ただし、あまりにも些細なことだと自分は覚えていても相手は忘れているかもしれないと思い、なかなか懺悔する機会がないこともあります。
9.大切な事を相談せずに決めた
子どもの頃にありがちな失敗として、大切なことを相談せずに決めたことを懺悔したいと考える人もいるでしょう。
特に中学生や高校生、大学生の頃は自分が昔よりも大人になったような気がしてなんでも自分一人で決めてしまいがちです。
親の意見を無視したり、そもそも親に相談することをせずに決めてしまうと「あの時、相談していればもっと親は嬉しかったかもしれない」や「相談することで、他の道に進んでいれば今頃は違った人生だったかもしれない」という後悔を抱えてしまうこともあります。
しかし、いくら子どもの頃のこととはいえ「あの時は幼くて大人のふりをしたく、相談するのはかっこ悪いと思っていてごめんね」と打ち明けるのは恥ずかしいものです。
結果的に、どんなに後悔していても懺悔できずに終わってしまうこともあるでしょう。
10.経済的な負担をかけた
親に対して懺悔したい内容として多いのは、経済的な負担をかけたことではないでしょうか。
子どもの頃はお金の価値が分からずに「友達が持っているから○○を買って欲しい」や「友達がやってるから、習い事をしたい」という軽い気持ちで親に経済的な負担をかけてしまいがちです。
しかし、大人になって自分の家の経済状況を客観的に見られるようになると、あの時の自分のわがままやちょっとした好奇心で親が多くのことを我慢していたのかもしれないという視点を持てるようになります。
ただし、これは懺悔しようと思って親に謝っても「子どもはそんなことを気にしなくても良い」と謝らせてもらえずにモヤモヤが残ってしまうということもあり得ます。
11.反抗期が酷かった
経済的な負担と同じくらい懺悔したい人が多い内容として、反抗期がひどかったことを懺悔したいという人もいます。
反抗期のひどさには個人差がありますが、中には親に対してひどい言葉を投げかけてしまったり、親の大切なものを壊してしまうほどの反抗期を経験したことがある人もいるでしょう。
もしくは、反抗期が原因で親から縁を切られてしまい、どんなに反省して懺悔したいと思っても今更連絡を取ることすらも拒絶されてしまうというケースもあります。
親も一人の人間であり自分と同じように傷つくということが子どもの頃はなかなか分からないため、反抗期にひどい態度を取ってしまって懺悔したいと考える人は少なくないのです。
12.門限を守らず夜遊びした
子どもの頃、親に門限を設けられて嫌な気分になったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
「友達の家は門限なんてないのに、うちは厳しすぎる」と抵抗したり「親は私を管理したいだけなんだ」と思ったりした人も多いでしょう。
時には門限を守らずに夜遊びをして親を困らせたこともあるかもしれません。
しかし高校生や大学生の頃は門限が嫌だとしか思えなくても、大人になってみると親が守るために門限を設けていたことに気付いて懺悔したくなる人は多いと言われています。
管理したいのではなく守りたいからこそ門限があったことに気付いても、今さら懺悔するほどのことではなく言い出せずに困っている人も多いでしょう。
13.親孝行できなかった
親孝行をしたくなっても親が既に亡くなっていたり、もしくは先ほど触れたように反抗期がひどすぎて親から縁を切られていたりすると懺悔することができません。
そのような「親孝行をしたいのにできなかった」ということ自体を懺悔したい人もいるでしょう。
特に親が既に亡くなってしまっている場合は、どんなに懺悔しても絶対に親孝行できるわけではありません。
代わりに配偶者の親を大切にしようと思っても、やはり自分の実の親に対して十分な親孝行ができなかったという事実が自分の良心を痛めてしまうこともあります。
14.仲間外れにした
子どもの頃、ちょっとした行き違いが原因で誰かを仲間外れにしてしまった経験はないでしょうか。
友達に言われて軽い気持ちで「あの子のことはしばらく仲間外れにしよう」ということもありますし、あるいはもしかしたらあなた自身が主導して誰かのことを仲間外れにした経験を持っているかもしれません。
その時は軽い気持ちであっても、数年後に思い返してみると「軽い気持ちの仲間外れがどれだけ傷つけただろう」という気持ちになったり「仲間外れにするほど嫌なことをされたわけでもないのに、なんてことをしてしまったんだろう」と後悔したりすることもあるでしょう。
しかし、学生時代の友達を仲間外れにした場合、卒業やクラス替えと同時に縁が切れていることも珍しくはなく本人に懺悔できることはほとんどありません。
15.借りた物を返さなかった
「借りパク」のように借りた物を返さなかったことを懺悔したい人もいるでしょう。
本当に悪意を持って、それが欲しくて意図的に借りパクをしたことがある人もいるでしょう。
あるいは、借りたことを本心から忘れていて結果的に借りパクとなってしまい、引越や大掃除の時に借りパクしていたことに気付いたものの、既に返す機会がないということもあります。
意図的であってもたまたまであっても、金額に関わらず借りパクは相手に対して大きな迷惑をかけてしまう行為です。
借りパクに気付いて謝ろうと思っても謝れず、もうどうにもできない場合は誰かに打ち明けて懺悔したい気持ちになることでしょう。
懺悔の方法
ここまでで紹介したように、懺悔したいと感じる理由は人それぞれです。