思ったほどの待遇が得られない場合不平不満がどうしても出やすくなります。
待遇がよければ逆に 「一度辞めたのにもかかわらず」 ということで、既存の社員から不満が出やすくなります。
どちらにしてもいささか難しいですね。
待遇というのは金銭面に限ったことではありません。
有給休暇の在り方や、正社員、契約社員、パート、アルバイトなどという働き方の形体の選択もよく話し合わなければいけませんね。
会社側は正社員を結婚や出産で一度退職した人を再雇用する場合、今度はパートやアルバイトで雇いたいと思っているのに、本人は以前と同じように正社員での雇用を望むということもあります。
5.スキルを上げてからの出戻りでないと後輩が上司になる
戻ってくる場合、スキルを上げてからであれば周囲への気兼ねはさほどないかもしれません。
スキルが上がっているので高待遇での再雇用という可能性があります。
しかし、そうでなければ以前働いていたときの同僚や後輩が、出戻り後は昇進していて上司になっているということも考えられます。
パートやアルバイトとして出戻ることを自ら希望したり承知での出戻りであれば、最初からあきらめていたり、気にしなかったりと問題は少ないです。
ですが、社員としての出戻ったはいいものの、後輩が上司だということはプライドが刺激されてしまうことを覚悟しないといけませんね。
会社側の出戻り社員に対する本音
会社側の出戻り社員に対する本音とはどういうものでしょうか?
受け入れると決まったからには、それでよしとしたからこそGOサインが出たのですが、それは取締役以上の意向の場合があります。
社員たちの本音はどうでしょうか?
既存社員の反応はまぁまぁ良い
既存社員の出戻り社員に対する反応はまぁまぁ良いようです。
仕事も知ってくれているので教える手間が省ける。
仕事のやり方が変わっていても、少しの指導で覚えてくれるので助かるという声が一番多いようです。
後輩からみても不満や不安をもつ人もいますが、どんなところにも反対者はいるものです。
結婚や出産で一度辞めた人であれば、出戻ってきたときに以前仲が良かった人が、また同僚になることもあります。
以前人間関係で苦労した人が既存の社員としている場合は戻ってくることをためらうことが多いと思います。
積極的に戻ろうと思う場合はそういった人間関係の心配が少ない、もし以前あったとしても、戻ろうと思った時点ではクリアされている可能性が強いでしょう。
前回の退職理由によっては良く思わない人もいる
ただ一部の既存社員の中には、自分は大変は思いをして就職活動をして入社してきたにもかかわらず、就職難のこのご時世で、一度辞めたにも関わらず簡単に出戻ってきたということ自体は、おもしろくない出来事に違いありません。
出産や結婚が理由で辞めた出戻りあっても良く思わない人もいるものです。
既存社員にとって出戻り社員であろうとも、新しい社員です。
それにもかかわらず以前いた社員だということで先輩のような顔をされるのではないか。
それなら最初から新入社員が入ってくるほうが楽だと心配になる人もいるのも事実です。
B子は同僚のC子と仲が悪く退職してしまいました。
その1年後C子も別な理由で退職したので、B子は出戻りたいと以前の同僚に頼んで上司に口利きをしてもらおうとしたのです。
しかし、退職理由対人関係ということがネックになったためか出戻りの夢は叶いませんでした。
ただ対人関係が理由での退社がすべて良く思われないかというと決してそうではないようです。
人柄が以前の上司に認められていた場合はクリアできるので、あきらめないで希望が叶うように頑張りましょう。
出戻りして気づいたこと
出戻りをした社員の本音はどういったものでしょうか?
出戻りをして初めて気づくことが多いようです。
良いことも悪いことも気づくことで次への一歩が踏み出せます。
自分の立ち位置がよく分からず若手との間に壁ができる
出戻り社員は対既存社員や対会社組織の中で、自分の立ち位置がよくわからないといいます。