突然ですが「マジレス」という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉はカタカナで表現されてはいますが、実は日本語なんです。
一体どういう意味があるのでしょう?
どんな時に、どんなふうに使えばいいのでしょうか?
ご年配の方の中には、マジレスという言葉を聞いたことが無いという方もおられるでしょう。
この言葉を使うのはどちらかというと若い世代の方が多いのです。
それは、マジレスという言葉自体、わりと新しい言葉で、ここ数年で使用されている言葉だからです。
このマジレスという言葉についての意味や使い方などを、さまざまな方向から調べてみることにしました。
マジレスとは
まず、マジレスってどういう意味なのでしょうか?
また誰が最初に言いだして、どうやって広まったのでしょう?
言葉の意味についてお話します。
マジなレスポンスの略
マジレスは、マジという言葉とレスという言葉を足した造語です。
マジというのは、本当とか本気、真剣、まじめというような意味合いがあります。
レスはレスポンスの略です。
レスポンスとは、英語で「応答・反応」という意味があります。
マジレスは、日本語と英語を組み合わせた、いわゆる和製英語とも言えるでしょう。
これらの意味を合わせると、「真剣な回答」とか「本気の返事」「本心からの反応」というような意味になります。
このマジレスということばですが、いわゆる正しい日本語というものではありません。
この言葉はインターネット上で発生した言葉であり、このようなネット用語を「ネットスラング」とも言います。
誰が最初に言い出したかは明確ではありませんが、おそらくはネット掲示板等で派生したものでしょう。
真剣に答えるときに使う言葉
誰かから何かを問われた時に、内容によってはおふざけで返事をしても良いようなものがあります。
もっといえば、ふざけた返事の方が良いというものがあります。
それは、相手がふざけた質問をしてくるときです。
つまり会話のお遊び、ギャグといった感じです。
ギャグにはギャグで返すのが鉄則です。
これについて、真剣に返事してしまうと場がしらけますし、気まずくなりますよね。
しかし、相手が本気で何かを問いかけて来た時に、「マジレス」しなければ失礼にあたります。
マジレスの対義語として「ネタレス」という言葉が存在します。
この言葉もインターネット上で発生したネットスラングで、(笑いの)ネタのレスポンスという意味合いがあります。
こちらは相手の冗談に乗っかる形で返事をする冗談のレスポンスという意味です。
マジレスする時の10個の注意点
マジレスと言う言葉自体が、スラングですので、その意味とは裏腹に言葉自体にあまり真剣さが伝わって来ません。
またわざわざこの言葉を使わなくても「本気の返事」と言えばいいのです。
しかし、ネットスラングやネット用語というのは一種流行ものでもありますので、特に若い世代の方たちはネットスラングを頻繁に使う傾向があります。
このマジレスについて、使い方・マジレスする時の注意点をお話しましょう。
1.話の流れを把握しておく
レスポンスというだけあって、返事の方法はほとんどがネットワーク上でのやり取りになります。
実際に会っているのに「今からマジレスするので聞いてね」というような使い方はしません。
ただ、ネットワーク上でのやりとりは相手の顔が見えない分、相手が何を考えているのか、本当はどう思っているのかなどが非常に分かりにくいというデメリットがあります。
ですので、ネットワーク上でのやりとりについては、いつも以上に話しの流れを把握しておく、自分で理解しておく、意味がわからなければその都度尋ねるというように、聞き手にも工夫が必要なのです。
何も知らずにマジレスしても響かない
当然、いい加減な気持ちや、なんとなく来たメールやLINEを読んだだけで返事をすれば、相手の望むような返答にはなりません。
マジレスすべきであるような内容の文章は、たいていが長文です。
そして、何度も読めば相手の真剣さが伝わってくるでしょう。
相手の文章を読んで「これはふざけた気持ちでは返信できないな」と思ったら、レスポンスする前にもう一度じっくりと相手の文章を読みこむことをおススメします。
また、内容について自分が意見を述べるべきではない、全く関係ない、知らないというような場合は下手に返事をしない方が得策です。
「ごめんなさい。
よくわからないのでお返事できません」とすることこそ、マジレスです。
2.間違ってないことを言う
上記で述べたように、何も知らないのにマジレスするというのはとても危険ですし、場合によっては相手を傷つけます。
人が自分の話を真剣に聞いてくれないときほど悲しいことはありません。
ですので、もし自分が何も知らない、そのことについて詳しくない等思われるのでしたら、返事をしない方が無難なのです。
「申し訳ないけど、私はそのことについて詳しくない、情報が無いのでわからない。
あなたが真剣に話してくれているからこそ、いい加減な返事をしたくない」というように、しっかりと自分の意見を言いましょう。
嘘を言ったり、ごまかしたり、知りもしないで間違ったことを言うことだけは辞めましょう。
間違ったことを言ってしまうと指摘されるかも
もしあなたが、相手に対して適当にあしらおうとして返事をしてしまった場合、当然ですが相手に指摘されてしまいます。
相手は自分に対してマジレスを要求してきているわけですから、内容についてはあなたに話す前に、自分自身で十分にリサーチしているはずで、詳しいのです。
だから、あなたが間違ったことを言っていると、それが間違いかどうかはすぐにバレてしまいます。
つまり、あなたがその案件に対してマジレスしてくれようとしているか、適当に返事してその場を逃れようとしているのかは、相手にはわかってしまうのです。
一度信頼を失うと、二度とその信頼は取り戻せません。
今後相手の方は二度と真剣な話をしてくれなくなってしまうでしょう。
そんなの寂しいですよね。
知ったかぶりは本当に危険です。
気を付けて下さい。
3.ネタかどうかを見極める
マジレスの対義語としてネタレスというのを挙げました。
このことからもわかるように、相手の話をまずは「マジ」なのか「ネタ」なのかを判断することが必要になってきます。
相手の話題がマジな話なのか、ネタなのかを理解した上で、返事として「マジレス」するのか「ネタレス」するのか決めると言う順番になります。
さて、相手の話がネタかどうかは一体どうやって見極めるのでしょうか?
一番わかりやすいのは、「ちょっと相談に乗ってほしい」とか「あなたの意見を聞きたい」というように、真剣な返事を期待する内容、例えば恋愛の相談とか仕事の話などです。
この場合、話の内容がネタであるかどうかは比較的わかりやすいと思います。
しかし、わかりにくいのが、いわゆる「自虐話」です。
自虐話とは、文字通り自分のことをおとしめることでギャグにしてしまうという話です。
主に体格のことや顔のことを持ちだすことが多いです。
ただ、これに関しては自虐ネタなのか本気で悩んでいるのかが非常にわかりにくいのが難点です。
付き合いが長ければ、その人の性格もわかっていますので、ネタかどうかはわかると思いますが、知り合ったばかりの場合は笑うに笑えない場合もあるからです。
本当にマジレスしていいかどうか
そこで、本当にマジレスしてみても良いのかどうかを判断することが重要になって来ます。
マジレスというのは、実は良いことばかりではありません。
真面目にレスポンスすると言う意味ではプラス思考の考え方なのですが、人間には「そこは笑い飛ばしてほしかった」ということが多々あるからです。
なんてややこしいのでしょう!
このように、こちらがよかれと思ってマジレスしてみても逆に傷つけてしまうと言うことが発生することがあるのです。
本当にマジレスして良いかどうかを判断できるのは、ほかならぬあなたしかいませんが、最善の方法はやはりよく相手の文章を読みこむということです。
4.意見をまとめてから発言する
世の中は便利になりました。
昔はネットワークでやり取りできるなんて考えられませんでした。
人類が遠くにいる相手と、意見を交わした最初の方法は手紙です。
そこから電話が発明され、メール、スマートフォンと通信時間という観点から見れば、相手に物事が伝わる時間は短くなりました。
自分が書いた文章を、送信ボタン一つで相手に瞬時に伝わるのです。
これは便利な反面、注意深く行わないと「しまった!」という結果になりかねません。
ですので、まずは自分の意見をまとめるのが先決です。
これも、スマートフォン上でやってしまうと、誤って指先が触れただけで送信されてしまいますので、できれば紙に書き出すことをおススメします。
手書きすることで自分の意見を整理しやすくなります。
言いたいことだけを書き込んでも伝わらない可能性も
さて、よくあるコミュニケーションにおける失敗例ですが、自分の言いたいことだけ言ってしまって満足するというパターンです。
人はどうしても相談されれば嬉しいものです。
さらに、アドバイスや意見を述べる際はどうしても上から目線になりがちです。
相手がいくら相談に乗ってほしい、アドバイスしてほしいといってきたとしてもそれを鵜呑みにしてはいけません。
もしかすると単に話を聞いてほしいだけかもしれないからです。
このような場合、相談に乗ってほしいと言いながらこちらが意見すると「偉そうに」とそっぽを向かれてしまう場合がありますので、注意が必要です。
相手がどういうものを望んでいるのかをよく考えてレスポンスするように心がけましょう。
5.相手のタメになることを伝える
マジレスも普通のレスポンスにもどちらにも言えることですが、相手のタメになることを誠実に伝えるようにします。
間違っても真剣な話題に対して全く関係ないことやふざけたレスポンスをしてはいけません。
それが例え「相手を元気づけようと思った」上でのことであっても、それはなかなか伝わりません。
ですから、内容によっては自分でもいろいろと調べてから返事をしなければならないこともあります。
でも、相手のことを大切に思っていたり、マジレスしたいという思いがあればそんなことは全く苦になりませんよね。
相手のことを考えて伝える
マジレスする上で最も重要なことは、相手のことを考えて伝えること、相手の立場になって考えることです。
この人ならこういう風に言われたら逆に腹立たしく思うだろうなとか、今叱咤激励するよりも慰めの文章を送った方が喜んでもらえる、など相手によっても状況によってもマジレス内容は大きく変わってきます。
つまり、何度も言うようですがマジレスするためには相手との距離がある程度近ければできないということです。
昨日・今日知り合ったばかりの人といくら意気投合したとしても、相手のことを考えるまでには至りませんし、相手をよく知らないのにマジレスなんかできるわけがないのです。
6.相手を尊重する
親しき仲にも礼儀ありという言葉があります。
これは、いくら親しい間柄であっても時と場を考えて礼儀を持って接さなければならないという、コミュニケーションを行う上での教訓のような言葉ですが、マジレスにも同じことが言えます。
まずは、相手を尊重することが大事です。
相手を小馬鹿にしたり、見下したりすると相手はすぐにわかります。
ご自身のケースに置き換えてみてください。
「あ、いまこの人私を見下したな」というのはすぐわかりませんか?自分がされて嫌なことは相手にもやってはいけません。
尊重することで伝わりやすくなるかも
相手を尊重することで、同じマジレスでもずいぶん伝わりやすくなるのは明らかです。
ただし、尊重であってお世辞を言えといっているのではありません。
お世辞はどちらかというと「こう言っておけば相手は機嫌が良いので面倒にならないですむ」というように、人を見下す感覚が少なからず発生します。
相手のことを思いやって尊重しながら丁寧に誠実にマジレスすれば、それは絶対に相手に伝わります。
言葉が上手・下手の問題ではありません。
あなたが相手に対して尊重するという姿勢や気持ちが大切なのです。
7.言い合いにならないようにする
マジレスというのはこちらも本気ですので、しばしば言い合いになることが起こります。
それも真剣さゆえのことなのですが、なにせネットワーク上でのやり取りは相手の顔が見えません。
ですので、ちょっとした言い方でも何だか偉そうに言われている感じがするとか、怒っている感じがするというような印象がある場合があります。
相手の方とちょっと言い合いになってしまったなと感じたら、一旦返信の手をとめて、深呼吸してみましょう。
頭を冷やすのも大切ですし、レスポンスの時間があくことでお互いに冷静になることができます。
その休憩中に相手も、自分のことを思いやってのことなんだなと気づくことができます。
マジレスしても言い返されたりもする
あなたが相手にマジレスしても、言い返される場合があります。
そのようなときは決して腹を立ててはいけません。
相手が言い返す、あなたの送ったマジレスに対して腹を立ててしまう場合はだいたいそれが図星だからです。
人は自分が相談したにもかかわらず、的を得た答えを言われると、何故だか不思議に腹がたってしまうものです。
でも、あなたがもし自分の送ったマジレスに対して間違いない、相手のためを思っての意見であると自信を持っているのなら、謝る必要はありません。
でも、言い合いになることも避けた方が良いので、このような場合はじっと我慢して、少し時間を置くようにしましょう。
言い返した本人は気まずくて、なかなか謝り辛いですし、気持ちが高ぶっている間はマジレスしてくれた人に対して嫌な思いを抱いているかもしれませんが、時間が経つにつれてきっとあなたの真意をわかってくれるようになるでしょう。
8.自分の意見が正しいとは限らない
ここで注意しなければならないのが、あなたの意見が絶対に正しいとは限らないということです。
物事には、さまざまな見解があります。
特に恋愛や人生など形が見えないものについては、10人いれば10通りの意見があるということを知っておかなくてはなりません。
一番やってはいけないのが、他人への押し付けです。
「私が言うことは全て正しい」というようなスタンスで会話をすると、とても横柄に感じられますし、自分が100%正しいなんてありえないからです。
ですので、マジレスする際も、「あくまで私の見解である」ということを文章に付け加えておくといいでしょう。
相手には自分の言った通りにしてもらうのではなく、参考にしてもらう程度にとどめておきます。
なにごとも最後に決めるのは自分自身なのですから。
人それぞれの価値観があることを知っておく
人には人それぞれの価値観というものがあります。
これは育ってきた環境や過ごしてきた年数、環境でもずいぶん違ってきます。
自分の常識は他人の非常識という言葉があります。
自分にとっては当たり前のことでも、他人にとっては当たり前では無いこともあるということです。
ですから、あなたがマジレスする際には、当然自分の価値観で相手に言葉を送るわけですが、それが受け入れられるとは限りません。
もしかすると「バカにしているのか?」と思われてしまうかもしれません。
でも、自分の価値観を相手に合わせることもありませんし、相手の価値観を無理に理解しようとしなくても構いません。
そうしたところで結局互いに無理をしていることになりコミュニケーション自体ができなくなってしまうからです。
9.周りの意見にも耳を傾ける
マジレスを求められている時に、思いついたことをさっと簡単に送ってしまうのもよくありません。
もしあなたが、やろうとしているマジレスについて少しでも迷いがある時はなおさらです。
そんなときはすぐに返事をせずに、周りの意見も聞いてみるのも方法です。
もちろん、相談内容の詳細は他人に言ってはいけません。
「もし自分がこういう場面に遭遇したらどうするか?」というアバウトな雰囲気で他人に意見を求めてみましょう。
もしかすると、思ってもみなかった解決方法が出現してくれるかもしれません。
自分に置き換えて考えてみましょう。
もしあなたが何かに迷ったら、いろいろな人の意見を聞きませんか?一人の意見だけを聞いてピンとくることも確かにありますが、いろいろな人の意見を聞いて総合的に判断して、最終的判断の材料にしますよね。
自分を正当化してしまうと良くない
間違ったことを相手に伝えてやろうという人は、相手に対して意地悪をしようとする気持ちがあるからですが、マジレスしようとしているのに間違った意見をわざと言おうとする人はいません。
でも、先程も述べましたが100%正しい意見は存在しません。
そのことを念頭においてマジレスするように心がけましょう。
自分は100%正しいとは言わないが、今思っている100%の誠意で接しているのだと言うことを相手がわかってくれればそれでいいのです。
このことを無視して、自分を正当化し、自分の意見は絶対であるという姿勢でマジレスしても、それは意見の押し付けにすぎず、相手には絶対に響くことはありません。
自分を正当化することは確かに気持ちは楽です。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?なぜ相手にマジレスしようと思ったのか初心にかえって考えてみてください。
10.伝えたいことだけ伝えれば良い
マジレスするのに、余計な言葉や説明は不要です。
言葉は時に凶器になりえます。
余計なことやおせっかいなことをすると、嫌がられます。
相手はあなたのマジレスだけを待っているのです。
そこにたどり着くまでの経緯や、あなた自身のプライベートについては特に興味はありません。
マジレスを望んでいる人の心情は、決して穏やかではありません。
とても不安定な気持ちの方が多いですし、情緒不安定になってしまっている人もいます。
気持ちにゆとりがないのです。
このような人々にとって余計な話や長いレスポンスは無駄以外なにものでもないですし、イライラをつのらせてしまいます。
できるだけ的確にシンプルな返事を心がけるようにしましょう。
それもマジレスをする上で重要な思いやりです。
周りに感化されすぎないこと
マジレスをする際には、周りの意見を聞くのは大切ですが感化されるのはよくありません。
周りの意見を聞いて、自分も同じ内容の意見を伝えるのではなく、自分が思っていることを素直に相手に伝えましょう。
10人いれば10通りの考えがあることはお話ししました。
ですから、返事が全員同じと言うのはありえないし、おかしいのです。
もし自分が日頃から何に対しても感化されやすい、自分の意見をコロコロ変えやすい、人のいいなりになってしまうということに心当たりがある場合は、あまり周りに意見を求めない方が良いかもしれません。
さらにマジレスに対して自分では決められない、自分の意見だけを伝えるのは嫌だと言うような場合は、マジレス自体を辞めておきべきです。
マジレスはタイミングが大事
なんでもそうですが、メールやLINEなどのネットワーク上のやり取りは、タイミングが大切です。
特に現在手軽に誰もが使えるようになったLINEというツールは、相手が自分が送信した文章を読んだかどうかわかります。
相手が読んだら「即読」という文字が表示されるからです。
例えば手紙などの紙媒体での返事の場合は、相手にいつそれが届くか、また相手がいつそれを目にするかは予測できません。
でも、ネットワーク上のツールの場合はだいたい相手が文章を読むタイミングをある程度察知できます。
だからこそ、タイミングが大切なのです。
マジレスを相手が受け取るタイミングをある程度こちらが決められるので、そこは慎重にタイミングを計る方がベストです。
すぐにマジレスはしない方が良い
相手が真剣な話題を振ってきた場合においての返事をマジレスと言います。
つまり、話の内容が真剣であれば真剣であるほど、ある程度時間を置いてから返事する方が誠実さが伝わります。
それは、文章を何度も何度も読み直して、自分なりに真剣に考えて、文章も何度も何度も書き直す、そうしているとなかなか簡単にはレスポンスはできません。
ただし、相手にはこちらがマジレスするためにかなりの時間を割いていて、返信が遅れたのか単に忘れていたのかまではわかりません。
ですので、マジレスの前にひとこと「マジレスするにあたって、こちらも真剣に考えたので返事が遅くなった」等、補足することをおススメします。
相手の状況などを詳しく聞いてからマジレスする
また、すぐにマジレスする前に相手の状況を詳しくリサーチしてからする方が良いでしょう。
もちろん相手に直接状況を聞くのも良いですし、親しい人からそれとなく聞き出すのも良いです。
タイミングが大切であることは先程お話しましたが、相手の状況をよく把握してからでないと、トンチンカンなマジレスになってしまう場合があります。
一旦相手の文章を読んで状況が垣間見れない場合は、もう一度読む。
そうすると、相手の状況パターンがいくつか考えられると思うので、相手にそれを確かめることもできます。
マジレスを求められているのに、自分の状況を教えないということはまずありません。
相手の状況を確認することは悪いことではありませんので、詳しく聞いてからレスポンスするようにしましょう。
相手から求められるまではマジレスしない
これはとても大切なことですが、最初にちらっとお話しましたように、真剣な話題を相手が送って来た場合でも、あなたにそれに対して意見、つまりマジレスを求めているのか単に話を聞いてもらいたいだけなのかは人それぞれです。
もし話を聞いてほしいだけの人にマジレスすると、相手が不愉快になることがあります。
マジレスはどうしても、説教じみた文章になりやすいので、相手からすれば「あんたに説教してもらいたくて話したんじゃないよ」となるわけです。
ですので、相手から「どう思う?」とか「意見聞かせて」と言われない限りは、マジレスしない方が無難です。
それも、相手と長い付き合いである場合は、ある程度予想はできますが普段あまり会わない人や知り合って間もない人の場合はなかなか予想することができません。
マジレスするかしないかじっくり判断することが大切です。
相手が話をしている最中にすると失礼になることも
人は、自分の話を遮られると嫌悪感を抱くものです。
自分が話しているのにそれを遮ってかぶせられたらとても腹立たしく思ってしまいます。
メールやLINEのやり取りでは、こういうことは無いですが、実際に会って話している時には十分注意が必要です。
まずは、相手の話をとりあえず最後まで聞く。
その代わり相槌を打つのを忘れてはいけません。
一番難しいのは電話です。
相手の顔が見えないから表情で読み解くわけにいきません。
しかし、互いに通話できるので、気を付けないと相手の話にかぶせてしまう危険があるのです。
相手の話を遮らないように、適度なタイミングで相槌を打つ。
これをすることで、話を真剣に聞いてくれているのだと言うことが相手に伝わります。
相手の話がひと段落ついたら、一呼吸置いて、「お話を聞かせてもらってあくまでも私個人の意見だけど」というように前置きして話すようにしましょう。
メールやLINEはじっくり返事を考える時間が与えられていますが、実際に会って話している場合は、自分に考える時間はありませんものね。
まとめ
いかがでしょうか?マジレスはネットスラングで、最近できた言葉です。
若い方を中心によく使われている言葉ですが、使い方やタイミングに一応決まりはあるようです。
今までマジレスと言う言葉を使ったことが無かった方も、どういうものかおわかりいただけたと思います。
言葉を使ったコミュニケーションは人類に与えられた方法です。
しかし、昨今インターネットの普及により、上手にできなかったり、内容が薄いものになってしまったりと弊害もあります。
しかし、いくらネットワーク上であってもコミュニケーションには違いありません。
人々の会話の根本は優しさ・思いやりなのではないでしょうか?
あなたがもし、今後「マジレス」を相手から求められたら、姿勢を正して、まずはマジレスすべき内容かどうかを判断して、相手のことを考えた思いやりのある愛情深いマジレスをしてくださいね。