「したたかな女だな」なんて、よく男性が女性に対して使う表現ですよね。
男性から女性に対して“したたか”と言う言葉を使う時、基本的には皮肉交じりの嫌味として言っていることが多いように思います。
主に「計算高い女」に対して、“したたか”を使いますよね。
それを言われる女性側は…やっぱり嫌味なので、良い気分では無い。
と思われる一方で、「ブス」と言われるほどのショックは受けていないのではないでしょうか。
筆者も女性ですが、場合によってはむしろ褒め言葉として受け取ってしまうかも(笑)
まぁ直接言われるというよりは、陰で言われることの方が多いとは思いますけどね。
でも「したたかな女」っていう表現は、「男勝り」って言われる感覚と似ている気がするんですよね。
女性に対して男っぽいって、本来褒め言葉では無いんだけれど、場合によっては女性としての強さを認めてもらえたようで嬉しくなったりします。
計算高い女として「したたかだ」って言われたとしても、計算を行っている自覚のある女性からしたら「バレちゃったか~」くらいの感覚なのかもしれません。
あなたの周りにもいる、したたかな女性たち
女性って、したたかさを身につけている人が多いと思います。
程度の問題もあると思いますが、あなたの周りの人を見てみても、したたかな女性ってパッと思い浮かぶんじゃないでしょうか?
ただ“したたか”っていう言葉、本来の意味とはちょっとズレて使われている面も多いみたいなんですよね。
計算高いことをしたたかというのは、近いけど正確な表現ではないんです。
筆者も、したたかの意味って分かっているようで分かっていなかったように思います。
性格や性質を表わす表現って本当に沢山あって、似ている言葉でも微妙にニュアンスが違うんですよね。
ですので今回は、“したたか”という性質がしっくりくるのはどんな人なのかっていうことも、詳しく調べてみたいと思います。
1. 「したたか」の意味
「したたか」の意味を調べてみると、“粘り強く、他の圧力に屈しない”や、それによって“手ごわい”ことなんですよね。
また、“強くて勇猛”なんて意味としても解説されています。
計算高いという意味は解説されていないので、計算高い女性に“したたか”というのは、ぴったり当てはまる表現ではないと言えます。
ただもっと意味を調べ見ると、“程度がはなはだしい”なんて意味としても解説されている言葉なので…嫌味として使われる場合は、この意味合いが強いのかもしれません。
また、計算高いってことは“手ごわい相手”ってことにもなるし、計算で動ける女性を男性から見ると“強い”と言えないことも無い。
そんな意味が混じりあって、計算高いような女性に対して「したたか」と言うようになったのかもしれませんね。
言葉って、良い側面と悪い側面を持っているもので、使う本人がどんな気持ちを乗せて使うかによって、意味合いが大きく変わってしまうんですよね。
たとえば「したたかに生きる女性」って言う表現も、どんな気持ちで発信された言葉なのかによっては、褒め言葉にも皮肉にもなります。
「したたかな女性」と言われて悪い気がしない女性がいるのも、良い側面で捉え、褒め言葉として受け取っているからなのかも。
ある意味プラス思考!嫌味で言ってもプラス思考で捉えちゃうようなところも、したたかと言えるのかもしれませんね。
2. 漢字で書くと?
因みに“したたか”を感じで書くと、“強か”となります。
漢字を見ても分かるように、強さを表わす言葉として使う方が、正しい使い方。
筆者が感じている「男勝り」と言われた時と同じような感覚っていうのは、したたかを本来の意味で捉えていたからなのかも。
だけどもちろん、嫌味で使われるということも知っています。
結局は、使う本人の気持ち次第で意味合いは変わってくるので、その言葉のニュアンスをどう受け取るかっていうことが、重要なんですよね。
つまり、空気が読めるかどうかってことなのでしょう。
でもしたたかな女性なら、空気を読んだうえでも尚、したたかでいられるのかもしれませんね。