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悪質クレーマーがやりがちな10個の...(続き6)

つまり悪質クレーマーは、そんな企業としての立場や心理を悪用しているのです。

「ネットに書き込むぞ!」と脅せば、企業側もそれなりの対応をしてくる。

それを見越して言ってくるということです。

それくらいのインパクトのある言葉なんですよね。

これだって、ほとんど脅迫です。

相手の弱みを握り、度を越した要求をしてくるのですから。

この場合、クレームに見合った対応ではなく、ネットに書き込まないようにしてもらうための対応を迫れることになりますよね。

本来の主旨からもずれた、不当なクレームになっているのです。

9、無茶な解決法を言ってくる

無茶な解決方法を言ってくるのも、悪質クレーマーがやりがちなことのようです。

食べてしまったのに返金を求めてくるのも、無茶な解決法ですよね。

虫が入っていた食べ物に対し、交換ではなく高額な金品を要求してくるのも、無茶な解決法と言えるでしょう。

少し前にも、コンビニ店員が、客に土下座を強要された事件がありました。

始まりは、持ち込んだ容器に水を入れて欲しいと言われたことだったそうです。

「そういったサービスをしていない」と断った店長。

その後、客が商品を購入しようとレジに行ったところ、「お前らに商品を売る必要はない」と言ったことでトラブルになったと言います。

強気な店長だなとは思いますが、客はそれまでもお店の外や中で騒いでいたようで…毅然とした態度で接したということのよう。

その後、客は一旦引き上げたが、仲間と共に戻ってきて店長に謝罪を要求。

オーナーやエリアマネージャーまで呼びつけて土下座をさせ、さらにタバコ6カートンまで脅し取ったんです。

この一連の流れは、客側が動画として収めネット上に公開しています。

それによって事件が明るみになり、裁判に発展していくのです。

驚きなのは、自分たちでネット上に公開していることですよね。

罪の意識は全くなかったのでしょう。

でも、店員に土下座をさせるのは、無茶な要求ですよね。

土下座させるのは、強要罪にもあたるんです。

それに金品まで要求する必要があったでしょうか。

悪質クレーマーは総じて、無茶な解決法を要求してくるもの。

悪質クレーマーは、クレームというより、むしろ詐欺に近いものがあるんです。

無茶なことを言って困らせてくるのは脅しに他ならないし、それで利益を得ていたら詐欺とも言えます。

お店側としては対応力が求められますが、正当なクレームかそうじゃないかを見極めて、時に毅然とした態度で対応することも大事なんですよね。

悪質クレーマーに屈してしまえば、また付け込まれる可能性もあるのですから。

10、店側が対応できない事を求める

悪質クレーマーは、店側が対応できないことを求めてくることもあります。

土下座を要求するのだって、本来対応出来ないことです。

クレーム事例には、windowsPCを購入したお客様から、調子が悪くて問合せがあり、最終的には「windows作ったヤツ呼んで来い!」と言われたというものもあります。

対応できるはずもありませんよね。

考えれば分かることです。

また、ケーキ屋で「なんで天ぷら売って無いの!?」と言われたという信じられないクレームも。

ケーキ屋に天ぷら…どう考えても無理があります。

中には「うちの子可愛いでしょ。パフェが好きだからサービスして」なんて要求も…。