あなたの周りに徳の高そうな人はいますか?
お坊さんや神主さん、人望の厚い先生など、思い浮かべればきっと一人はいると思います。
徳のある人たちは、いつも人から慕われていて、心にも余裕があるように見えますよね。
そんな徳のある人に自分もなりたい!という人のために、徳を積むための18個の所作についてご紹介します。
徳を積むためにやりたい18個の所作
徳というものは、努力して身につけるものです。
しかし、技術のように何度も練習を重ねて身につくものではなく、また人から「こういうものだよ」と教わって理解出来るものでもありません。
徳のある人になりたいと思ったら、あれこれと努力をするのはもちろんですが、最終的には自分で悟りを開くしかありません。
「悟りを開く」と聞くと、なんだかとても難しいことのように思えますが、実はそうでもありません。
何故なら、「どうやったら徳が身につくか」と考えていること自体が、徳のある人になるための第一歩をすでに踏み出しているからです。
では、悟りを開くために行うべき具体的な行動について以下にご紹介していきます。
1. 誰に対しても平等に接する
徳のある人は、基本的には誰に対しても平等に接します。
善人悪人関係なく、根本的には同じ人間として接しますので、「あの人は性根の悪い人だから」「あの人は犯罪者だから」などと偏った見方は一切しません。
周囲の人たちがある人に対して悪く言っていたとしても、もしかしたらただ風評が悪くなっているだけで、実際には本人は悪い人ではないのかもしれませんし、周囲の環境によって悪い人になってしまったのかもしれません。
しかし、偏見が入ってしまうと、そういった「もしかしたら」の可能性が見えなくなってしまい、一方的にこちらの価値観で相手を判断してしまうことになります。
しかし、徳がある人は決して偏見で相手を見ることがないため、接する人の良いところを上手に見つけることが出来ますし、相手の性格や行動によって差をつけることもありません。
だからこそ誰に対しても平等に接することが出来るのです。
もしあなたが平等さを身につけたいと思ったなら、まずは相手の本質を、周囲の評価や見た目の印象などで決めつけないように意識することから始めましょう。
2. 時間を無駄にしない
徳のある人は、時間を無駄にすることがありません。
ただのんびりと過ごしているように見えても、その行動には何かしらの意味があります。
また、時間を無駄にしないというのは、隙間時間をぎちぎちに埋めてしまい、忙しなく動き回ることではありません。
まったく時間に余裕がなくなってしまうと、忙しさに心の余裕までなくなってしまうということを、徳のある人はよく理解しています。
そのため、もし徳のある人がただ何もしていない時間を過ごしているとすれば、それは気持ちの入れ替えや、リフレッシュをする必要があってそうしているのかもしれません。
もしくは、のんびりしているようで、頭の中ではあれこれと物事を考えているのかもしれません。
徳のある人になりたいと思ったら、時間配分やどんなことに対して有効に時間を使うべきかをまず考えるようにしましょう。
それを繰り返すことで、その内上手に無駄なく時間を過ごせるようになっていきます。
3. 自分の感情を上手くコントロールする
徳のある人にも、当然喜怒哀楽の感情はあります。
許し難いと思えることがあれば怒りますし、また悲しいことがあれば涙を流します。
普通の人とまったく変わらない感情を持ち合わせていますが、徳のある人は上手に自分の感情をコントロールしています。
その場その時に合わせて、例え理不尽なことがあっても怒りを表すことなく笑顔で対応出来ますし、とても辛いことがあってもそれを周囲には漏らしません。
そのため、周りの人たちは後になって、「えっ、あの時ってあの人にはあんなことがあったの!?」と驚くこともしばしばです。
大人になるにつれて、誰しもある程度は自分の感情をコントロール出来るようになります。