そのため、まずは前向きなものの考え方が出来るように努めましょう。
少しずつでも良いのでそれが出来るようになってくると、自信がついて顔にも自然な笑顔が表れやすくなります。
自然な笑顔が出来るようになったら、今度はいつも笑顔でいるように心がけましょう。
笑顔は人を安心させ、笑顔のあるところに周りの人たちも集まってきます。
11. 人に親切にしても見返りを求めない
「情けは人の為ならず」ということわざがあります。
これは、「他人に情けをかけることで、回りまわって自分も誰かに助けてもらえる」という意味のことわざですが、それを期待して人に親切にしないように心がけましょう。
誰かに親切にすると、どうしてもその見返りを求めてしまいがちです。
例えばボランティアで清掃活動や誰かの手伝いをしたときに、相手から物理的な見返りを求めることはなくても、感謝の気持ちを示して欲しい、と考えてしまうことはあります。
「相手のためにしてあげたのだから、ありがとうの一言は欲しい」と思ってしまうこと自体が無償のものではないですし、また相手によっては一方的な押し付けの感情となってしまいます。
そのため、日頃から親切をしても、それに対する見返りは求めないようにしましょう。
例え親切にした相手に邪険な態度を取られても、「それでも相手のためになっただろうからいいや」と思えるように、自分に言い聞かせましょう。
言い聞かせずに、自然とそう思えるようになれば、かなり自分の中の徳は積まれていることでしょう。
12. 物事を客観的に見て考える
物事を主観的に見ていると、どうしても自分の感情で判断し、決めつけてしまいがちです。
物事や相手の一面だけを見て、「これはこうだ」「あの人はああだ」と考えている内は、客観的に物事を判断することなど出来ません。
そのため、日頃から物事に対してあらゆる角度から見て考えるようにしましょう。
客観的に考える、と言われてもいまいちやり方が分からなければ、とにかく多方面からよく見て観察し、判断するように心がけます。
その癖が付いてくると、自然と物事を見る時に、客観的なものの考え方が出来るようになります。
多方面から物事を見るためには、りんごや定規など、身近にあるもので練習してみるといいでしょう。
例えばりんごを目の前に置くと、正面からは赤い色のりんごとしか見えませんよね。
これが主観的なものの見方です。
それをあらゆる角度から見てみると、「丸い」「すべすべした質感」「後ろ側には傷がある」など、いろんな感想が出てきます。
それが客観的なものの見方ですので、身近なものでそうして客観的な考え方をする練習をしましょう。
【客観的な考え方については、こちらの記事もチェック!】
13. 相手の幸せを心から願う
人は誰しも、基本的には自分のことが一番大事です。
それは必要なことですので、無理に自分よりも他人を愛するように心がけることはしなくても大丈夫です。
自分のことを大事にしながら、その上で相手のことも大事にするようにしましょう。
相手を大事に思うことで、相手の幸せを心から願うことが出来ます。
とはいえ成人君主でもない限りは、親しくもなく、関係性も薄い相手の幸せを心から願うことなどそう出来ませんよね。
ですから、まずは自分の身近にいる存在の幸せを、心から願うようにしましょう。
自分と親しい存在であれば、心からの幸せを願うことはそう難しいことではないでしょう。
いつでも相手のためを思い、相手の幸せになるような手助けをしてあげましょう。
こちらがあえてそれを意識して行っていても、相手がこちらの好意に気付いたとき、関係はきっとより良いものになります。