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草食系男子の13個の特徴(続き2)

1. 女性の社会進出

草食系男子の増加の背景。

この理由の一つには、先ほどもふれた通り“女性の社会進出”が挙げられますよね。

今、社会にどんどん進出して活躍する女性が増えてきています。

それが可能になったのも、ある意味では草食系男子が増えたからとも言えるんでしょう。

女性をリスペクトする草食系男子が社会に女性を受け入れ、対等に付き合うようになった。

だからこそ、女性が社会でどんどん能力を発揮できるようになってきたとも言えるんですよね。

また一方では、積極性がなく控え目な草食系男子よりも頼もしい肉食女子に、草食系男子が圧倒されている結果…という場合もあるのかもしれませんね。

女性に押され気味なのか、女性を受け入れているのかは、草食系男子の中でも二通りに分かれているのかもしれません。

ただどうしても、草食系男子の存在を受け入れられない年配の方々からは、「男なのにだらしない」と、Newタイプの草食系男子も、ただ甲斐性がないだけの草食系男子も、一緒くたに見てしまうのでしょう。

それが、草食系男子が増えることを良く思わない世の風潮に、繋がっているのだと思います。

どちらにしても、長く社会を引っ張ってきた男性側の価値観が変わらなければ、女性が活躍する社会なんて有り得ません。

草食系男子の増加の背景には、確かに女性の社会進出がありますが、それは男性が女性に押され、女性が男性を押しのけて上に立った。

というわけでは決してないんですよね。

時代の流れがそうであり、それにともない男性が、女性を対等に見る流れが出来上がってきた。

そんな彼らが草食系男子であり、女性の社会進出を後押ししていると言ってもいいのだと思います。

2. 親の育て方や家庭環境


時代の流れが変えたのは、男性の価値観だけではありません。

今草食系男子が増加している背景には、親の育て方や家庭環境も大きく影響していると言えます。

昔は子供が多いのが当たり前の時代でしたよね。

物も少ない中、人数の多い家族の中で分け合い、時に取り合いをしながら生きていたでしょう。

子供の数が多ければ、それだけ親の目も行き届きません。

それでも兄弟姉妹で協力し合い助け合いながら、なんとかここから這い上がろうっていうハングリー精神も、自然と身に付いていたんだと思います。

筆者の父がまさにそう。

ちょうど戦争が終わるころの生まれで、まさに物がない時代。

そして大きく世の中の流れが変化していく転換期です。

8人兄弟の末っ子で、子供のころに母親が目をかけてくれた記憶はないと言っていました。

代わりに兄弟に面倒を見てもらっていたみたいですね。

家庭の経済状況も厳しかったようで、そのころの母の苦労、そして何より父本人が苦しい思いをしたことが、大人になってからの父を支えていたようです。

父は母の愛情を思うように受けられなかったけど、いつか母を楽させてやりたいという思いは強かったようだし、自分が家庭を持ってからは、あのような苦労を自分の家族にさせまいと、高度成長期の中で踏ん張り続けてきたんです。

それが男の役割なんだって、小さいころから体に叩き込まれて大人になったようなものなんですよね。

昔の男性に草食系男子が少ないのは、そんな時代だったから。

筆者の父のような価値観の元で育ってきた人が多いはずです。

一方今は、子供が多い家庭は珍しいくらいです。

核家族化とも言われて、2世代3世代で暮らしている家もほとんど無いでしょう。

時代の流れと共に物は溢れてきたし、子供が少なければそれだけ物に困るっていう経験も無いですよね。

物だけじゃなく、親の愛情も独り占め出来ているかもしれません。

そうやって育った今の世代の若者たちには、昔の人より成りあがってやる!這い上がってやる!っていうハングリー精神が育たないのも当たり前ですよね。