新入社員ではない、かといってずっとそこで働いてきたわけでもない。
特に若手との間に壁ができやすく最初は居心地の悪さを感じるともいいます。
以前勤めていた年数が短い場合は、今いる若手より経験年数が短いということも考えられなくはないですね。
先輩としてふるまうのを遠慮してしまいます。
いきなり先輩風を吹かされると若手も引いてしまうかもしれませんね。
本当に自分のほうが年下であればまだやり易さがあるでしょう。
しかし、年上となると相手も敬語を使わなくてはいけないのでどうしても気安く話しづらいのです。
でもこういったことは基本はやはり人間対人間の感情の問題であり、人柄が大きく関わる問題です。
人間として受け入れられていたら若手も少々のことは気にならないものです。
こちらが受け入れられることばかり気にしても上手くいきません。
まず相手(若手)を受け入れられているのかを自分に問いただしてみることが必要かもしれません。
ついつい昔と比べてしまいがち
ある程度の条件がそろっていると判断したからこそ出戻る気持ちになったのだと思います。
出戻ったらやっていけない、とても嫌な思いをすると考えてでも出戻ることは少ないでしょう。
金銭面でどうしても働かなくてはいけなくしぶしぶということもあるかもしれませんが。
良かれと思って出戻ったにもかかわらず、仕事のやり方が変わっていて自分にとってはやりにくさを感じたり。
上司や同僚などの人間関係も以前と比べて自分にとっては心地よいものではないかもしれません。
そういったときについつい昔と比べてしまいがちです。
「昔はよかった」という言葉を聞いて既存の社員や上司が気分いいわけがありません。
たとえ言葉に出さなくとも、そう感じていることはなんとなく周りに伝わるものです。
昔はよかったというのは今現在関わっている人やすべてのものを否定することにもなりかねません。
そう思うことで自分自身のモチベーショーンも下がる一方でしょう。
確かに昔のほうがよかったのかもしれません。
でもそれは昔の自分が今よりイキイキ働いていたからではありませんか?
自分が世界を明るい目で見ていたからよかったのです。
昔と今を比べることにメリットはありません。
会社のことを客観的に見ることができる
しかし、「昔はよかった」とついつい今と以前を比べてしまったとしても、一度違う世界を見てきた出戻り社員は会社のことを客観的に見ることができます。
結婚や出産で辞めたとしても、会社人間から家庭人として数年過ごしたのですからやはり会社のことをを冷静に見ることができるでしょう。
客観的に見ることができるということを、昔と今との対比という後退した意識に使わないで、もっと前向きなことに使いましょう。
もはや自分が何年目なのか分からなくなる
出戻ってから数年働いたときには、自分が何年目なのか分からなくなっていることも多いものです。
それは決して悪いことではありません。
何年働いたからえらいというものではありませんが、経験年数というのは貴重な財産です。
何年目かということにこだわるのではなく経験を積んでいるということの認識が大切です。
結果を残さなければというプレッシャーがある
ただ、結果を残さなければいけないというプレッシャーに押しつぶされたり、とらわれることがないようにしたいものです。
会社は成果を求める場所であるかもしれません。
営業職であれば数字にすべて表れるので特に厳しさも感じるかもしれませんね。
ただ、出戻ったから成果を上げなければいけないという考えではなく、ただ純粋に新たな気持ちで頑張ろうという思いのほうが成果が上がります。