自覚は、責任と並んで社会人が持つべきもの。
これは、社会人としてのルールでもありますよね。
でも最近、自覚の無い大人が多いとも言われています。
あなたは社会人としての自覚、持っていますか?
「もちろん持っているに決まってる!」って思う人も多いのではないかと思いますが…自覚を持っていると勘違いしているだけになっている人も、中には居ると思います。
今回はそんな、自覚とはどういう意味なのか、自覚を持つとはどういうことなのか?社会人なら気を付けるべきこと、自覚の使い方、類語などを解説していきます。
皆さんも自分自身を振り返りながら、社会人が持つべき自覚について、一緒に考えてみませんか?
「自覚」を持つことは社会人のルール
「自覚」を持つことは社会人としてのルールなのですが、そもそも自覚を持つとはどういうことなのでしょうか?
改めて自覚について問われると、持っているつもりになっていただけで、実は持っていなかったのかもしれない、と自信が無くなってしまう人もいるのではないでしょうか。
社会人になると、責任と同時に持つべきものが自覚なんですよね。
だけど、自覚を持つことって当たり前すぎて、疎かにしてしまいがちな感覚のような気もするんです。
責任は常に問われるものだけど、自覚は、自覚がない行動や言動が表面化して初めて、指摘されるものでもあると思います。
ですので自覚は、常に意識する環境にはないと言えるんですよね。
社会人としての自覚とはどういうものなのか。
自分に足りない自覚はあるのか。
まずは、「自覚」って何?というところから考えてみましょう。
自覚の意味とは?
自覚とは「①自分の置かれている位置・状態、また、自分の価値・能力などをはっきり知ること」、「②仏語。自ら迷いを断って悟りを開くこと。」という意味を持ちます。
自覚は、「自分を覚(おぼ)える”または“覚(さと)る」と書くんですよね。
この“覚”という言葉は他にも、“さます・さめる”とも読むことが出来ますが、自覚の場合は「おぼえる・さとる」の言葉の意味で捉えると良いでしょう。
この“覚”は、もともとは仏教用語なんだそうですよ。
そう知ると何となく、自覚とは、精神性的な意味合いが強いことも分かりますよね。
“覚”には、「今まで分からなかった道理や意味に気付く」という意味があります。
この意味が、自覚という言葉の根源とも言えそうですよね。
“さとる”という言葉には他に、悟るという漢字が使われることもありますが、“覚(さと)る”と書く場合は主に、感覚や直感のニュアンスになるようです。
ですので、覚える(=自然にそう思える。感じる)に近い使い方がされる漢字だと認識しておくと、覚えやすいかもしれません。
「寒さをおぼえる」といった場合は、感覚の意味になりますよね!
覚を使った言葉にはほかに、「覚悟・覚醒・発覚・不覚」なども挙げられます。
これらにはいずれも、“さとる・はっきりわかる・目がさめる”などの意味合いがあり、どれも自身の感覚や直感、また精神性を表わしていますよね。
そんな覚の意味からも自覚は、「自分自身について、はっきりと知ること」が主な意味になっています。
社会人になってからの自覚とは?
社会人になってからの自覚という意味では、「自分をわきまえること」という意味合いで使うことが多いでしょう。
つまり、自分の状態(地位・任務・価値等)がどんなものなのかをわきまえるのが、社会人が持つべき自覚と言えるでしょう。
しばしば「責任をわきまえる」なんて言い方がされますよね。
つまり責任も、自覚が無ければ負えないものだと言えるのではないでしょうか。
社会人が自覚を持つとはどういうこと?
自覚を持つとは、一言でいえば「自分をわきまえること」となるわけですが、社会人としてはさらに、自分をわきまえた“行動が出来ること”が求められていることになります。
自分を知り、自分のとるべき行動を覚る。