ピーターパンが男の子であることからもわかるように、ピーターパン症候群は、男の子をイメージしたものです。
名付け親のダン・カイリーによると、ワーカホリックで家庭を顧みない父親、専業主婦で家事と育児が生きがいの母親、そしてこどもは長男というケースが非常に多かったそうです。
次男の場合は長男が壁になってくれるということでしょうか。
また年少のころは利発で元気よく、勉強も優秀な子に発症することが多いそうです。
しかし少数ながら女性にも見られます。
女性の場合、大人になるにしたがい男性に比べより現実的な生き方にシフトしていくことができます。
しかし少数ですが、中にはピーターパン症候群と同じ症状を呈しているケースもあるそうです。
女性の場合は、シンデレラ症候群、またアラフォーの年代になるとプリンセス・パン症候群という言い方もあるそうです。
いずれもいつまでたっても少女時代の夢から未だ冷めず、王子さまが迎えにきてくれる待っているのです。
これはちょっと不気味というしかありません。
16. KYである
ピーターパン症候群の人は、他人とその場の気分を共有することが苦手です。
バラバラな家族に育ち、気流が乱れていることが普通だったためでしょう。
周りの評価は気にしても、周りとの調和は気にかけていいわけです。
したがって落ち着きがなく、場をわきまえない発言が非常に多くなります。
これではどこにいってもすぐにKYのスタンプを押されてしまうでしょう。
17. すぐ妄想の世界に行ってしまう
ピーターパン症候群の人は、大人になりきれないことが特徴です。
子どもっぽいままですから、見る夢も一向に現実に寄り添っていきません。
いつまでたっても妄想のレベルにとどまり続けるのでしょう。
現実を学び、受け入れて自分なりに何とかこなしていく、といった社会的な成長を拒否しているようにも見えます。
それは気味が悪いというイメージにつながります。
とても世間一般の普通の人とは話がかみ合いそうにありません。
18. 人に厳しく自分に甘い
ピーターパン症候群の人は、両親の不仲など、厳しい環境で育っています。
その結果、性の役割において心理的葛藤を招いています。
そうした影響から、自らを厳しすぎず優しすぎない、ほどよいスタンスに置くことができません。
自分には甘すぎ、他人には厳しすぎる基準を作っている場合がほとんどです。
その結果、人の気持ちがわからない男が出来上がります。
周囲からは不安定な性格と思われて、何となく敬遠されていることが多くなっているようです。
19. マザコンタイプである
ピーターパン症候群は、両親の関係性が大きな原因を作っています。
冷えた関係の反作用で母親がむやみに男の子を可愛がり、子どもを自立できなくしてしまいます。
そしていわゆるマザコン男を作ってしまいます。
ただし日本におけるマザコンは、テレビドラマなどの影響によるイメージ先行が強すぎるようで、ほとんどまともな恋愛や結婚はできないと思われています。