これもまた、男性の本能がはたらく部分でもあります。
悲しげな弱った表情
葬儀や法要のために喪服を着ている女性は、悲しげで弱った表情をしているものです。
大切な人を亡くしているのですから、悲しみに暮れるのも当然ですよね。
喪服を着た女性を好きな男性は、このような悲しげで弱った表情に魅力を感じています。
前述した通り、男性には保護本能という本能が備わっています。
保護本能とは、弱っている人に対して自分が守らなければという責任感を持つ本能です。
男性はこの保護本能を持っているため、悲しげで弱った表情をしている喪服の女性を見ると、本能的に「その人を守ってあげたい」という気持ちになるのです。
保護本能が働くシチュエーションは喪服を着ているときに限ったことではありません。
仕事でミスをして落ち込んでいる、失恋をして悲しんでいる女性を見ても同様に働きます。
喪服を着た女性に魅力を感じるのは、男性の保護本能の働きによるものも大きな理由です。
日本人女性らしい品格
喪服は全身黒で統一され、華美な装飾もないので非常に品があるような印象を受けます。
喪服を着た女性を好きな男性には、日本人らしい品格に魅力を感じる人もいるでしょう。
特に和装の場合はより日本人女性らしさを感じられます。
さらに若い女性の和装は珍しいため、前項で紹介したように希少価値も高まります。
喪服を着た女性に限らず、男性は奥ゆかしい女性が大好きです。
男性はプライドの高い生き物のため、女性に対して奥ゆかしさを求める人も多くいます。
たとえば自己主張や気が強い女性だと男性が負けてしまう可能性がありますよね。
負かされるとビクビクするよりも、自分を立ててくれる女性の方が心地いいものです。
喪服を着た女性は、その姿だけで奥ゆかしさや品格など女性らしさが際立ち、男性に安らぎと癒しを与えてくれます。
喪服女性の一緒にいて心地よさそう、安らげるいうイメージが男性を魅了しています。
黒が女性を魅力的に見せる
喪服は全身黒色で統一されていますが、黒は女性を魅力的に見せる色のひとつです。
黒色には引き締め効果があり、着ている人をシャープに見せてくれます。
喪服の場合は着ているシチュエーションも相まって、さらに女性を弱々しく、儚げに見せるので、男心をくすぐる要素がどんどん加えられていきます。
引き締め効果以外にも、その人をミステリアスに見せる効果もあります。
黒色には「目立ちたくない」「不安や悲しみ」といった鬱々とした意味が込められています。
そのため、着ている人のパーソナルを覆い隠す印象を与えます。
男性はそのような女性を見ると、ベールに包まれた本心や自然な姿に興味をそそられます。
「自分だけに本音を打ち明けてくれないか」「自分だけがその人の素顔を知っていたい」など、相手のパーソナルな部分を知れる間柄になることを望むようになります。
このように喪服の黒色のなかにも、男性を釘付けにする要素が多く含まれているのです。
薄化粧なありのままの姿
男性が喪服の女性に魅力を感じるのは、薄化粧であることも大きく関係しています。
葬儀のときに着る喪服では、化粧も薄くナチュラルメイクにするのがマナーです。
マナーである薄化粧も、男性にとっては女性を魅力的に魅せるポイントのひとつなのです。
もともと男性は女性の厚化粧よりもナチュラルメイクを好みます。
ナチュラルメイクが好きというよりも、厚化粧が嫌いという意味の方が強いのです。
厚化粧はその女性の本性を隠してしまい、スッピンはどうかと無駄に勘ぐってしまいます。
一方、ナチュラルメイクはその女性の本性や素顔がわかりやすいので安心できますよね。