良かった点はもちろんのこと、悪かった点は「ここの部分はどうすればよかったのか?」ということをグループ全体で話し合うといいでしょう。
改善点が見つかれば、またグループ活動をしていく中で、同じミスを繰り返す心配がなくなります。
グループ活動で上手く動いていくためには、数をこなすだけではなく、悪かった点は改善し、良かった点は次に活かすことが大切なのです。
もし、また同じグループで活動することがあれば、今回の反省をそのまま活かすことも可能ですが、そうでない場合は新たな技術スキルとして蓄えることができますね。
グループ活動の役割の種類
ここまで「グループ活動の進め方」について紹介してきました。
明確な目標を設定してから、メンバーを決め話し合い、発表に至るまでスムーズに進めていくためにも、一人ひとりが自分に与えられた役割を果たすことが大切です。
また、発表まで終えたあとも、きちんと今回の活動を振り返るなど、次回の活動に向けてどんどんステップアップしていきましょう。
それでは、ここからは「グループ活動の役割の種類」について紹介していきます。
リーダー・司会進行
リーダー・司会進行に向いている人は、グループ全体を仕切ることができるリーダーシップが備わっているのはもちろんのこと、メンバーそれぞれの性格や特徴を瞬時に見極める能力が必要になります。
特にグループ活動は、得意不得意が分かれますので、メンバー全員に考えを出してもらえるように、リーダー・司会進行の人はその場の空気を柔らかくしなければいけません。
また、いくらリーダーシップが強いからといって、自分ばかりが発言してしまうのはNGです。
グループ全員が均等に自分の考えを発言できるように気を配ることが、リーダー・司会進行の人の大きな役割といえるでしょう。
書記
自分の考えを発言することが苦手な人は、書記に立候補するといいかもしれません。
やはり、書記というくらいですから、主に話し合いで出たグループ全体の考えを記録することが仕事です。
ただ、結論をスムーズにまとめられるように、どれだけ上手く記録できているかということが書記の評価に繋がります。
そのため、話し合いで出た考えをただただ記録するだけではなく、要点だけを抜き取り分かりやすくまとめていくことが大切です。
また、記録することだけに集中してしまわずに、きちんと自分の考えを発言しなければいけないので、案外責任重大な役割ともいえるでしょう。
タイムキーパー
タイムキーパーは、主に時間の管理をすることが仕事です。
やはり、グループ活動の話し合いは、ついヒートアップしてしまうので「最終的に結論をまとめる時間がなかった…」なんてこともよくあります。
そのため、タイムキーパーはどんな場面においても人一倍時間に気を配りながら、きちんと時間内に結論をまとめられるように時間配分していかなければいけません。
もちろん、一人では難しい場合は、リーダー・司会進行はもちろんのこと、メンバー全員と協力していきましょう。
ほかにも、時間に気を配りすぎるがあまり「自分の考えを発言できなかった」なんてことがないように注意することもお忘れなく。
発表者
グループ活動の結果を報告するといった大きな役割を担っている、発表者。
この、発表者を決める場合「発表者は一人」という指示がない限りは、発表者は複数人でもOKということを覚えておきましょう。
やはり、発表者と聞くと荷が重いと感じてしまう人は多いはず。
また、普段から人前で発表することに慣れていない場合は、せっかくグループ全体で結論がまとまったとしても、上手く発表できずに終わってしまうなんてこともあり得ます。
そのため、発表者を複数人にすることで、効率よく発表できるように工夫することも視野に入れておきましょう。
ほかにも、発表者に選ばれた人は、発表前に一度シミュレーションするなど、よりよいものにするために努力をすることが大切です。
フォロワー
グループ活動において、リーダー・司会進行や書記などの役割がないという人は、積極的にフォロワーに徹しましょう。
「役割がないからなにもしない」のではなく「役割が決まっていないからこそすべての役割を担う」という考えを持っておくといいかもしれませんね。
たとえば、話し合いがスムーズに進んでいない場合は、リーダー・司会進行をサポートしつつ、自分の考えを積極的に発言してみるなど。
フォロワーが活躍することで、グループ全体の空気もいい方向に変わっていき、結果的に成功しやすい傾向にあるので「なんの役割もなくてラッキー」と思うのではなく、グループ全体を冷静に見渡せる余裕を持っておきましょう。
グループ活動のリーダーの決め方
ここまで「グループ活動の役割の種類」について紹介してきました。