いつの間にか、「別れ話をしていないけれど、これは実際には付き合っているとは言えない」状態になってしまっている場合もあります。
自然消滅は楽な別れ方ではありますが、どこか思い出したときにモヤモヤする別れ方でもあります。
あまり自分の心に曖昧で嫌な気持ちが残らないようにいした方が良いのではないでしょうか。
また、倦怠期に陥って、どちらかが自然消滅したと思い込んでいた、というパターンは最悪です。
まだ付き合っていると思っていた方の心のショックが大きくなってしまうので、別れ話をするにしても、自然消滅よりは良いでしょう。
倦怠期になると別れ話をするのも面倒くさいかもしれませんが、一番モヤモヤする別れ方は自然消滅なのではないでしょうか。
3. 大喧嘩
倦怠期になると、相手のことがどうでも良くなったかのように感じてしまうことがあります。
そのため、相手の話を聞いていなかったなどの些細なトラブルが生じることになるでしょう。
また、倦怠期に陥っている関係そのものがストレッサーになっていることもあります。
相手との関係がうまくいっていないというストレスを常に抱えている状態なので、少しでも何かきっかけがあると、それは爆発してしまいます。
そこから、普段抱えている不満をぶつけあうような大喧嘩に発展するのではないでしょうか。
これまで喧嘩もしたことがないようなカップルが大喧嘩をして、収拾がつかなくなってしまうこともあります。
大喧嘩が倦怠期を乗り越えるための何かになれば良いですが、いつでもそううまくいくものではありません。
大喧嘩から、相手への気持ちを完全になくしてしまって別れに繋がるということもあるでしょう。
4. 別れ
何度も述べてきていますが、倦怠期を放っておくと、いつか別れにつながるような大変なことが起こる可能性が高くあります。
確かに、倦怠期に陥った関係を直すよりは、別れを選んだ方が楽ですし、そちらの方が気持ちもすっきりするでしょう。
恋人との関係がストレスになっているようなら、きっぱりと別れを考えた方が、本当は健康的なのかもしれません。
ですが、相手との関係を考えたときに、別れたくないという気持ちが少しでもあるのなら、相手との別れを考えるのではなく、相手との関係を改善することを考えましょう。
別れ話をするのは簡単ですが、その前に一度だけ話し合いの場を設けてみてください。
相手がうんざりしているような様子を見せていたら、きっぱりと別れてしまっても良いのかもしれません。
どちらにしても、あまり長く放っておいた倦怠期を直すのは大変なことです。
まだ大丈夫だという方は、別れに繋がる前に恋人との仲を何とか直せないか頑張ってみてくださいね。
6. 倦怠期はつまり「安定期」でもある
ここまで倦怠期について見てきて、少しわかったこともあるのではないでしょうか。
要するに、倦怠期とは相手に対して慣れが生まれてきた時期、つまりは「安定期」なのです。
二人の関係が安定しているからこそ、最初のころの神聖なときめきがなくなってしまっている状態なのです。
決して相手の存在に飽きてしまったから起こる現象ではありません。
倦怠期を「飽き」によるものだと定義すると、二人の関係が崩れてしまうでしょう。
本当は二人の関係は終わってしまったものではなかったのに、飽きているからだと解釈するだけで、何となく脳が納得してしまって気持ちが亡くなったように感じるのです。
ですが、それは間違いです。
面白い現象について紹介しましょう。
目の錯視についてです。
トロクスラー効果といわれるものであり、検索すると実際に体験してみることもできるでしょう。
これは、中心部分を眺めていると、周辺に合ったものがいつの間にか消えて見えなくなってしまっているというものです。
なぜこんな現象が起こるのかというと、脳にとって変化がなかったからなのです。