そんなことからも、したたかな女性になった原因として、執着心の強さも挙げられています。
粘り強く屈しない強さは、どちらかと言えば良い意味。
社会で生き抜く強さを持った女性を意味すると思います。
ところが、執着心が強いというのが根本にあると、また少し意味合いは変わってきますよね。
粘り強さと執着心は、似ているようで違います。
粘り強さは、言葉を置き換えると“我慢強さや辛抱強さ”。
自分の中で耐える力で、どちらかと言えば自分との闘いです。
一方執着心は、“特定の物事に対する強い欲望”を持っていることを意味します。
粘り強さとは逆で、どちらかと言えば自分の欲望を押えることが出来ていない状態です。
だけどこの執着心が、したたかな女性になっていくベースになる場合もあるんですよね。
執着する物事への欲望を押えられないがゆえに、その欲望を叶えるためならなりふり構わない粘り強さを発揮するのかもしれません。
こういった女性が、計算高いとも言えるのでしょう。
計算高い女性がしたたかだと言われるのは、執着心が根本にあるからなのかもしれませんね。
4. 男勝りの気の強さ
したたかな女性になったのには、男勝りの気の強さが起因していることも。
筆者がしたたかと言われて褒め言葉と感じる、男勝り!
これが褒め言葉になるのかどうかは、発する側の思いや、受け取る側の感情によっても違うのでしょうね。
それでもやはり、女性は男勝りの気の強さくらい持ち合わせていないと、したたかにはなれないと考えると…女性の社会進出が加速化している今、褒め言葉にも成り得るように思います。
それに女性のしたたかさというのは、女性ならではの強さでもありますよね。
単に男勝りに強いというだけではなく、女性らしいしなやかさを兼ね備えた強さを持っているのが、したたかな女性なのではないでしょうか。
力任せに張り合う男性がいるなかで、しなやかに男性を出し抜いて勝ってしまう女性。
こんなところもまた、叶わないと思わせる強さを感じさせるだろうし、計算高くも見えるのかもしれませんね。
4. 必ずしもマイナスイメージではない
これまでにもお話してきた通り、したたかというのは必ずしもマイナスイメージではない言葉。
発信する側の気持ち、また受け取る側の印象によって、言葉の意味はいかようにも変化します。
まぁでも、「したたかな女」と言われる場合は、皮肉交じりのことが多いのかもしれませんね。
強さを認めつつも、「女のくせに可愛くない」なんて気持ちが乗せられているのだと思います。
また、したたかさにも程度がありますよね。
しなやかな強さを持った女性なら、したたかでも芯の強さをもった女性というような良いイメージですし、度が過ぎる執着心や下品にも見えてしまう計算高さを持った女性だと、したたかと言ってもイメージは悪くなってしまいます。
筆者が憧れるのは、女性らしいしなやかな強さを身につけた女性。
そうでありたいと願っている以上、「したたかだ」って言われたら喜んじゃいますけどね(笑)
したたかな女性の14個の特徴
ここまで、“したたか”の意味や、女性がしたたかになるその原因を見てきました。
したたかといっても、どんな意味合いで発信されているかは、したたかという言葉を使う人次第なんですよね。
女性は弱く儚いものだという固定概念から言えば、強さを表わすしたたかという言葉は良い意味ではないけれど、現代社会に女性が進出していくことを考えたら、したたかさも持っていなければ、男性と渡り合っていけません。
ですので、女性が社会進出することを良く思わない人達は、皮肉でしたたかという言葉を使い、女性を受け入れている人達は、褒め言葉の意味で使うのかもしれませんね。
また、したたかな女性と言われる人達の中にも様々なタイプがあり、したたかと言っても、そうなった原因によっては性質は全く別物だったりもするんですよね。
それでも“したたか”という一言に集約されれば、一緒くたにされてしまうしたたかな女性たち。