まずは、食事のたびに自分がどのように食べているのかをちょっと意識してみてください。
自分では知らなかったけど、ずっと口をあけながら食べているかもしれません。
そして、「あ、音でてるわ・・・」ということに気付けるかもしれません。
「この音がみんなを不快にさせていたのか」ということに気づくことが第一歩です。
食事のたびに、音が出ていないか確認しましょう。
最初は意識することがめんどくさくて、「何も考えずにおいしく食事がしたいのに!」とイライラすることもあるかもしれませんが、大事な人や友だちを引き離してしまうことを考えて、ちょっとがばって意識してみてください。
待ち受け画面やメモなどで思い出す
この食事中に音を出さない、ということ意識を持ち続けるために、スマホの待ち受けやメモなどのいつもふと目に入るところに、「食事中に音を出さない」というような注意書きを書いておくのもいいでしょう。
何気ないことをしていて、無意識になっているときにも目に入ってきて、ふと意識することができるかもしれません。
特に、食事中だけでなくていつもガムを噛んでいて「くちゃくちゃ・・・」とやっちゃっている人はそのように常に目に入るところに自分への注意書きをメモ書きみたいにしておくと、意識しやすくてそのクチャラーの癖を治しやすいでしょう。
では、クチャラー矯正をしよう!
「自分はクチャラーだ」と気づくことが改善の第一歩なわけなのですが、このことに気づけた、あるいは気づいてももらったら実際にどのようなことを意識してクチャラーを治していくことができるでしょうか?
自分や周りの人のクチャラー矯正で役立つポイントを見ていきましょう♪
口を閉じて咀嚼する
まず、口を閉じて食べることです。
これを意識するだけで大体の人はクチャラーの問題がなくなります。
クチャラーは、食事をするときに意識せずに口をあけながら噛んでいます。
それをやめましょう。
クチャラーは前歯で食事をする!
クチャラーの人の特徴として、ものを前歯で噛んでいることがあります。
一般的には、人はものを食べるときには奥歯で噛みます。
でも、舌が短かったり、舌の筋肉が弱まっている人の中には口の中の前のほうで噛んでいる人がいるんです。
そうなると、口を閉じて噛むことが難しくなるので、結果くちゃくちゃ音が出てしまうわけです。
どこでものを噛んでいるか、なんてあんまり気にしていなかったかもしれませんが、これを意識して自分のものの噛み方や場所を知ることが改善につながるかもしれません。
奥歯で噛む意識
前歯で噛んでいると、くちゃくちゃという音が出やすくなってしまうわけですので、それを改善するためには奥歯で噛む意識を持てばいいわけです。
これをやろうとすると、長年前歯で食事をしていた人にとってはちょっとぎこちない感じになるかもしれませんが、練習すればすぐに慣れるでしょう。
奥歯でものを噛むには、まず、口に運ぶ食事の量を少なくする必要があるかもしれません。
口に入れたら、奥歯に持っていける(舌で運べる)だけの量を一口として食べましょう。
そうしたら舌で奥歯に運んでゆっくりと噛みます。
その一口を飲み込むまでは口を開けないように意識してみてください。
この時、口呼吸が癖になっている人は「う・・・苦しい・・・」と思うかもしれませんが、ここで鼻呼吸も同時に習慣にしましょう。
口を閉じたままでも、鼻がとおっていれば呼吸はちゃんとできます。
一口分の量を運んだら、口を閉じて奥歯で噛んで飲み込む練習です。
姿勢正しく食事をする
さらに、食事をする際の姿勢にも気を付けましょう。
猫背になっていると、自然と口が開き気味になってしまいます。
逆に姿勢をよくすると、自然と口が閉じやすくなります。
背筋を伸ばして、顎を引きましょう。
それだけで、口を閉じて食事をするのが自然な形になるかもしれません。