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徳を積むためにやりたい18個の所作(続き6)

人の話す内容は、自分では思いもつかないようなこともありますので、その分こちらもたくさんのことを学ぶチャンスを得られます。

人と話をする際には、無駄と思わず相手の話からなるべく多くのことを学ぶ姿勢を身につけましょう。

18. 目標を高く持つ

目標は常に高く持つようにしましょう。

もしあなたが徳にある人間になりたいと思ったなら、それをあなたの中の「目的」にします。

そして、目的を達成するために、いくつかの目標を定めましょう。

その目標は、目的を達成するまでの筋道になるようにします。

例えば目標の内容は、「毎日10個は善行を積む」「一日の終わりに今日話した相手から学んだことをまとめる」など、どれも徳に繋がることにします。

とはいえ、これらの目標はまだ小さなものと言えるでしょう。

目標はある程度、自分が努力をしなければならないくらいに高く持った方がいいでしょう。

そうすることで、目標に向かって真っすぐに努力をすることが出来ます。

また、目標を達成出来た時には、必ず何かしらの自分にとってのご褒美を用意しておきましょう。

そうすることで、モチベーションがさらに上がります。

徳とは?

「徳」を辞書で引くと、「精神の修養によってその身に得た優れた品性や人徳」という意味になります。

すなわち、本人の精神的な修練によって得た素晴らしい品性を意味し、徳のある人の人格は周囲からはとても高く評価されます。

哲学や思想でも、この徳を積むことで素晴らしい人間性を得られるとしており、理性ある人間が目指すべき理想の人物像とも言えるでしょう。

そして、徳を積んだ人は大なり小なり注目され、多くの人の良い話題となります。

中国が三国時代の頃、蜀漢の初代皇帝となった劉備玄徳という人物がいましたが、この人物は「大徳」として今も歴史に名高い存在です。

それは劉備という人物がただ初代皇帝になったというだけではなく、その身についた徳の高さから後世にもなお理想の人として語り継がれているのです。

徳を積むとどうなる?

徳を積んだ人は、素晴らしい品性や人格を得ることが出来ます。

そしてその徳は、周囲の人たちをも惹きつけます。

徳を積んだ人が自ら人を集めたわけではなく、自然と周りに人が集まってくるのです。

それほど徳の高さは周囲の人たちにとっても良い影響を及ぼし、また人から求められるものなのです。

実際に徳を積むと、具体的に人生がどのように変わってくるのでしょうか。

1. 自然と良い人間関係に恵まれる

徳のある人は、誰に対しても平等です。

相手が善人だろうと悪人だろうと、その人の本質に目を向けるため、その人を取り巻く周囲の出来事で相手を判断したりはしません。

しかし、正しくない意見や誘いには断固として拒絶の意を示します。

相手を拒絶するのではなく、あくまでも正しくないことだけを拒絶するのです。

それを繰り返していると、自然と周りの人間関係は良くなっていきます。

自分に悪い誘いをかける人間はいなくなり、いつしか自分と同じような正しい思想を持った人や、人格者が集まるようになります。

本人が意図したわけではなく、徳のある人に惹かれて周りが自然と集まってくるのです。

そうした良い人間関係に恵まれると、さらに豊かで実りのある人生の時間を送ることが出来ます。

2. いつもタイミング良く事が進むようになる

幸運というものは、日頃の善行の積み重ねで訪れやすくなります。