厚かましい人は、自分の育った環境でそうなることが多く、子どもの頃のわがままが、そのまま大人でも通ってしまっているような状態なのです。
また、大人になれば余計に周りの人たちは「関わりたくない」と自ら離れていくか、適当にあしらうため、本人は自分が厚かましい行為をしているという自覚がまったくないことが多いのです。
だからこそ、平気で人を傷つけたり、人のものを欲しがったりすることが出来るのです。
しかし、悪気がないからこそ本当にたちが悪いといえます。
まだ悪意を持って行動していた方が、本人が「悪いことをしている」という自覚があるため、注意をすれば行動は止められますし、本人が空気を読んで行動しないこともあります。
しかしまったく無自覚で悪気がなければ、どんな場面でも平気で人の迷惑になることをしてしまいますので、たちが悪いのです。
19. 集団のペースを乱す
厚かましい人は、いつでも自分中心に物事を考えて行動しています。
そのため、皆で集団行動をしている時にも、自分勝手に好きなことをしたり、皆とは違う行動を取ったりして、集団のペースを乱します。
また、自分で集団のペースを乱しておきながら、何か上手くいかないことがあれば周りの人のせいにするため、一緒に行動すると大変面倒くさいタイプです。
例えば学校の文化祭などで、全員で協力して一つのものを作り上げる時に、「今日は見たいテレビがあるから」と一人だけ先に帰ったりして、場の空気を白けさせることがあります。
さらに会社内では、部署内で協力して仕事を終わらせようと頑張っている時に、「そろそろ休憩しようよ」「早く帰りたいんだけど」などと文句を言って周りのやる気を削ぐこともあります。
このように、皆で一致団結している時にも、まったく空気を読まない発言や行動を取ります。
20. 目立ちたがり
厚かましい人は、いつでも自分が中心だと考えています。
また、周囲から好かれていると思い込み、自分は何をしてもいい、周りの人は自分のすることに何でも注目するといった勘違いをしていることが多いです。
そのため、自然と目立ちたがる傾向にあります。
皆が同じように頑張っている中で、好き勝手な言動や行動をするのも、それが許されると思っているのと同時に、自分一人が目立てるからという理由も見られます。
厚かましい人の傍若無人な振る舞いによって、迷惑な意味で注目されていたとしても、また冷たい視線で周りから見られていたとしても、当人は「良い意味」で目立っていると勘違いしていることがほとんどです。
だからこそ、身勝手な発言や振舞いが止まることはありません。
21. 幸せな人やお金持ちのことを嫌う
厚かましい人は、自分が一番だと考えていることが多いため、「自分が誰よりも常に幸せでいたい」と考えています。
そのため、自分よりも幸せそうな人やお金持ちの人のことを嫌っていることが多いです。
自分よりも幸せそうな人を見ると、何かにつけてその人のことを馬鹿にしたり、卑下するような発言をします。
例えば彼氏に恵まれて幸せそうな女性を見ると、「あんなレベルの低い男で満足出来るんだねー」とひがんだり、「地味同士相思相愛じゃないか」とあくまでも相手を下に見た発言をしたりします。
また、お金持ちの人を見れば、「何か悪いことしてお金を儲けたんじゃないのか」と言いがかりをつけたり、「貧乏人の気持ちなんて分かりっこない」と根拠のない悪口を言ったりします。
厚かましい人は、基本的に同性への嫉妬や妬みの感情が強いため、女性であれば同じ女性で幸福そうな人やお金持ちの人に対して悪く言うことが多いです。
また、男性の場合も同様です。
本心では自分にはないものを持っているため嫌うのだと分かっているはずですが、厚かましい人はそれを自分で認めようとはしないでしょう。
22. 独占欲が強い
厚かましい人は、独占欲が異常までに強いです。
一度手に入れたものはもちろん、人のものまで自分のものにしてしまおうとする執着心もとても強いです。
しかし同時に飽きやすくもあり、一度手に入れてしばらくすると、飽きてしまって二度とそれに触らないことも少なくありません。
ただし、誰かがそれを欲しがったり、羨ましがったりした途端にまた独占欲が沸き上がり、「これは自分のだから渡さない!」と強く主張します。
このように、厚かましい人は自分自身の判断基準もありますが、他の人からの感情や意志によっても独占欲が大きく変化します。
例えば一見何の変哲もない石ころがあり、普段ならばそれに見向きもしないでしょう。