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北枕は何が悪いの?日本の風習を解説...(続き7)

「塩枕」とは、その名の通り枕の中に「塩」がたんまり入っている枕の事です。

この「塩枕」の利点は「熱を取る」ことです。

東洋医学では「頭寒足熱」という言葉があるそうです。

これは足元を暖かくして、頭を冷やして眠ることで健康になるというものです。

 つまりは「塩枕」で頭部の熱を取ることでこの「頭寒足熱」が実現できるというものなんです。

あとは「マイナスイオン」も効果があるみたいですが、「マイナスイオン」についてはまだ学術的に分かっていない事が多いので、あまりいい利点とは言えないのかも知れません。

 「塩枕の使い方」は、塩枕をビニール製の袋に入れて「冷蔵庫で冷やし」、寝る時に取り出したら、水分を拭き取って使うだけです。

保温効果もありますので、結構な長時間「冷たい枕」として使う事が出来ます。

寝る時に冷房ばっかり付けていられないという方は、一度試されてはいかがでしょうか?
 しかしそんな「塩枕」にも弱点があります。

それは「湿気」です。

中身は「塩」なので、湿気を多く吸います。

その結果枕が「硬く」なり寝心地が悪くなるケースもあります。

その点だけはご注意を。