく休めるな」「本当に体調不良かどうか怪しいところだ」などと嫌味を言いますが、自分は平気で連休を取って旅行に出かけたりします。
このように、厚かましい人は自分を特別視しているために、「自分は何をしてもいいけど、他の人はダメ」といった考え方をしています。
だからこそ人のミスや事情にはまったく理解がありませんが、自分のことになると寛容になるのです。
16. 努力することができない
厚かましい人は自分に甘いために、現状よりも良くなろうと努力をしたり、自分の言動を振り返ったりはまったくしません。
今の自分が最高に良い状態だと思い込んでおり、また周りからの自分に対する評価も高いと勘違いしているからです。
人が現状よりもより高みへ上がろうと思ったら、今の自分の状態には満足せず、「もっと自分は出来るはずだ、もっと上へ行きたい」といった向上心を持つことで努力出来ます。
例えそれで普通の人よりも高いレベルに達しても、そこで満足しないためにさらに高みへと上れます。
しかし、「もうここまでくればいいだろう」「このくらいでいいか」と現状に満足してしまうと、そこで向上心はなくなり、そこから上へは行けなくなります。
厚かましい人は、常に今の自分の状態が一番良いと思い込んでいるため、努力をすることが出来ないのです。
また、例え現状に不満があったとしても、それを誰かや何かのせいにして言い訳をするため、自己反省をしてそこから努力をすることには繋がりません。
努力が出来ない原因も自分自身にあるのですが、それすらも認めないか、気付いていないため上手くはいかないのです。
17. 平気で嘘をつく
厚かましい人は、「自分可愛さ」が一般的な人に比べると異常なほどに強いです。
そのため、常に自分を一番優先にし、何があっても自分だけは守ろうとします。
その自分を守る術として、平気で嘘をつきます。
例えば子ども同士の喧嘩で親に怒られたら、「自分は何もしてないけど相手が叩いてきた」などと嘘をつき、自分は悪くないと主張します。
また、友達同士にありがちな悪口を言った、言わないで揉めた時にも、「自分は何も言ってない」と言い張ります。
例えそれで他の子に「嘘だ、悪口を言ったのを聞いた」と告げ口をされても、「自分は言ってない。
むしろそっちが悪口を言ってた」と自分を守るために真実を捻じ曲げて、嘘の事実をでっち上げます。
その結果、人間関係がさらにこじれてしまうのです。
人間関係でもそうですが、仕事上でのトラブルで平気で嘘をついていると、いずれは必ずそれが周りの人たちにもばれてしまいます。
その結果信用を失い、どんどん周りの人たちからは嫌われていくのですが、本人はそれに気づかないか、気付いていても素直に「ごめんなさい」と反省することが出来ず、さらに嘘を重ねるのです。
厚かましい人は、まったく何の根拠もないのに堂々と嘘をつきます。
18. 厚かましい行為に悪気はない
厚かましい人は、一見悪意に満ちて厚かましい行動に出ていると思われがちですが、実はそうではありません。