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要領が悪い人が逆に成長するかもしれ...(続き3)

終わっているものはあるのに順序を間違えたために、ミスが多く見つかるというようなことになってしまうのです。

頭が固い

要領が悪い人は頭が固い傾向にあるのではないでしょうか。

要領が良い人は頭が柔らかいために、「効率よく終わらせるための仕事の順序・方法」を考え出すことができます。

ですが、要領が悪い人は自分の決めたことに頑固に従います。

例えば、先例がある場合にはそれを優先します。

自分の中で「ルール」として決まっていることに拘泥するので、頭が固いと言われてしまうのでしょう。

もっと良い方法があるのに、そちらの方向には目を剥けようともしないような人は、結局は要領の悪い仕事の進め方しか知りません。

要領よく仕事を進めるためには、仕事のスピードを上げるだけではなく、その場その場で最適な手段を選択しなければいけないのです。

柔軟な発想をすることは、自分の決められた世界の中から出てしまうかのようで怖いです。

ですが、頭が固ければ、自分の世界の中から出るというようなこともしないでしょう。

「これはこうだ」という決めつけが要領の悪さを生み出しているとも言えます。

自分の位置を把握できない

要領が悪い人は自分の位置を把握できていない傾向にあります。

自分が今、どんなことをすれば最適であるのか、自分がいまどれくらい物事をできているのかを把握することができません。

もしくは過大評価している可能性があります。

自分の位置が分からなければ、その場で最適な行動をとることもできないでしょう。

要領が良い人は自分の立ち位置を悉皆把握しています。

どこができていないのか、どこをすれば良いのかということが、はっきりとしたビジョンで見えているのです。

そのため、自分の位置を把握していないことが原因で、仕事が遅れてしまうというようなことがありません。

また、しっかりと把握していれば、何をすれば一番簡単に物事を回すことができるのかが分かります。

少ないエネルギーで仕事をすることができるのです。

自分の立ち位置を把握していない要領の悪い人は、少ないエネルギーで解決できる問題を全力をかけて行うことになります。

その中には当然のように無駄な動作も含まれているでしょう。

周りが見えない

要領が悪い人はあまり周りが見えていないのかもしれません。

自分の周りを見ていれば、自分の周囲の人がどのような手順で仕事を行っているのかが分かります。

そして、そうした知識を統合することで、だんだんと効率の良い仕事ができるようになっていくのです。

また、周囲の人が何を求めているのかが分かれば、それに対応することができます。

周囲からも要領が良いと言われるようになるでしょう。

ところが、要領が悪い人は基本的に周囲のことを見ていません。

自分の仕事でいっぱいいっぱいになってしまうので、周りのことに目を配る余裕がないのです。

最も、要領が悪いために周囲を見るような余裕がなくなっているとも言えます。

ですが、周囲を見れないことでさらに要領が悪くなります。

それがさらに自分一人の世界を作ってしまうというような悪循環を生み出していきます。

また、要領が悪い人は周囲を見ることができないだけではなく、周囲の人間からのアドバイスも受け入れることが難しいものです。

自分の言葉以外が耳に入らない状態になってしまいます。

そして、アドバイスをされても途中でその行動を変えることができないのです。

これは、上述の「頭が固い」というところとも通じるかもしれませんね。

周囲の人間の様子を見ることもできず、周囲の人間からのアドバイスを受け入れることができないような、いっぱいいっぱいの状態では、要領よく仕事をできるはずがありません。