気分が落ち込んでいるときや、何となく憂鬱になってしまっているとき。

そんな様子をメランコリーだと表現しますが、このメランコリーには元々どのような意味があるのかご存知ですか?また、メランコリーという言葉が具体的にどう使われているのか、そしてメランコリーの改善方法も、知っているようで意外と知られていないことが多いです。

そんなメランコリーについて詳しくご紹介していきます。

メランコリーを改善する9個の方法

メランコリーは、基本的に気の持ちようや考え方で改善していくことが出来ます。

何故なら、メランコリー自体が自分自身の内面に起因しているからです。

「〇〇しなければならない」といった自分を縛り付ける考え方や、ネガティブな思考がメランコリーを引き起こしやすいため、メランコリーを改善しようと思ったら、まずは自分自身の気持ちを変化させていく必要があります。

具体的に心がけたいことを以下に挙げていきます。

1. 自分自身を客観的に見る目を持つ

人は誰でも、自分のことを最優先に考えます。

それはごく当たり前のことであり、何らおかしいことでも責められることでもありません。

ただ、時と場合によっては自己主張をし過ぎていると、「協調性がない」「自分勝手」と言われてしまいます。

メランコリーな人は、他者との協調性にはそこまで問題はありません。

ただ、自分の中のあらゆる感情に心を支配されているため、他人のことは冷静に見られても自分のことを客観的に見ることが出来なくなっているのです。

自分自身を客観的に見ることが出来なければ、自分の心が今どんな状態になっていて、何が一番問題なのか、何を求めているのかが分からず、解決しようがありません。

そのため、まずは自分自身を客観的に見る目を持つようにしましょう。

2. 自分の混とんとした心の中を整理する

自分自身を客観的に見るためには、自分の混とんとした心の中を整理する必要があります。

今自分が何を考えていて、何に対して不安や問題を抱いているのか、それらのさまざまな感情をすべて出し尽くした上で、整理していくことが重要です。

頭の中で考えるだけでは、恐らく整理するのは難しいでしょう。

そこで、紙とペンを用意して、その紙に今の自分の気持ちをどんどん書いていきましょう。

今自分の頭の中で常に浮かんでいることや、自分がどんな感情を抱えているのか、どうしたいか希望があればそれも箇条書きで挙げていきます。

すべて書き出したら、そのすべてに目を通します。

自分の気持ちを余すことなく書き出せば、少しずつでも整理が出来てきます。

今自分がどんな気持ちなのか、そしてその気持ちになっている原因は何か、その原因に対して自分は何をすべきかなど、一連の気持ちを整理することが出来れば、自分にとって必要なものやこれからすべきことが分かってきます。

それが分かれば、落ち着いて自分自身を客観的に見ることも出来るようになるでしょう。

3. 自分に自信を持てるよう特技を身に付ける

メランコリーな人には、ネガティブな人が多いです。

ネガティブになる理由としては、自分自身に対する自信の無さから、つい何事も後ろ向きに考える癖がついてしまっているからです。

ネガティブな人はポジティブな人を羨みますが、ポジティブな人だって、自分に自信が持てるような何かがなければ、決して今のように明るく前向きにはなれないでしょう。

ポジティブな人は、自分に対して自信が付くように日々心がけて行動していることが多いのです。

そのため、「自分はポジティブにはなれない」と決めつけず、まずは一つでもいいので自分が「これだけは自信がある」という特技を身につける努力をしましょう。

いきなりポジティブ思考になるのは正直かなり難しいです。

それに比べれば、何か一つだけでも自信が持てるような特技を身につける努力をする方がまだ簡単でしょう。

特技の内容は何だって良いのです。

ゲームでも、計算や速読でも、または靴紐を素早く解けるようになることでも。

どんなことでも、「これはだけはちょっと自信があるぞ」という特技が身につけば、それまでよりは多少前向きに物事を捉えることが出来るようになります。

そして特技が増えるほど、自然と自分に自信も付いてきます。

4. 完璧主義を捨てる

メランコリーになるのは完璧主義な人も多いです。

「こうしなければならない」「こうでなくては許せない」という凝り固まった考え方をしていると、少しでもその完璧が崩れた時に大きなショックを受けてしまいます。

ショックは心の傷となり、些細なことで自分の中の完璧が崩れる度に、心の傷は蓄積されていってしまいます。

ポジティブな思考になるのと同様に、完璧主義を捨てることはそう簡単に出来ることではありません。

そこで、「適当でいいや」と無理に考えるよりも、ある程度のところで妥協をし、その妥協した部分に別の考えを足しましょう。

例えば今日の定時までに仕事が終わらなさそうなとき。

完璧主義の人は、何が何でも今日中に終わらせようとして、残業してでも仕事を片付けるでしょう。

しかしそこを、「今日はここまでで切りをつけて、明日に回そう」と妥協します。

そして妥協だけでは許せないでしょうから、「代わりに明日はいつもよりも早く出勤して、始業前に昨日の残りを片付けよう」などと、別の案を付け足しましょう。

そうすることで、完璧から崩れた部分を別の方法でフォローすることが出来ます。

まずはこのように、少しずつでも良いので完璧主義を緩めていくことから始めましょう。

5. 楽しめる趣味を見つける

仕事や人間関係など、一部のことに対してのみメランコリーになる人は、ほかのところでは明るく楽しい趣味の時間を送っていることが多いです。

しかし、何をしていても常に気持ちが落ち込んでしまう人は、自分が夢中になる趣味を持っていないことが多いです。

無趣味の人ほど、仕事や忙しい時間から解放されても、特に何をするでもなく時間を持て余してしまいます。

無駄に時間があると、余計にネガティブな思考になってしまいますので、何か一つでも自分が楽しめる趣味を見つけましょう。

少しでも関心があることや、「なんとなく好きだなぁ」と思うものがあれば、それについて深めてみることで趣味が見つかるかもしれません。

何に対しても関心がなければ、とにかく何でもいいのでいろんなことにチャレンジしてみましょう。

最初は適当に取り組んでいることでも、案外その内に夢中になれるかもしれません。

自分が楽しめる趣味を見つけることで、メランコリーから脱出出来る可能性は高いです。

6. たくさんのタイプの友達を作る

友達を作るとき、人はつい自分と同類の友達を作ろうとする傾向があります。

例えば趣味が同じような友達だったり、性格が似ている友達だったりと、無意識の内にいわゆる「類友」を自分の周りに置こうとします。

しかし、メランコリーな人の場合、自分の周りにいる友達も同じようにメランコリーを抱えている人ばかりでは、せっかく自分がそこから前に進もうと思っていても、周りに引っ張られて結局はいつまで経っても抜け出せなくなってしまう恐れがあります。

そのため、自分と似たようなタイプばかりではなく、出来るだけたくさんのタイプの友達を作るように心がけましょう。

そうすることで、今まで自分が知り得なかった新たな発見が出来るかもしれません。

もちろん、いきなり自分とは正反対のタイプや、とにかくポジティブな人と付き合おうとすると、自分の心に負担がかかってしまいます。

ですから、無理のない程度に少しずついろんなタイプの人と関わっていくようにしましょう。

7. ストレスを溜め込まない

メランコリーを改善するには、ストレスを溜め込まないのが一番の方法です。

しかし、それは無理というものでしょう。

誰しも毎日生活していれば、知らず周囲の環境からストレスを受けてしまいます。

ではまったく誰とも関わらなければストレスを感じないかと言うと、そういうわけでもありません。

一人きりで生きていくことはほぼ不可能ですし、孤独というストレスもあります。

ストレスをまったく感じない生活を送るのは至難の業ですが、なるべくストレスを溜め込まないように意識して行動することで、多少は改善されます。

辛い時には思い切り辛いと叫び、息が詰まりそうな時には深く大きく息を吐きましょう。

辛い気持ちをなるべくその場で発散させるだけでも、ストレスを軽減しやすくなります。

8. ひとりで抱え込まず周囲の親しい人に話してみる

メランコリーになる人というのは、自分の中に悩みや憂鬱な気持ち、さまざまな思いをたくさん抱えていることがほとんどです。

それを口に出すことをしないため、どんどんいろんな感情が溜まっていき、自分でも何をどうしたいのかが分からなくなってしまうのです。

そのため、少しでも自分が辛いと感じたら、ひとりで抱え込まずに出来るだけ周囲の親しい人に話しをしたリ、相談をしたりしましょう。

親しい関係の人であれば、きっとあなたの話を迷惑がらず、親身になって聞いてくれるはずです。

両親に話せるのであれば両親に、また友人や恋人など話せる相手がいれば、不安な気持ちを打ち明けましょう。

例え解決策がなくても、誰かに聞いてもらうだけで多少は気持ちがスッキリしたり、自分で心の整理が出来たりします。

もし、誰にも話せる人がいないのであれば、カウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。

病院で診察を受けるのとは違うので、重苦しく考える必要はありません。

ただ少し、自分の気持ちを整理するために話しを聞いてもらうのだと楽に考えて行動してみましょう。

9. 自分の時間を大事にする

自分の時間をゆっくり取ることも出来ずに、忙しすぎて疲れてしまっている人は、その疲れがメランコリーの原因なのかもしれません。

仕事や家事、育児などに目まぐるしく追われ、自分以外のことでバタバタと動き回ってしまっていると、自分自身を労わる時間など到底持てないことでしょう。

しかし、どんなにシャカリキ走り回るのが好きな人でも、たまにはゆっくりと休息を取り、自分自身を休ませてあげなければ長くは走れません。

自分が走り続けるには、適度な休息は必要不可欠です。

どんなに忙しく日々を過ごしていても、どこかで必ず自分の時間を取るようにしましょう。

自分で好きなことをして過ごしたり、何もせずにただダラダラと過ごしたり、自分の時間をとにかく大事にしましょう。

そうして日々の忙しさの中でもリラックス出来る状態を作ることで、生活にメリハリが付き、メランコリーの改善に繋がるかもしれません。

メランコリーから脱却しよう!

メランコリーから脱却することが出来れば、それまで感じていた体のダルさや倦怠感、無気力、心の疲れといったものからも解放される可能性が高いです。

メランコリーを脱却したからといって、いきなり明るくなる人はそう多くはありませんが、それまでよりも日々の生活に潤いを感じることが出来るようになります。

せっかく生きているのですから、毎日張りのある生活を送りたいところですよね。

メランコリーの改善方法についてはご紹介しましたが、それ以前にそもそもメランコリーとは何なのか、そして自分はメランコリーなのかどうか分からないという人もいると思いますので、そちらも説明をしていきます。

メランコリーの意味や、メランコリーな人の特徴をご紹介していきますが、もしあなたが以下の特徴の多くに当てはまっている場合、あなたは自分で気が付いていないだけで、すでにメランコリーな状態に陥っているのかもしれません。

もし特徴の多くが一致するという人は、先に挙げた改善方法を試してみて下さい。

1. メランコリーとは?

メランコリーの意味は辞書によると、「気分が憂鬱なさま」や「落ち込んでいるさま」とあります。

このメランコリーという言葉が初めて使われたのは古く、紀元前5世紀頃のことです。

古代ギリシアの医師ヒポクラテスが、「恐怖苦悩の長く続くもの」としてメランコリーという言葉を用いました。

時々小説やエッセイの中で「メランコリック」という言葉が使われることがありますが、これはメランコリーになっている状態を指しており、「なんとなく気分が落ち込んでいるさま」を意味した使い方になっています。

2. メランコリーな状態の人の特徴

メランコリーの意味が、「気分が憂鬱なさま」「落ち込んでいるさま」というように、メランコリーな状態になっている人は、常に気分がぼんやりと落ち込み気味です。

そこからさらにいくつかの特徴がみられますが、特に症状として共通しているものを以下に挙げていきます。

もし特徴に当てはまっていて、かつそれが毎日続くようであれば、メランコリーの可能性が少なからずあると言えるでしょう。

1. よく眠れない

典型的なメランコリーの症状の一つが、よく眠れないということです。

不眠症に悩まされる人の多くは、仕事や人間関係などで悩みやストレスを抱えていることがありますが、メランコリーの人はそういった自分の不眠症の原因を自分ではっきりと分かっていないことが多いです。

通常の人の場合、自分が何を悩んでいるかを理解しているため、その原因を積極的に取り除こうとしますし、また悩み事が解決すればよく眠れるようになります。

しかし、メランコリーの人はさまざまな感情がごちゃごちゃと重なりあっていて、「理由は分からないけれどもとにかくよく眠れない」ということが多いです。

または、「フラッシュバック」の症状に毎晩悩まされ、眠れないこともあります。

フラッシュバックでは過去の出来事に対して今の自分の感情が落ち込みますので、解決しようにも出来ず、寝付くまでにかなり時間がかかってしまうことも少なくありません。

2. 人生に対する絶望

メランコリーを抱える人は、自分の人生に絶望していることもあります。

特に趣味も楽しみもなく、毎日を無気力に何となく過ごしていると、人生に対する潤いや張り合いが持てなくなり、生きていても何が楽しいのかさっぱり分からなくなってしまいます。

何か一つでも趣味や楽しみがある人では、どれだけ辛いことがあっても、その楽しみを励みにして頑張ることが出来ますし、趣味と仕事とのメリハリもつけられます。

しかし、メランコリーな人では楽しみがなければただ辛いだけ、何のために頑張っているのか分からない、という考え方になってしまうため、自分の人生に対して絶望してしまうこともあるのです。

この手のタイプでは、改善したいと思っても直ぐに楽しみや生きがいを見つけることが難しいため、人生に対して希望を抱くまでに結構な時間がかかってしまうことが多いです。

3. 物事に喜べない

日頃から喜怒哀楽があまりなく、日々を無気力に過ごしている人の場合、何に対しても冷めたものの見方をしてしまいます。

達観した考え方をしているわけでもなく、何かを悟っているわけでもなく、ただ単に「どうでもいい」と冷めたものの見方をしてしまうのです。

そのため、自分の身の回りで楽しいことや嬉しいことがあっても、それを素直に喜ぶことが出来ず、周りからは捻くれ者に思われてしまうこともあります。

人の感情は外からの刺激によって大きく動きますが、自分自身の感情がもやもやとしている状態では、外からの刺激にも鈍い反応しか示せなくなるのかもしれません。

4. 無気力

無気力は人をダメにしてしまいます。

そして、メランコリーな人ほどこの無気力さが強いです。

気力というものは、車に例えればエンジンのようなものです。

エンジンはガソリンを入れることで走れるようになります。

このガソリンは、人それぞれにとっての趣味や楽しみ、褒美や望みなどです。

車はガソリンを入れて、エンジンをかけることで走り出します。

一方人の場合は、自分が「〇〇が欲しいから」「これが終わったら休み!」などの楽しみがあるからこそ、気力が湧いてきます。

気力が湧くことによって、仕事を頑張れたり、辛いことにも挫けずに取り組んだりすることが出来るのです。

しかし、この気力が無ければ、何をやる気も起きません。

どんな車でも、エンジンを掛けようとしてもガソリンが入っていなければ走ることは出来ません。

それと同じで、目標や楽しみが先に何もなければ、何もする気が起こらないのはある意味仕方がないのかもしれません。

5. 自信喪失

完璧主義な人ほど、一度それが崩れると大きなショックを受けてしまいます。

そのショックが積み重なることでやがては「どうせ何をやってもダメだ」と無気力になってしまうこともあります。

また、自分の特技や仕事ぶりなど、それまで自分が自信を持っていたことに対して、それを喪失してしまうような出来事があっても、一気に無気力になってしまう可能性があります。

例えばこれまで、スポーツで誰にも負けたことがない人がいるとします。

「誰にも負けたことがない」という事実は当人にとっては何よりの自信であり、気力の源でもあります。

しかし、世の中には上には上がいます。

どこかで誰かに負けたとき、それまでの自分の自信が音を立てて崩れていきます。

負けず嫌いの人や向上心が強い人では、一度負ければ余計に火がついてもっと上を目指す努力をするでしょう。

しかし、プライドばかりが高い人の場合、一度挫折してしまうとそこから立ち上がるのはとても困難です。

なんとか立ち上がることが出来れば人間としての成長も望めます。

しかし、そこで喪失した自信を取り戻そうとすることもなくどんどん落ちて行ってしまうと、諦め癖がついたり、「どうせダメだ」と後ろ向きな考えに陥ってしまいます。

6. 食欲が無い

メランコリーな状態に陥っているときは、気持ちが落ち込んでいるため常に胸に何かがつかえているような感覚がします。

また、胸が詰まったり、何となく苦しさを覚えることもあります。

そして気力が無いため、物事に対する関心や執着心、欲望といった感情も無くなることが多いです。

そんな状態では、どんなに美味しい食事を前にしても、「食べたい」という欲求はあまり湧いてはこないでしょう。

食欲は人間の三大欲求の一つですが、メランコリーな状態の人では、必ずしもそうした欲求があるとは限りません。

食事をしなければ生きてはいけないということは分かっているため、適当にものを食べることはしますが、積極的に「あれが食べたい」「これが食べたい」と思うことはありません。

心の病気を患っている人の場合は特に、自身の心が張り詰めた状態にあるため、ものを食べるということに対して関心が持てない傾向が強いです。

7. 人と衝突するのが苦手

平和主義な人の中には、「人と衝突することによって自分が傷つきたくないから」という臆病な気持ちから平和主義を掲げていることがあります。

自分の心が繊細で、傷つきやすいということをよく理解している人ほど、自分の心を分厚い壁で囲って、周りから守ろうとします。

しかし、そういう人ほど実際には一人だけでは生きてはいけないのです。

他者から傷付けられたくはないと思っていても、同時に他者に愛されたい、守られたいという気持ちが強いです。

人と衝突することを苦手とするのは、衝突したことで自分が他者から言葉によって傷つけられたり、自分が嫌われたりしたくないと思う人に多いです。

また、そうした精神的に頼りなく、臆病な人は何事に対してもくよくよと悩みやすいため、心にストレスを抱えてしまい、結果的にメランコリーな状態になってしまうことも少なくありません。

8. 予定通りにならないとパニックになる

完璧主義な人ほど、予定通りにならないとパニックになることが多いです。

例えば仕事でプレゼンをする際に、完璧主義な人はどんな質問にも答えられるようにと事前に入念な準備をしています。

しかしいざ本番で、まったく予想もしていなかったところからの質問を受けたり、本番中にパワーポイントの画面が消えてしまったりなどのトラブルが起きたりすると、あっという間にパニックに陥ってしまいます。

そして一旦パニックに陥ると、頭の中が真っ白になり「とにかくどうにかしなくては」と思いながらも何も考えることが出来なくなり固まってしまいます。

また、例えば1から10まで順番に進めていたものが、いきなり1から2、3をすっ飛ばして4になってしまっても、突然のことにパニックになり、臨機応変な対応が出来なくなってしまいます。

パニックに陥った後は、目に見えて散々な結果になることが多いです。

そして、完璧主義な人ほどそのたった一度のミスが許せずに、自分の心の中で大きな傷となってしまいます。

通常の人では「失敗は成功の基」「次に活かせばいい」と考えるところを、「あんな失態をさらしてしまって自分はもうダメだ」と自分自身を追い詰めてしまうのです。

一度のミスでもそれだけのトラウマになってしまうため、そこでどんどん落ち込んでしまう人もいれば、ミスが重なることでメランコリーになってしまう人もいます。

3. メランコリー親和型性格とは?

メランコリー親和型というのは、一言で表せば「鬱病に陥りやすい性格」となっています。

このメランコリー親和型性格をしている人には、以下のような特徴が見られるようです。(もちろん詳しくは病院を訪れることをおすすめしますが触りだけでも紹介いたします)

1. 真面目で几帳面な人

真面目で几帳面な人ほど、メランコリー親和型に当てはまりやすい性格をしています。

真面目な人は何をするにも手を抜かずに、コツコツと我慢強く努力を続けます。

それ自体は素晴らしいことですが、途中で気を抜くこともあまりしないため、気付けば精神的に疲れてしまっていることが多いです。

また、几帳面な性格をしている人は、物事に対するこだわりがとても強いです。

自分がこれと思うことには特にこだわり、一切の妥協をしません。

それを他者にまで押し付けることはしませんが、自分の中での異常なまでのこだわりは、自分自身をがんじがらめに縛り付けてしまうことになるため、真面目な性格同様に、適度なところで手を抜くことが出来ずにいつしか疲労が自分の中に蓄積されていってしまいます。

2. 責任感が非常に強い人

責任感が非常に強い人も、メランコリー親和型の性格に当てはまっています。

責任感が強い人は周囲からも頼りにされやすいです。

人から頼りにされることはその人にとって何よりの気力の源となりますが、あまりに責任感が強すぎると、「こうしなければならない」「あれをいつまでに必ずやらなければならない」と自分で自分を追い詰めてしまいます。

頼りにする側の人たちは、その人に任せれば最適な結果を出してくれるため、安心して頼りにしますが、それが結果的にその人の精神に負担をかけていることには気付けません。

また、頼りにされた人も「自分が責任をもってやらなければ」という気持ちが強いため、なかなか誰かを頼ろうとはしません。

誰にも助けを求めずに、自分一人だけで何もかも背負ってしまうことも多いため、その結果精神的な疲労がかなり蓄積してしまうのです。

厄介なことに、責任感が非常に強い人は、頼まれごとをされてそれを達成出来た時に、充実感や満足感で自分の中の疲労にまで自分で気付けないことが多いです。

そのため、「いつの間にか」疲れ切ってしまっているということにもなりかねないのです。

3. 人に依存して尽くしてしまう人

人に依存して尽くしてしまう人は、人から感謝されることで自分の存在意義を確かめていることがあります。

また、自分以外の誰かに対して直ぐに依存するため、いちいち相手の顔色をうかがい、相手の喜ぶようなことばかりをしようとします。

例え自分が依存している相手が間違ったことをしていたとしても、それを指摘して相手から嫌われるのが怖いため、何も言えずに相手の行動をただ見送ってしまうのです。

このタイプの人には寂しがりやで、孤独を恐れる性格の人が多いです。

いつでも他人に対して依存することで、その他人との関係性において自分自身の存在意義を認識したり、「相手の役にたっている」と自分に自信をつけたりします。

仮に依存する相手が誰もいなくなってしまったとしたら、一人では立っていられないほどに不安や恐怖の感情に埋め尽くされてしまうことでしょう。

4. 恋愛でのメランコリーの影響

メランコリーな人は恋愛においてもかなりの依存体質になりがちです。

好きな相手に自分のすべてを捧げるほどに尽くすことで、自分が相手のためになっていると確認出来、またそれが自分の幸福感に繋がります。

しかし、恋人といえど互いに自分の時間は必要ですし、プライバシーもあるでしょう。

それを尊重出来ずに、自分の感情ばかりを優先させてしまうと、当然ながら上手くいくはずはありません。

メランコリーが恋愛に与える影響とは、具体的にどんなことでしょうか。

1. 重い人だと思われてしまう

メランコリーの人が恋愛をすると、とにかく相手に対して尽くそうとします。

女性であれば彼氏のために食事を作ったり家事をしたりと、何でも彼の役に立てるように努力します。

男性の場合には彼女がちょっと欲しそうにしているものを直ぐにプレゼントしたり、どこへ行くにも送り迎えをしたりと彼女に尽くすことで、彼女の笑顔を見て自分も幸せな気持ちになります。

しかしそれもあまりに度が過ぎると、恋人からは「気持ちが重たい」と思われてしまいます。

一度重たい人と思われてしまうと、相手の気持ちは冷めやすくなってしまいます。

しかし、尽くすことで相手との幸せを持続させようとする人は、重たいと思われてもなお、相手に尽くすことを止められないのです。

2. 相手に完全に依存してしまう

メランコリーな人は、恋愛をすると相手に完全に依存してしまいます。

何をするにも、どんな髪型や服装をするにも、すべて相手に合わせようとします。

そうすることで「自分」という存在がなくなってしまいますが、当人にとっては自分よりも相手に依存することの方が重要に思えるため、相手なしでは精神的に生きられなくなってしまいます。

3. 自分の感情をコントロールできない

メランコリーな人は、元々自分自身の気持ちをきちんと把握出来ていないことが多いです。

その上で頭の中が恋する相手でいっぱいになってしまうと、物の善悪の判断や、何が常識で何が非常識なのかが冷静に判断出来なくなってしまう可能性があります。

もしそうなった場合には、恋人と自分との時間が何よりも最優先になってしまうため、周囲に対する考慮も出来なければ、恋人と上手くいかなくなるとパニックになり、自分の感情すらもコントロール出来なくなってしまう恐れがあります。