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ハイカラとはどういう意味?その由来...(続き4)

西洋文化を取り入れ、時代の最先端を行くお洒落な人。

主にそんなニュアンスで使われるようになった大正時代のイメージのまま、今もハイカラというと、オシャレという意味になるのでしょう。

もしくは、今も残る明治大正時代あたりのデザインなどに対しては、「ハイカラなデザインだね」というと、しっくりくる褒め言葉になるかもしれません。

レトロな

また、現在ハイカラという言葉を使うシーンとして、特にしっくりくるのはレトロという意味合いで使うことなのではないでしょうか。

レトロとは、懐古的や、懐古趣味など、古い時代や物を懐かしんだり、好んだりすることです。

今現在から言うと、昭和30年代などの時代をよく、レトロなんて言いますよね。

古い時代を懐かしむという意味合いで言えば、本来その時代を知っていることが前提です。

でも、見聞きして知っていたり、現在とは違う古き良き時代のものに興味があったりする場合にも、その時代を生きたわけではなくても、なんだか懐かしい感じがするものですよね。

古いけど懐かしい、そしてそれが、今はオシャレに映ったりもする。

そういったものをレトロと表現するのですが、特にそれが明治や大正時代のものであれば、ハイカラという言葉を使ったほうがぴったりなのかもしれません。

️ハイカラを感じられる場所6選

現在では、会話の中では登場しなくなったハイカラですが、そんなハイカラを感じられる場所というのがあるのです。

明治大正、昭和初期などの、古き良き時代。

そんな時代を感じられたり、懐古的になれたりする…そんな場所が日本各地に残っているんですよね。

今回ハイカラという言葉の背景を知っていく中で、その時代に触れてみたい!ハイカラをもっと知りたい!と思った方も多いのではないでしょうか?

というわけでここからは、ハイカラを感じられる場所についてご紹介していきたいと思います。

興味をもたれたらぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか♪

東京都・浅草

浅草と言えば、東京の下町。

観光スポットとしても有名ですよね!

でも、ちょっと懐かしい時代の風情を感じられるのが、浅草ですよね。

有名な雷門や浅草寺、その周辺には日本古来の良き時代を感じさせる空気が、そこかしこに残っているのでしょう。

近代化と、古き良き時代が入り混じっている雰囲気も、まさにハイカラが使われた時代のイメージにもぴったりなのではないでしょうか。

浅草には人力車なんかもあったりしますしね。

懐古的になれる場所の代表と言ってもいいのかもしれません。

東京都・旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸庭園も、ハイカラを感じられる場所です。

今は国の重要文化財に指定されている場所ですが、もともとは岩崎邸。

三菱財閥岩崎家の本邸として、明治29年に建てられたのだそうです。

今、その敷地の広さは当時の3分の1になっているそうですが、今でもその敷地内に3棟が現存しているそうです。

そのうちのひとつである洋館は、近代日本住宅を代表する西洋木造建築なのだそう。

写真で見ても、繊細なデザインや装飾は、おしゃれでいてどこか懐かしい雰囲気を感じさせます。

明治時代に建築された、ハイカラな建物だったわけですね。

東京都・旧古河庭園

旧古河庭園も、今は観光名所のひとつとなっているようですが、かつては古河虎之助男爵の邸宅。

大正8年に建築されたそうですよ。

こちらもハイカラの時代の建築物なんですね。

古川虎之助は、実業家だったそう。