普通はその様子を見たり、なんとはなしに聞いてはいけないことだったのかもと思いそれ以上突っ込まないようにするものですが、自己中の人にはそんな配慮が見当たらなくて困ってしまいます。
でも1つ発見したことがあります。
プライドが高く、自分が何でも1番でないといけない自己中のF子の同僚J子(主婦)にはどうも人知れず交際している男性がいるらしいという噂が立ったのです。
私もJ子の様子を見ていると、恋人がいるんじゃないかなと感じることがありました。
その話に及ぶと、F子はいっこうに信じないのです。
好奇心旺盛で何にでも首を突っ込むはずのF子にしては珍しいなと思っていました。
私はむしろF子が自分のほうから詮索しはじめるかと思っていました。
そのとき気づいたのは、自分が何でも1番でないと気が済まないプライドが高いF子だからこその態度なんだなということです。
つまり、くやしいのです。
同じ主婦同士のプライドとでもいうのでしょうか?おしゃれに余念のないF子ですから主婦であっても男性の目を意識して、恋人の1人くらい欲しいと思っていたようです。
それなのに自分より地味なJ子に恋人がもしいたらと思うとくやしい。
それが本音でしょう。
私たちが「J子さんは交際している男性がいるみたい」という話をし出すと、1番にF子が「そんなことないと思うわ、J子さんには彼はいないわ!」と否定の言葉をいい放ちます。
ズケズケ聞いてくるという自己中ですが、「何でも自分が1番でないと気が済まない」「プライドが高い」ということが優先順位1位と2位にくるのでしょうね。
11.ルールを守れない
自分の欲求に正直なのでルールを守れないのです。
何が何でもルールーが最優先というのもどうかとは思いますが。
またまたF子の話なのですが、F子は時間通りに集合場所に行くということがほとんどありません。
職場のある食事会の待ち合わせが夕方の6時でした。
いつもだいたい15分から30分遅れで到着します。
一説によるといつも最後のほうにやってくる人というのは目だちたい人だそうですね。
最後に入ってくるとみんなの視線がパッと集まるからでしょうか?
F子もそうなんだろうなといつも見ていましたが、あるときお食事会だというのに、集合直前にパフェを食べて来たというのです。
「えっ!?これから美味しいお食事いただくのに?」、みんな唖然としてしまいました。
なにやら、お得意先との接待でランチを共にした後パフェを食べに行こうと自分から相手を誘って行ってしまったというのです。
それでお食事会にも40分もの遅れでした。
一時が万事そんな感じで、周囲が疲れてしまいます。
12.約束を平気で破る
そのときF子は40分遅れでもなんとか食事会場に到着したので、よかったですが、結局行けないとなった場合は、電話連絡をしてきて、「今日は行けないわ」ということになってしまいます。
約束を守るということよりそのときの欲求が優先なのですね。
自己中でない人は、約束を平気で破るということに対する自分の評価が下がること、相手に迷惑をかけることに対する申し訳なさで自分の気持ちが憂鬱になることのほうをマイナスとしてとらえるのではないでしょうか?
13.常識を知らない
常識をしらないのかもしれませんね。
自己中の人で、最初はとても常識知らずだったのが、少しずつ仕事を通じて失敗を重ね、叱られ、恥をかくことを繰り返すことで、常識を覚えて行ったという人がいます。
その人は私と同様、自己中の人を見ると自分の中にも似たような部分があるかもしれない、ただそれを表面に出すか出さないかだけの違いかもしれないと内省できるまでになったといいます。
常識を知ることで自分を見つめることができるのかもしれませんね。
14.我慢ができない
自分の欲望に正直であっても、なんでも自分が1番でないと気が済まなくても、我慢をして周囲との折り合いをつけるのが当然だと思うのですが、自己中のひとは最後の砦である「我慢」ができないのでしょうね。
自己中人間は我慢ができないので、なにかとうるさいです。
うるさいから、うっとうしくてついつい周囲もいうことを聞いて上げます。